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【取引所】CROSS Exchange その特徴を徹底チェック!(2/4)- 取引マイニング

2018/10/26 金曜日

仮想通貨取引所は驚くほど沢山ありますが、私が今まで多くの取引所のホワイトペーパーに目を通して特に優れているなと思った取引所にCROSS Exchangeがあります。

取引所オープンに先立ち、これから何回かにわたってその内容を徹底解説します。

第2部では、CROSS Exchangeの取引マイニングについてお伝えします。第1部がまだの方は「CROSS Exchangeの全体像」をご覧ください。

取引マイニングとは?

取引マイニング(英語ではTransaction Mining)とは、トランザクション(=取引)を起こした人に報酬を出す仕組みです。

なぜ取引所はトランザクションにこだわるのか?

それは、取引所の価値とはトランザクションの量といっても過言ではないからです。トランザクションの量というのは、取引の量、すなわち売買高ともいえます。もちろんそれが大きければ大きいほど良いです。

これは利用者の立場になってみれば容易に判ります。取引には必ず2者が必要になります。もし自分が買い手であれば、買いたい物を売ってくれる人が必要です。逆に、自分が売り手であれば、売りたい物を買ってくれる人が必要です。自分の取引の相手方になる人が多ければ多いほど、取引が成立する可能性は高くなります。

だからこそ、取引所は自分たちのところの売買高が増えるように努めます。

そのための答えが取引マイニングになります。取引を発生させると報酬が得られるため、取引が活発になることが期待されるのです。

ちなみに、取引マイニングはFCoinが世界で初めて取り入れました。

先駆者の失敗

前述のように、CROSS Exchangeは取引マイニングの分野では先駆者ではありません。後発の立場として、先駆者がうまくいかなかった点を改良しています。

まずは、先駆者の例としてFCoinのチャートを見てみます。このチャートはFCoinの取引所トークンであるFTのUSDT建てチャートです。

FT/USDT 2018/10/25時点 日足チャート

FT/USDT 2018/10/25時点 日足チャート

凄まじいバブルチャートなのが一目瞭然です。

2018年5月31日に 0.156 USDT の価格から取引開始されたFTは、6月13日に 1.257 USDTの価格を付け、その後は一直線で下落しをしていきました。僅か14日で8倍になったFTは、10月25日時点に取引開始時の3分の1になってしまいました。

なぜ、このような結果になってしまったのか?

それは、FTをマイニングするためだけの自己売買が横行し、取引マイニング開始から2か月程度でマイニングが停止してしまったからです。

しかし、本来このような仕組みは持続する必要があります。

CROSS Exchangeの取引マイニング

CROSS Exchangeでは、先駆者の教訓を生かし、持続性がある取引マイニングの仕組みが導入されます。

特長

CROSS Exchangeの取引マイニングでは、取引所利益の最大80%を還元し、取引所のエコシステムを拡大して健全化させることを意図しています。先駆者と異なり、できるだけオープンソース化してプラットフォームを開放し、過剰な取引マイニングが起きず、一部の人に収益が集中しないようにします。

CROSS Exchangeでは、取引マイニングの報酬にXEXトークンを採用します。

XEXにはマイニングの採掘難易度(Difficulty)が設定されていて、その時の取引所の売買状況により変動します。そのため、沢山取引したからといって必ずしも沢山マイニングされるとは限りません。

このような仕組みがあることで、過剰にマイニングされることを防ぎ、長期でマイニングが継続される仕組みが備わっています。

XEXは、発行上限が100億枚になります。そのうち、50億枚はマイニングされユーザーに還元されると同時に、同数のXEXが運営側に発行されます。運営側に発行された40%がXEXファンドに自動的にプールされていきます。

XEXファンドは、保有しているXEXから受け取る配当を使い、市場からXEXを買い上げてバーンしたり、ユーザー還元への原資に利用したりします。BinanceのBNBのように厳密な使途が決められているものと異なり、CROSS Exchangeの場合はファンドなので、ユーザーへの還元を他所より柔軟に運用できるという強みがあります。

XEXファンドが保有するすべてのXEXは、取引マイニングが完了する(=マイニング可能な枚数がなくなる)までロックアップされます。最終的にロックアップが開放されるとき、XEXファンド資産の使い道はコミュニティに委ねられます。

このように、XEXファンドではCROSS Exchangeの流動性を高めることに注力し、エコシステムの価値向上に注力していきます。

トークン割り当てと配当

CROSS Exchangeでユーザーが取引すると、マイニング計算式(詳細は複雑なので割愛)に基づき、XEXがユーザーに還元されます。還元のタイミングは、1時間ごとになります。

マイニングの採掘難易度(Difficulty)は1時間ごとに変動するようになっているため、1時間あたりに取引した量が一定だとしても、毎回同数のXEXが貰えるわけではありません。

また、CROSS Exchangeは毎日の取引所収益を、XEX保有者全員で分配します。

配当される通貨は取引所収益と同じ通貨になります。例えば、取引所がBTCで収益を得たとしたら、配当はBTCになります。配当は裏で1時間ごとに集計され、翌日に分配されます。

XEXとXCRの違い

CROSS Exchangeでは、既に取引所トークンであるXCRがあります。それではXEXとXCRは何が違うのでしょうか。

大きな違いはトークンの種類です。

XEXは、アセットバックトークン(セキュリティトークン)であり、収益の分配目的で使われます。

それに対して、XCRはユーティリティトークンで、収益の分配はありませんが投票権などの通貨用途として使われます。また、これから構築されるCROSS NetworkのGAS(取引手数料)の役割をします。

共有点は、CROSS Exchangeの取引マイニングが完了した後に、両保有者ともXEXファンドの資産(XEXや配当された通貨)の使い道を決めることができるところです。

次回予告

次回は、CROSS Exchangeのリスティング(上場)について見ていきます。

一般的に超高額といわれているトークンの上場費用は、CROSS Exchangeではどうなっているのか?どういう基準で上場するのか?どういうトークンが上場できるのか?などのテーマをお伝えします。

第3部:トークンの上場

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【インタビュー】第4弾:CROSS 中西氏

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Junya Kato

TOKEN ECONOMISTの管理人、ブロックチェーン専門誌「月刊仮想通貨」「CRYPTO CROWD」の執筆陣。ブロックチェーンプロジェクトでは、QURASのコミュニティマネージャー。 より多くの人にブロックチェーンの未来を感じてもらうべく、先進的なブロックチェーンプロジェクトやイベントのレポートをお伝えしています。 ブロックチェーンの素晴らしさを世に広げたい!!

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