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【取引所】CROSS Exchange その特徴を徹底チェック!(3/4)- トークンの上場

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仮想通貨取引所は驚くほど沢山ありますが、私が今まで多くの取引所のホワイトペーパーに目を通して特に優れているなと思った取引所にCROSS Exchangeがあります。

取引所オープンに先立ち、これから何回かにわたってその内容を徹底解説します。

第3部では、CROSS Exchangeのセキュリティトークンとユーティリティトークンの上場、IEOについてお伝えします。第2部がまだの方は「取引マイニング」をご覧ください。

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セキュリティトークンとは?

CROSS Exchangeではセキュリティトークンを上場します。

セキュリティという言葉の定義

セキュリティトークンと書くと、セキュリティの意味を混同する人が多いので、まずは「セキュリティ」という言葉の定義を確認しておきます。

以下は、goo辞書で調べたセキュリティの言葉の意味です。

セキュリティの言葉の定義

セキュリティの言葉の定義(goo辞書より)

日本国内だと、セキュリティ=安全、防犯という意味で使われることが殆どですが、実は有価証券という意味もあります。

本文中でセキュリティと出たら、有価証券を指しているとご理解ください。

CROSS Exchangeで扱うアセットバックトークン

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セキュリティトークンとは有価証券をトークン化したものを指します。有価証券なので、株式や債券のように金融商品の性格を持ちます。そのため、各国の証券に関する法律に準拠して発行する必要があります。

CROSS Exchangeでは、有価証券の他に物理資産を担保にしたトークンも扱う予定であるため、セキュリティトークンよりも広義な意味でアセットバックトークンという言葉を使っています。モノをトークン化するのはまだ技術的に難しい部分もあるので、まずは従来の有価証券のトークン化が先になるとしています。

現時点で、アセットバックトークンは以下のようなものが想定されています。

  • 株式を担保にしたトークン
  • 土地などの不動産を担保にしたトークン
  • 投資運用商品のトークン
  • 金や銀のコモディティ商品のトークン

CROSSのリスティング(上場)

IEO

CROSS ExchangeではIEO(Initial Exchange Offering)もしていきます。IEOとは、資金調達のためのトークンセールを取引所で行う仕組みです。

IEOの利点を知るには、今までのICOの問題点を把握する必要があります。今までのICOの問題点とは、資金を集めすぎていることでした。

詳しくは、当ブログの過去記事「ICOの資金調達額と時価総額からそのトークンの今後の値動きを考える」をご覧になるとわかりますが、シードラウンド以下の会社がビジネスの実力以上に資金を集めることにより、上場後にトークン価格が大きく下落していき、結局は投資家が痛い目に逢うということがよくありました。

このようなことが起きる原因の1つは、ICOでは株式のIPOように第三者(主幹事証券会社)が時価総額を決めていくのと異なり、プロジェクト自身が自分の時価総額を決めていく点にあります。

IEOでは、取引所もトークンを売り出す側に立つため、基本的には取引所がプロジェクトを査定することになります。取引所という第三者がプロジェクトの時価総額を算定して、IEOでトークンを売り出す量が決定します。仮想通貨による資金調達が、よりIPOに近くなった資金調達方法がIEOなのです。

最もIEOのメリットを受けるのが投資家になります。取引所がプロジェクトを査定しているため、妥当な価格のトークンを買うことができ、今までのような強烈な価格下落のリスクを減らすことができます。

また、プロジェクト側からすると自分たちの価値を可視化してもらうことができます。さらには、もともと取引所が持っているユーザーにマーケティングを展開することができる他、取引所が行うPRに乗っかることもできます。

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ICOしたプロジェクトのリスティング(上場)

CROSS Exchangeでは、ICOプロジェクトの上場手数料が無料になります。

上場にかかるコストすべてが完全無料なわけではなく、プロジェクト側に求められるのは取引所側のエンジニアリング費用(ウォレット準備など)と、最低1BTC以上のXCRトークンの保有が必要になります。プロジェクトが保有したXCRトークンは一定期間ロックアップされ、その後自由に売却することができるようになります。

CROSS Exchangeにおける全体の費用が他の取引所より圧倒的に安くすることができる分、プロジェクトは半年ごとにアクティブユーザーの状況やプロジェクトの進捗を考慮し、上場継続の可否が審査されます。上場を継続する場合は、プロジェクトから継続料を取ることになります。

このように費用を安く抑えている背景として、CROSS Exchangeが新興の取引所なので、これからコンテンツを強化していく必要があるという現実的な課題を抱えているのももちろんですが、そもそもCROSSのエコシステムが価値の交換を目指しているため、上場手数料で儲けていくことが主眼にないということがあげられます。

CROSS Exchangeの場合は、取引マイニングでランザクション(=取引)を起こした人に報酬を出す仕組みになっているため、プロジェクトにとっては自分たちだけでマーケットメイクをするよりも流動性が確保しやすいという利点があります。

次回予告

次回は、CROSS Exchangeが目指す先を見ていきます。

CROSS Exchangeは、最終的に完全自律分散型の取引所に進化をしていきます。そもそも完全自律分散とは何か?そのような点をお伝えします。

第4部:そして完全自律分散の世界へ

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CROSSに関する情報

当ブログによるプロジェクト解説記事

当ブログによる日本側代表者へのインタビュー

【インタビュー】第4弾:CROSS 中西氏

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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