2018年11月17日に、CROSS Exchangeの機関パートナー向けの説明会が開催されました。
このイベントでは、メディアやCROSSプロジェクトの投資家を対象に、CROSSがどのような取引所として展開していくかの説明が行われました。
最後に早期登録によるお得な情報が発表されているので、そこだけ気になる方は「早期登録がお得に」のパートをご覧ください。
CROSS Exchangeサービス説明
今回の説明会は、CROSS Exchangeの中西氏(左)と柿沼氏(右)により進行しました。
CROSS Exchangeの概要
CROSS Exchangeは、アゼルバイジャンの仮想通貨取引所の第1号になります。アゼルバイジャンは仮想通貨に関する法律はまだなく、ライセンスを受けたというよりは営業許可をもらったという立ち位置になるそうです。
現在はアゼルバイジャンだけですが、CROSS Exchangeではこれから韓国とシンガポールで法人を設立し、ライセンス取得に向けて動いていきます。
中西氏によると、もともとCROSS Exchangeは「世界中の価値を交換できればいいよね」という話から始まったそうで、ずっと自分が実現したかったことがついに実現できると、その想いを語りました。
CROSS Exchangeの特徴は、大きく分けて6つになります。
- 取引マイニング
- イノベーション・マーケティング支援
- IEOの実施
- リスティングフィー無料
- 新規市場のオープン
- 仮想通貨デビットカードの発行
取引マイニング
CROSS Exhangeでは取引マイニングを導入します。取引マイニングはFCoinが初めて取り入れた仕組みで、トランザクション(=取引)に対してトークンを付与する仕組みです。
現在の仮想通貨は出口がなく、生まれていくばかりでどん詰まりにあるという背景から、中西氏はその詰まりが爆発するのが2019年であり、そのうちの1つが取引マイニングであるとみています。
CROSS Exchangeの取引マイニングでは、トランザクションを起こすと、起こした人に対してXEX(ゼックス)トークンが付与されます。ちなみに、XEXとはCROSS Exchangeの略になります。
トランザクションを起こすと、支払われた手数料(BTCやETHなど)がスマートコントラクトにより手数料プールに入り、ユーザにXEXトークンが付与されます。そして、プールに入っている資金がXEXトークンの保有比率に応じて最大80%がユーザに還元されます。
XEXの配布と資金の還元のスキームはスマートコントラクトによって実行されるため、運営側は還元量をごまかすことができないようになっています。
取引所において、取引所トークン保有者のインセンティブは非常に重要になります。
CROSS Exchangeの場合は、手数料がXEXトークンという形になって還元されます。さらに、XEXトークンの保有量に応じて配当が入っていきます。もちろん、配当は積みあがっていくものなので、保有期間が長くなればなるほどお得になります。
投資家は、最終的に手数料コストと配当収益を得るほか、保有しているXEXトークンを売却することによる売却益も狙うことができるようになります。
XEXトークンは、合計100億枚が取引マイニングで発行されるようになっています。
取引マイニングで発行された50%はユーザに還元されますが、残りはCROSS Exchangeのファンドやラボなどに還元されるようになっています。
取引マイニングは、配当権利付きのトークンがエコシステム内でどんどん増えていくため、仕組み上は配当権利が希薄化しています。そのため、何もしないと理論的にはトークン価格は下がることになります。そのようなことに対処するために、CROSS Exchangeではファンドの資金を使い、不定期で市場に流通しているXEXトークンを買い上げてバーンしていくことを考えています。これにより、XEXトークンの供給を抑え、価格の極端な低下を防ぐこと行います。
今のところ、取引マイニングについては1年程度でマイニングが終了することを見込んでいます。某取引所のように終了が早すぎるのは良くないと見ています。
IEO (Initial Exchange Offering)
CROSS Exchangeでは、IEOの支援をしていきます。
IEOとはInitial Exchange Offeringの略で、取引所における新規トークンの売り出しになります。今までICOで行っていたトークンセールを取引所でやることを指します。
IEOの支援では、CROSS ExchangeがPRや開発に関する手伝いをします。
CROSSプロジェクトでは、取引所がプロジェクトの手伝いをすることで市場にとって良い影響があると考えています。そのような取引所の方がユーザが集まるため、良いプロジェクトを上場させていきたいと考えています。
また、プロジェクト側からすると上場先が決まった状態でローンチできるので、上場先を決めるために奔走しなくても良くなるというメリットがあります。
アセットバックトークン
CROSS Exchangeでは、アセットバックトークンを取り扱います。アセットバックトークンとは、資産に担保されたトークンのことで、主に有価証券を指します。
有価証券を指すトークンは、一般的にはセキュリティトークンと言われることが多いですが、CROSS Exchangeでは証券以外の資産もトークン化を考えているため、より広義な意味でアセットバックトークンと言う言葉を使っています。
仮想通貨デビットカード
CROSS Exchangeでは、仮想通貨デビットカードを利用することができます。
デビットカードでは、ビットコインのような流動性が高いトークンで現金チャージして、デビットカードでキャッシュ化できるようになります。
デビットカードについては韓国のパートナーとサービスを進めており、12月頃のサービスオープンを目指しています。
現金チャージは、米ドルと香港ドル、ユーロに対応し、為替が生じますが日本円で引き出すことができます。日本だとセブンイレブンのような場所で引き出すことができます。
仮想通貨デビットカードを申し込むとMasterブランドのカードが届きます。カードの申込は有料になり、価格は数千円程度を予定しています。
熟考された取引マイニング
FCoinの取引マイニングで見られるように、取引マイニングコインの価格は一瞬のバブルで終わってしまう傾向があります。そこで、CROSSでは取引マイニングの先行者の反省点を活かし、できるだけユーザに保有させておく仕組みを用意しています。
CROSS Exchangeの取引マイニングでは、クラウドマイニングサービスと似たようにマイニングプランが用意されています。これらのプランでは、XEXトークンをロックアップさせ強制的に保有される仕組みが備わっています。
ユーザは、マイニングプランの手数料還元率を自由に選ぶことができます。100%を還元するプランから最大130%まで還元するプランがあります。
還元率が大きいと入手できるXEXトークンの数量が増えていきます。しかし、その分XEXトークンにロックアップがかかるようになるので、自身の性格や運用戦略から適切なプランを選ぶ必要があります。
また、プランは後から変更することができ、1回プランを変えるとダウングレードすることができなくなります。
実は、このマイニングプランにはマイニングbotが組み込まれており、自動でマイニングしたい金額を決めることができます。
そして、某取引所のように複数アカウントを駆使してマイニングコインばかりを取られるのを防ぐため、取引マイニングができるのはKYCを済ませたユーザに限定させます。これにより、取引マイニングができるアカウントが1人1つに限定されます。
また、11月20日13時から24日までプレマイニングを行い、その間は板を作らないため、価格変動を気にすることなく取引マイニングを行うことができます。プレマイニング期間におけるマイニング数量の上限は全体の5%と決められています。
パートナープログラムの紹介
今回は機関パートナー向け説明会なので、パートナープログラムが紹介されました。
パートナーは誰もがなれるわけではなく、以下のような条件があります。
- インフルエンサー
- アフィリエイター
- メディア
- 事業開発者
- トークン開発企業
- ICOを行ったプロジェクト
要は、仮想通貨が好きでたまらない人が対象になります。パートナーになりたい場合は、機関パートナー応募フォームから応募して審査を受ける必要があります。
特に多くの人が興味があるのがアフィリエイトコードだと思われます。CROSS Exchangeのアフィリエイトでは、一般ユーザーの場合は登録者が初回取引後10米ドルのBTCを付与、機関パートナーの場合はさらに90日間の取引手数料からの還元があります。
また、それより手軽な手段としてSNSによる拡散も含まれています。
ブログやSNSでフォロワーが多い方は、是非CROSS Exchangeに登録してみることをお勧めします。
早期登録がお得に
CROSS Exchangeでは早期登録で2つの特典があります。
11月30日までの実名認証(KYC)と初回取引で10ドル分のBTCをゲット
CROSS Exchangeでは、登録後に実名認証(KYC)10ドル分のBTCがプレゼントされます。
特に取引額の下限がないので、少額取引するだけでも大丈夫なようです。
プレマイニングへの参加権利が得られる
CROSS Exchangeでは、早期にユーザ登録すると取引マイニングのプレマイニングができる参加権利を得ることができます。
プレマイニングとは、マイニングを一般に開放する前に、限られた人だけでマイニングをすることを指します。
プレマイニングには11月20日13時から24日24時まで参加でき、最初の2日間はXCRトークン保有者に限定されます。プレマイニング期間中は、XEXトークンの価格は固定され、5日間でレートが2倍になるように調整されます。
- 11月20日:0.02$
- 11月21日:0.025$
- 11月22日:0.03$
- 11月23日:0.035$
- 11月24日:0.04$
11月25日からXEXが板取引に載り、価格が市場に委ねられるようになります。
早期に参加すると、多めのXEXを得られる他、配当権利も早期に手に入れることができます。また、XEXのキャピタルゲインを狙うこともできます。運営側が意図した価格通りにXEX価格が推移した場合、2倍程度の価格で売却できることになります。
注意点として、プレマイニングまでに実名認証(KYC)を終わらせておく必要があります。
気になる方は今のうちにご登録ください。
CROSS Exchangeに関する情報
当ブログによるプロジェクト解説記事
- 【取引所】CROSS Exchange その特徴を徹底チェック!
- 第1部:CROSS Exchangeの全体像
- 第2部:取引マイニング
- 第3部:トークンの上場
- 第4部:そして完全自律分散の世界へ
- 【ICO】CROSS:ウォレットから直接取引できるハイブリッド取引プラットフォーム
当ブログによる日本側代表者へのインタビュー
【インタビュー】第4弾:CROSS 中西氏
- 第1部:CROSSプロジェクトをやる経緯とは
- 第2部:プロジェクトの全体像とそれを進める選りすぐりのチーム
- 第3部:GuildとCROSS Walletとは
- 第4部:仮想通貨取引所でトップを狙いに行く
- 第5部:これからに向けた想い
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