インタビュー

【インタビュー】CROSS 柿沼・宇原氏 ー自己紹介、日本人になじみがないアゼルバイジャンとは?(1/3部)

投稿日:2018/12/23 日曜日 更新日:

2018年11月20日に、アゼルバイジャンの仮想通貨取引所のCROSS Exchangeがオープンしました。

実際にオープンしてみてどうなっているのか?CROSSの企画開発をしている柿沼光寿氏と、取引所の運営の宇原徳郎氏にお話を伺いました。

第1部では、柿沼・宇原氏の自己紹介と、アゼルバイジャンという国について語ってもらいました。

CROSS 柿沼・宇原氏 インタビュー 第1部

青字:加藤(訊き手)、黒字:柿沼氏、緑字:宇原氏

CROSSの宇原氏と柿沼氏

CROSSの宇原氏(右)と柿沼氏(左)

まずは自己紹介

加藤:まず最初にお二人の自己紹介をお願いします。もともと何をしていたのか?そして仮想通貨と出会ったきっかけについて教えていただけますか?

CROSSの宇原氏宇原:もともとは自分でECの会社をやっていまして、それを5年くらいやってきた中で、とあるスーツケースの企画がありました。スーツケースをクラウドファンディングで作るんです。

ホリエモン、堀江さんの有料サロンがあるじゃないですか。あそこでちきりんさんと堀江さんの対談があって、対談の中でスーツケースってハードの固いスーツケースと柔らかい布製のスーツケースがあるじゃないですか。かっこいいソフトスーツケースがないよねという話が出たんですよ。

じゃあかっこいいものを作れば売れるじゃんと堀江さんが言ったものだから、堀江さんのサロンの中でかっこいいソフトスーツケースをクラウドファンディングで作ろうという案が出たんですよ。堀江さんがプッシュしたこともあって、クラウドファンディングが700%も集まったんですよ。

加藤:700%というのはまたすごいですね!

宇原:ただ、お金集めて作ったはいいものの、売れる人がいなかったんですよ。僕はECずっとやっていたので、これやってもらえませんかと依頼が来て、じゃあうちでショップを作って販売しますよとやりだしました。

面白い企画をやると、堀江さんがツイッターやメディアで拡散してくれたりするんですよね。自分のサロンの宣伝にもなるのでやってくれてると思うんですが、何をやると宣伝してくれるのかなと考えて、ビットコイン決済を入れようとなったんですよ。それが2年くらい前です。

ただ、ビットコイン決済を入れようと思ったのですけれども、その当時ビットコインをまだ全然知らなくて、お金にどうやって替えるのかとか、その辺から勉強し始めてこれ面白いなと思ってハマっていったのが仮想通貨と出会ったきっかけですね。本業から繋がって仮想通貨に入ってきたという感じです。

加藤:中西さんと同じで、ビットコインの実用面から入っていったんですね。投機から入る人が多いので、珍しいですね。続きまして、柿沼さんよろしくお願いします。

CROSSの柿沼氏柿沼:僕の場合は、株とかFXが好きだったので、トレードをしていく中で一昨年にビットコインというものがあるんだということを初めて知った時にものすごい衝撃を受けました。それが地球の裏側で貧しい子供がQRコードを持っているやつを見て、この人に直接瞬時に送れるんだというのがすっごい画期的だと思ったんですよ。

インターネットがこれだけ普及して色んな流通が変わっていく中で、お金の形も確かに変わるんだろうなと感じました。要は、地球の基軸通貨みたいなのが生まれて、今まで国がお金を発行して管理して信用が担保されていたけれども、発行枚数が決まっていて世界中でこれが価値があるというみんながブロックチェーンの仕組みを管理して、価値が担保されるというのはすっごいこれはと思ったんですよ!絶対来るなと!

僕は、ITバブルの時はIT系の仕事をやろうと思って、自分でポータルサイトで飲食店の情報発信の運営をやっていました。その前はアメリカで流行っているものが日本でだいたい10年くらい遅れて流行ってくるので、物販でアメリカにいってこういうものが日本に受け入れられるのでないかというのをずっとやっていました。

大学を卒業してから事業家としてずっとやってきているので、その中で投資でお金を増やすという株とかFXは趣味でやりながら、ビットコインはすごいなと思って自分で運用し始めました。

これだけ時代が大きく変わろうとしているときに、僕の周りの普通のサラリーマンの方は、僕と同じように買っていけば絶対増えるなと思ったんですよ。だって、人を蹴落として自分が儲かるという社会じゃなくて、自分が良いと思って買ったのをみんなが応援して買うことによって、みんなで得するわけじゃないのですか。

僕はアルトコインを研究しだして、XRPやXEMとか去年の前半くらいかな。これ絶対くるんじゃないかなと、ビットコインもすごいけれど、他のコインも1ヶ月で何倍にもなるんだと、じゃあ僕が買ったのを買っておきなーとやっていて、本当に初めて買った人達が僕のコミュニティで去年億り人になった人達がいっぱいいるんですよ!1億以上や2桁億持っている人達が普通にいます。

加藤:この業界で2桁億持っている人って、結構多いですよね。私もよく会います。

柿沼:本当にいるんですよね。僕たちはそういう中で、同じ宇原さんや中西さんだったり、他の役員がいますけれども、より仮想通貨を普及させることに貢献していって、もっとみんなにとって良いものを広めたいと思いました。

例えば、コインチェックとかBinanceが1日に何億の利益だとか、そんなに儲かるならもっと手数料安くしたり、ユーザに還元したほうがいいんじゃないのと、僕たちだったらそういう風にやりたいなと思うんです。そんな感じで、一投資家の立場の目線を考えながらやってきた感じです。

アゼルバイジャンってどんな国?

加藤:日本人からみるとアゼルバイジャンというのはよくわからない国です。これ宇原さんメインになると思うのですが、アゼルバイジャンとはどういう国なのか、実際に現地にいる人間からご紹介いただけますか?

宇原:アゼルバイジャンは、まず一番特徴的なのがものすごい親日の国だということです。独立してからまだ28年くらいなので、国としては若いんですよ。ずっと一党独裁性が続いていて、独裁というとヒトラーみたいなイメージになりがちですが、そうじゃなくて単純に支持率が高いからずっと当選し続けているというだけなんですね。

2年前にオイルが下がるまでは右肩上がりの経済成長を続けてきて、根本にあるのが産油国です。特にオイルに関しては世界で一番品質が良いオイルが採れるといわれています。オイルの値段が下がった時も、アゼルバイジャン産のオイルが一番最後に下がるんですよ。アゼルバイジャン産のオイルが下がるということは、本当にオイルが下がるということです。オイルの埋蔵量は世界5位になります。

柿沼:ここアゼルバイジャンなんですよ。カスピ海ヨーグルトで有名なカスピ海で、トルコの隣です。ロシアが上ですね。

アゼルバイジャンの位置

宇原:僕がアゼルバイジャンに行って一番びっくりしたのが、日本のパスポートが黄門様の印籠みたいなんですよ(笑)出した瞬間にこんにちはといきなり日本語でしゃべりかけられて、とにかく待遇が良くなるんですよ。VIPカードみたいな。空港に入ったところにビザの申請をするところがあるのです。

これは電子化されて2-3ヶ月前になくなってしまったのですが、国ごとにビザの申請料が書いてあるんですよ。日本だけ無料なんですよ。

アゼルバイジャンのビザの価格

加藤:これはすごい特権ですね!

宇原:もともと日本と隣国のトルコが無料だったんですけれども、トルコも有料になったので、今は日本だけなんですね。ていうぐらい親日です。

教育の根幹に親日というのがあって、有名な事件なのですがトルコの客船が和歌山の沖で沈んだという事件が100年前にあって、その時に600人くらい人が亡くなったんですね。一部の人が日本人が頑張って助けたんですね。それで数名ですけれども無事送り返したという、エルトゥールル号事件というのですが、それがトルコの教科書に載っているんですよ。アゼルバイジャンもトルコ民族なので、アゼルバイジャンもそういった教育をされているというのがまず1つ。

さっきも少し言ったのですが、アゼルバイジャンが独立した後に最初に大使館を作ったのが日本なんですよね。大統領が日本に来て、色々なテクノロジーを観たりとか、日本流のおもてなしを受けてすごく感動したらしく、国に戻った時に日本を国交の優先国にするというのを国内で宣言したんですよ。そういうことがあって、日本だけ特別扱いなんですね。

加藤:面白いですね。

宇原:アゼルバイジャンは、国としてはそういう感じなんですけれども、ビジネスをやっていくにしても他国の人が商談にくるのと、日本人がくるのと、まったく入り口から違うので、そういう意味でもかなり有利に働いたということはありますね。

加藤:特別対応なんですね。へえええ!

柿沼:ちなみに街並みはこんなんですよ。電気が有り余っているので、ディズニーランドのように無駄にライトアップしてるんですよ。

アゼルバイジャンの街並み

宇原:一般の電気代も日本の4分の1くらいですね。街中でF1やっていたりするんです。これ知り合いのマンションのベランダから見ている写真です。

加藤:これカーブを曲がり切れずに車が突っ込まないか怖いですね。

宇原:これ3台くらい突っ込んだんですよ。結構角度があるカーブなので、1台は走れなくなりましたね。

アゼルバイジャンの街中のF1

柿沼:(F1の動画を再生して)こんなの見たいわー!

宇原:私はF1に特別興味があるかというとそうではないのですが、さすがにここまで近いとすごいですね。

あと石造りの建物で電飾がついていて夜になるとライトアップされるのですけれど、国策でどこに行っても建物に全部電飾ついているんですよ。街中全部ディズニーランドみたいで、明るいということもあるのですが、治安がものすごく良いんですよ。

日本より犯罪発生率が低いので、夜中に女性や子供で出歩いても大丈夫です。治安は本当に最高です。街中にごみが落ちていなくて、全然きれいです。歌舞伎町の方がよほど危険ですよ。

柿沼:日本人は女性にもてるんですか?

宇原:もてます。マジでもてます!

加藤:向こうって女性は積極的なんですか?

宇原:場所によるのですが、クラブに行ったら売り込みが凄いですね。ちょっと高いホテルに行くと、要は石油王みたいな人たちが泊まりに来たりするわけですよ。金曜日や土曜日の夜に現地の一番高いホテルのバーに行くと、べらぼうにかわいい女性がその辺にうじゃうじゃいて、男が一人で飲んでいると声をかけてきて「私どう?」と聞くんですよ。まぁ、そういう商売なんですよね。

ホテルにはとんでもない金持ちが来て、女性を気に入ったら「ポルシェ買ってあげるよ」とかなるので、そういうのをやっちゃうものだから、ひとつの職業になっているんですよ。そういうのをやるためにホテルの前までポルシェで出勤してくるみたいな感じになっていますね。

そのかわり女性のレベルはべらぼうに高いですね。平日に行ったらいないのですけれども、金土曜日にいったらすごいですね。

加藤:女性事情まで全部記事にしますから、よろしくお願いします(笑)

宇原:はい(笑)ただ、言葉がアゼルバイジャン語なので言葉の壁がありますけどね。

だいたい向こうの人ってアジア人を見ても何人なのか分からないんですよ。日本人って向こうに50人しかないので結構レアなのですが、中国人はいっぱいいるので、まず会った時にニーハオとかアニョハセヨとか言われるんですよ。日本は向こうで"ヤポン"ていうんですけれど、「ノーノーノー!ヤポン!!」というと「オウ!」と言ってめっちゃ喜んでくれます(笑)

加藤:私もクリプトの世界にいると中国人に間違えられるんですよ。やっぱりこの世界におけるアジアのメジャーは中国みたいですね。

宇原:日本人ってわかると、握手してくれとか、一緒に写真撮ろうとかなりますね。ちょっとスターになった気分ですね。

加藤:別に有名人じゃないのに!

宇原:空港で荷物持って歩いていると「コンニチハ」と話してきて、こんにちはと返すととても喜ばれます(笑)

街自体もサービス精神が旺盛で、飲食店だと向こうの人ってお店に入ろうとすると中からやってきてドアを開けてくれるんですよ。高級店じゃなくて安い店でもそうなんですよ。それで、食べていると「美味しいですか?」「どうですか?」とか聞いてくるんですよね。すごい対応が紳士です。

この前マイニングの関係で、日本の電気工事できる人を連れていったのですが、その人もすごい感動していましたね。日本よりずっとこっちの方が対応が良いと言っていました。

加藤:「おもてなしとは何か?」ですね。

宇原:そうそうそう、向こうの方がおもてなしの心あるかもしれませんね。

柿沼:それって日本人だからじゃなくて?

宇原:たぶんね、それは誰にでもそうだと思います。だって、外から入ってくる瞬間にあいつ日本人だって分からないじゃないですか。誰にでもそうなのだと思います。やっぱり接していてもすごい紳士な人が多いですね。ジェントルマンな対応なんですよ、男性は。

次回予告

第1部ではアゼルバイジャンについてお聞きしました。

第2部では、なぜアゼルバイジャンで取引所ビジネスをやるに至ったのか、アゼルバイジャンの仮想通貨事情をお伝えします。

第2部:なぜアゼルバイジャンか?

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Junya Kato

TOKEN ECONOMISTの管理人、ブロックチェーン専門誌「月刊仮想通貨」「CRYPTO CROWD」の執筆陣。ブロックチェーンプロジェクトでは、QURASのコミュニティマネージャー。 より多くの人にブロックチェーンの未来を感じてもらうべく、先進的なブロックチェーンプロジェクトやイベントのレポートをお伝えしています。 ブロックチェーンの素晴らしさを世に広げたい!!

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