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コインマーケットメディア ミートアップ(第2回)レポート

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ブロックチェーンメディア「coin market media(コインマーケットメディア)」主催の第1回目のミートアップが2019年3月31日に開催されました。

筆者はプロジェクト招待で関わったので、その模様をお伝えします。

イベントページ:第2回コインマーケットメディア 国内外の注目のブロックチェーンプロジェクトミートアップ

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CROSS

CROSSは今はCROSS exchangeが全面に出ていますが、そもそもは価値交換のためのインフラを作ろうというプロジェクトです。

生産、流通、保管管理というアプリケーションがあり、その1つがCROSS exchangeということになります。ICOで発行したXCRトークンは、これらのアプリケーション内で流通するトークンです。

CROSSのアプリケーション

CROSSのアプリケーション

開発には、自律分散システムの権威である高橋博士が関わっています。博士は、Suicaのシステムを作った中核メンバーの一人になります。

現在、博士らが開発で関わっているウォレットは、国際自律分散化学会の論文で採択され、現在は技術特許を申請しています。

さらにCROSSでは、サーバレスの自律分散型アプリケーションネットワークを作っており、システムが24時間365日止まらないシステムを実現しようとしています。

自律分散型アプリケーションネットワーク

自律分散型アプリケーションネットワーク

ここからCROSS exchangeの話です。CROSS exchangeは、アゼルバイジャン第1号の暗号資産取引所としてサービスを提供しています。

CROSS exchangeは取引マイニングで有名です。中西氏は、最近仮想通貨の案件が多くて違いを聞かれるとそうです。取引マイニングは、PayPayやLINE Payのように、取引所がポイントバックをしているイメージだといいます。取引マイニングは、実際に取引所から生じた収益をバックしていますが、他の案件はそもそも実業として本当に回っているかはわかりません。

CORS exchangeは、これからはIEOに力を入れていきます。IEOはInitial Exchange Offeringの略で、取引所がブロックチェーンプロジェクトのトークンの売出しをする資金調達方法です。自己申告制のICOと異なり、IEOでは取引所の審査が入るため、顧客はより信頼のおけるプロジェクのトークンに投資する事ができます。

また、これから香港で仮想通貨のプリペイドカードを発行します。カードに米ドルか香港ドルでチャージすることにより、マスターカードが対応しているお店で利用することができるようになります。

カードにはいくつかのランクがあります。ランクにより制限が異なります。これらはまだ検討中の段階で、今後変更する可能性があるという点にはご留意ください。

プリペイドカード

プリペイドカード
※仕様が変更になる可能性あり

SKYHASH

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SKYHASHは、マイナーやマイニングファームに第3世代のマイニングを提供するプロジェクトです。

SKYHASHのメンバーは、早期からマイニングビジネスに参入しており、マイニングマシン製造大手のGenesis Miningなどを取引先として抱えています。

現在のマイニングは、既に限界にきています。ここでマイニングの変遷についてみていきます。

まずは第1世代のマイニングです。第1世代は、CPUやGPUを使ってマイニングしていました。

続いて登場したのが第2世代のマイニングです。第2世代は、ASIC(エーシック)と呼ばれるマイニングに特化した回路を積んだマシンになります。

いずれの世代でも、収益を上げ続けるために必要とされるのは、安価な電力と、それをチューニング、維持管理できる優秀なエンジニアです。これには大きな資本力が必要です。

継続的に収益が取れるマイナーはごくわずか

継続的に収益が取れるマイナーはごくわずか

そして、SKYHASHが提供するのは第3世代のマイニングです。もともと、これらは自分たちのために作ったものになるそうです。

第3世代のマイニングを利用するマイナーは、SKYHASHが提供するSKY-NETというマイニングネットワークに接続します。

SKY-NETを使うことで得られるメリットは、第2世代と比べて大きなマイニング収益をあげることができることです。そのための3つのコア機能がSKY-NETには搭載されています。

1つ目が「Optimize」になります。Optimizeは、マイニングマシンのソフトウェアをブロックチェーンの計算に最適化するものです。今まで有効に活用されていなかった計算領域もブロックチェーンの計算に利用することで、消費電力をあげることなくハッシュレートを引き上げることができます。

Optimizeは、論文が通信分野で権威のある学会であるIEEEで発表されており、CPUマイニングでは平均5.5倍のハッシュレートが確保できたといいます。論文発表に際しては、第三者の査読が必要になるので、この結果は確かなものになります。

Optimizeの実験結果はIEEEで発表済み

Optimizeの実験結果はIEEEで発表済み

2つ目が「O2W-AI」になります。O2W-AIは、市場の未来をちょっとだけ見ることができる機能です。人々がSNSので発信している内容や、マイナーの動向などをビッグデータ処理することにより、24時間後にマイニングするのが望ましい暗号通貨を導き出します。また、O2W-AIはトレードの予測にも使うことができます。

最後が「O2W」になります。O2Wは、マイニングする通貨を一括で切り替えることができる技術になります。マイナーが1万台のマイニングマシンを保有していたとしても、2分程度で全台の切り替えを完了させることができます。

このような3つのコア機能により、SKY-NETを利用しているマイナーはマイニングのパフォーマンスを大きく引き上げることができます。

3つのコア機能

3つのコア機能

SKY-NETを利用すると、マイナーは強制的にRIGcoinと呼ばれる独自通貨(ERC918、マイニング可能トークン)もマイニングすることになります。独自通貨をマイニングしても、既存の暗号通貨のマイニングパフォーマンスに影響は出ません。RIGcoinがSKY-NETの利用料金の支払いに使われ、将来的には用途がそれ以外にも広がる見込みです。

SKYHASHでは、現在ICOを行っています。ICOでは、SKYcoinを販売しており、これは流通できないトークンになります。SKYcoinを持つことで、同量のRIGcoinをプレマイニングする権利がついてきます。

また、RIGcoinをIEOで販売する予定で、取引所は後日発表予定になります。

SKYcoinはRIGcoinのプレマイニング権付きのコイン

SKYcoinはRIGcoinのプレマイニング権付きのコイン

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Keiba Coin

Keiba Coinは、中国の競馬で使う基軸通貨を目指すプロジェクトです。

競馬のビジネスは、一度のレースで巨額の売上がたつといいます。その額は、JRAの普通のレースで平均40億円程度、G1レースだとそれが200億円を超えることもあるそうです。

現在、中国は競馬が盛んではなく、これから力を入れて広げていく段階にあります。

直近では中国の海南省で大規模な競馬施設ができました。しかし、ハードがあってもソフト(ジョッキー、調教師など)面が充実していないと全体が機能しません。そこで、中国ではCRAの(JRAの中国版に相当)が研修プログラムを作り、ソフト面を充実させるための施策をとっています。

海南省にできた競馬施設

海南省にできた競馬施設

Keiba Coinでは、通常5000万-2億円程度の競走馬の馬主権利を5000-1万口に分割して、一口馬主として権利を販売していく予定です。

収益モデルとしては、馬主になったユーザから委託手数料、管理費などの諸経費を徴収するモデルを想定しており、初年度の純利益は7-8億円を見込んでいるといいます。

Keiba Coinの収益モデル

Keiba Coinの収益モデル

これらの仕組にブロックチェーンの要素は薄いですが、ブロックチェーンは国境を超えるため、事業としては有利だといいます。また、一口馬主の権利をブロックチェーンによって売買しやすくなります。

プロジェクトの進捗では、Keiba CoinはWeibo(Twitterの中国版に相当)を使い、最初の半年で40万人の競馬ファンを獲得しました。2019年1月にベンチャーキャピタルを探し、2ヶ月でエンジェル投資を終えています。最終的にはIEOを目指しています。

中国のマーケットはポテンシャルが大きいため、Keiba Coinの価値が上がっていくことが期待されています。

世界の競馬市場規模の推移予測

世界の競馬市場規模の推移予測

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTオーナー。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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