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コインマーケットメディア ミートアップ(第4回)イベントレポート(Azbit / Rexx / CROSS)

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2019年6月15日に「コインマーケットメディアミートアップ(第3回)最新のブロックチェーン× IoT・ゲーム・取引所プロジェクト紹介」が開催されました。

今回はロジャー・バーも登壇し、注目度の高いイベントとなりました。

イベントページ:ロジャーバー登壇決定!世界で展開されるフィンテックビジネスを学ぶ

Azbit

Azbitのアドバイザーとして関わっているロジャー・バー氏は、若い頃に経済を勉強していました。インターネットが繋がっている世の中なのに、国際送金が非常に面倒で、PayPalが登場したときは衝撃を受けたそうです。

ロジャー・バー氏

ロジャー・バー氏

そして、8年前のビットコインの登場は、それを上回る衝撃で、登録も必要なく、送金が邪魔されず、国境も会社も関係なく、これはみんなに知らせなければいけないと思ったといいます。現在、ロジャー氏はBitcoin.comを運営し、スタッフがビットコインのホワイトペーパーを翻訳し、情報発信をしています。

今回紹介するAzbitも、みんなに知らせなければいけない世界を自由にできる会社だと、ロジャー氏は述べました。

ここからAzbitのプレゼンテーションになり、AzbitのCEO&Co-Founderのマックス・ズミトロヴィッチ氏がプロジェクトを紹介しました。

Azbitでは、何百年も続いている古い金融のシステムをブロックチェーンベースにしていきます。ビットコインキャッシュのように、仲介を排除したP2P取引により、安価な手数料で金融サービスを受けられるようにします。

Azbitが開発しているものは8つになります。その多くの開発がかなりの段階まで進んでおり、取引所は2週間以内にリリース予定で、取引ペアにはBCHとEURが採用されます。

Azbitで開発しているサービス

Azbitで開発しているサービス

  • MULTI EXCHANGE:暗号資産(仮想通貨)・法定通貨の取引所
  • CMC.IO:暗号資産(仮想通貨)や取引所のリアルタイムランキングサイト
  • AZ.WALLET:カード型のウォレット
  • AZ.CHAIN:独自ブロックチェーン
  • INVESTMENT PLATFORM:コピートレード、シェアトレード、ポートフォリオ管理が可能なサービス
  • AZBIT.ID:Azbitプラットフォームにおける共通ID
  • ELECTRONIC PAYMENTS:デビットカードのAzbit Card
  • AZ.STOCKS:従来の株式マーケットにアクセスできる取引サービス

これらのサービスは、Azbit IDさえあればすべてにアクセスする事ができます。また、Azbit Cardを入手することで、銀行口座がなくても資金をATMからおろすことができるようになり、暗号資産の利便性が増します。

Azbit Card

Azbit Card

Azbitは、既に2年間プロジェクトに取り組んでおり、その半分が達成済みです。既に資金調達のソフトキャップは達成しているため、最低限のサービスは提供できるようになっています。

Rexx

Rexxからは、Rexxブロックチェーンにおける開発会社のカエタルテクノロジーの岡川紘士氏がRexxエコシステムを紹介しました。

最初に、Rexxのプロモーションビデオが流されました。日本発世界へをテーマにした、侍をイメージしたビデオになります。

カエタルテクノロジーは、2018年3月28日に設立し、初期型のRexxチェーンのリリースしました。2019年2月10日にはHello Pay Walletをリリースし、直近では4月20日にREX取引所をオープンさせました。取引所は、フィリピンの経済特区のライセンスに準拠しています。

岡川氏は、Rexxを山手線に例えて説明しました。Rexxはメインチェーンで山手線そのもの。その上に走っている電車はサイドチェーンに相当し、電車にはスマートコントラクトが載っています。

Rexxのメインチェーンには、DPoSとdBFTのアルゴリズムが採用され、3,000 TPSの取引速度を確保しています。エンジニアであれば、誰でも開発しやすい環境が整備されています。

Rexxの特徴

Rexxの特徴

まず岡川氏は、Rexx第1弾のプロジェクトであるactcoinの説明に入りました。仮想通貨は何の役に立つのか、その先に人々の幸せがあるのが大事で、そうじゃないと本物としては残らないだろうと付け加えました。

actcoinは、SDGsをテーマにしたブロックチェーンプロジェクトです。世界的に、これから2030年に向けて地球が持つのかということが叫ばれており、そのための持続可能な開発目標(SDGs)が2015年9月の国連サミットで採択されています。

actcoinでは、SDGsに貢献する良いことをするとそれがブロックチェーンに書き込まれ、actcoinをもらうことができます。これにより、個人の貢献活動を見える化することができます。

actcoinの見える化

actcoinの見える化

actcoinの反響は大きく、国連や財務省から声がかかったり、講談社のFRAUやダイヤモンドオンラインで取り上げられたりしています。

Rexx第2弾のAMATERASでは、身近にあるパチンコやスロットの実機を、IoT(モノのインターネット)を使い、スマートフォンから遊ぶことができます。スマートフォンさえあれば、いつでもどこでもアミューズメントを楽しむことができ、遊んだ結果は暗号通貨のAMATERASで蓄えられ、景品交換もできます。パチンコ屋に行かなくとも、トイレの中で遊べるのが売りだと、岡川氏は冗談交じりで語りました。

AMATERASは、モバイル回線により0.1-0.5秒のタイムラグがありますが、5G時代になるとリアル環境とほぼ同じになるとされています。

AMATERASスマホと実機

AMATERASスマホと実機

最後に紹介されたのが、EICというクラウドマイニングのプロジェクトです。ビットコインのマイニングマシン、Antminer S9を使い、中国の水力発電を利用した電気代が易い場所でマイニングをしています。電力の単価は7円/kWhになり、シミュレーションでは現状はハッシュレートが上がりきっていないので、3ヶ月程度で元本回収できるのではないかといいます。

CROSS

CROSS中西氏・柿沼氏

CROSSの紹介は、XBANK CEOの中西威人氏からです。

取引所が目立っているCROSSですが、その全貌は分散型の価値交換プラットフォームをリアルな世界で行うためのプロジェクトです。現在は、アゼルバイジャン、香港、韓国、日本で活動しており、日本は開発拠点になっています。

もともとCROSSは、みかんとりんごのトークンを物々交換できたら便利だという発想から始まったものになります。

今後は多くのものがデジタルアセット化されていきます。暗号資産(仮想通貨)に限らず、既存の証券を価値交換したり、保全できるのがCROSSプロジェクトの根底にあります。

CROSSのサービスを利用するのに必要なのはインターネットだけで、インターネットで金融が作れるということは、金融の分散化が起きていくことだと中西氏はいいます。金融の分散化では、すべてがインターネットを介するため、スマートフォンを通して取引を行います。それらのアプリケーションサービスで利用するのがXCRトークンになります。

CROSSは金融を分散化させる

CROSSは金融を分散化させる

CROSSでは、直近で自律分散型のセキュアシェアリングウォレットを開発しました。既に設計図ができている段階で、あとはアプリケーション設計になります。

通常のウォレットは自分が秘密鍵を持っており、これが盗まれたら不正送金されてしまいます。ウォレットでは、電子割符と自律分散型のセキュア技術を使い、さらにSOAと呼ばれる独自技術を通じて、秘密鍵を秘密分散で誰かの端末に預けます。さらに、秘密鍵の保存先は毎回ランダムであり、ハッキングが困難になります。仮にハッカーがデータを盗んだとしても、データが分断されており、復元はできないといいます。これにより、暗号資産ウォレットにおける秘密鍵を保存するためのストレスから開放される見込みです。

セキュアシェアリングウォレット

セキュアシェアリングウォレット

ウォレットは学会のIEEEで発表されており、論文は「Secure Sharing for Cryptocurrency Wallet in Autonomous Decentralized Multi Layered Cache System」(87ページ、PDFファイルの116ページ)で見ることができます。

CROSSは、他のプロジェクトと圧倒的に違うといいます。それは、中西氏が日本最大の仮想通貨投資コミュニティをやっている経験から、うまくいっているプロジェクトや値上がりする暗号資産について見てきた結果、CROSSには優位性があるとみているからです。

CROSSの優位性

CROSSの優位性

続いて、CROSS exchangeについて柿沼光寿氏からです。柿沼氏は、まずCROSS exchangeの優位性を語りました。

CROSS exchangeは、取引マイニングで収益還元を行う仕組みが備わっており、手数料を1,000円分支払うと、1,000円分のXEXコインがもらえるようになります。さらに、それを持っているだけで取引所収益の最大80%が毎日保有者に還元されるようになっています。

また、柿沼氏はセキュリティ面にも触れ、9割以上をコールドウォレットに入れ、残りの1日の出金分をホットウォレットに入れており、マルチシグを使って出金しています。また、顧客の資産は分別管理され、毎日照合されています。

つまり、CROSS exchangeはセキュリティにこだわっており、取引手数料が実質無料で収益還元があるということです。

現在CROSS exchangeのプラットフォーム収益は1日1億円程度になります。また、現状のXEXコインは価格をあまり下げていません。これについて、柿沼氏はXEXのロックアップ比率が高く、ロックアップ率が高い理由は還元率が良いからだといいます。

また、100万円を取引マイニングを使って運用した場合のシミュレーションが示され、1ヶ月で198万円程度に増やすことができる内容を示しました。これは取引所の収益を還元しているだけなので、無理のない仕組みで回っているといいます。

100万円を1ヶ月運用した場合のシミュレーション

100万円を1ヶ月運用した場合のシミュレーション

これからCROSSでは、取引所のレバレッジ取引が始まり、カードやウォレットも始まります。柿沼氏は、今は序章でしかないので、是非CROSSを皆さんの資産を増やすツールの1つとして活用していただければと思いますと、説明を締めくくりました。



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Junya Kato

TOKEN ECONOMISTの管理人、ブロックチェーン専門誌「月刊仮想通貨」「CRYPTO CROWD」の執筆陣。ブロックチェーンプロジェクトでは、QURASのコミュニティマネージャー。 より多くの人にブロックチェーンの未来を感じてもらうべく、先進的なブロックチェーンプロジェクトやイベントのレポートをお伝えしています。 ブロックチェーンの素晴らしさを世に広げたい!!

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