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IMO ExchangeのIMOは実際に儲かるのかを検証

投稿日:2019/9/28 土曜日 更新日:

2019年10月06日追記:最新データを反映させました

IMO Exchangeという取引所が立ち上がり、IEOに変わる資金調達手段IMO(Initinal Model Offering)がリリースされました。

筆者自身は、仕組みを聞いている限りでは、IMOに参加した初期投資家は高確率で儲かるような印象を受けていました。そこで、既に何回かIMOが実施されたのを機に、データからみて実際に儲かるかを検証してみました。

IMO Exchangeについての詳しくは、以下のページをご覧ください。

IEOに次ぐ新たな資金調達方法IMOを提供する「IMO Exchange」

IMOとは? ー IMOの特徴について確認

まずはIMO(Initial Model Offering)の特徴を確認していきます。IMOは、取引所を使ったIEOにかわる資金調達手段とされています。

IMOの仕組み

IMO全体像

IMOでは、資金調達とほぼ同時にトークンを上場させます。これは、今まで資金調達の後にトークンを上場させるという常識を破った仕組みです。

具体的には、投資家は資金をIMOウォレットに入れ、IMOウォレットから売り出されるトークンを購入します。購入したトークン90%にはロックアップがかかり、保有日数とアフィリエイト紹介額の大きさに応じてロックアップが解除されていきます。投資家は、ロックアップが解除された分のトークンをウォレットから取引所に移すことにより、トークンを売却することができます。

IMOは複数回行われ、その回数は従来のIEOとは比べ物にならない多さになります。既にIMOが実施されているHealth Care Ecosystem(HCE)やIMO Platform token(IMO)では、365回のIMOが予定されています。その分、1回あたりのIMOの調達額は小口になります。

IMOによる資金調達とほぼ同時に、IMO取引所ではトークンが上場され売買できるようになります。上場されているトークンは、資金調達された資金の一部を使いバイバック&バーンされます。

これにより、理屈上は取引所側のトークン価格は上昇しやすくなります。その仕組みから、同じトークンでも取引所の価格とIMOの売出し価格には必ず差が出てきます。ざっくりと、以下のようなイメージになります。

取引所の価格とIMOの売出し価格のイメージ

取引所の価格とIMOの売出し価格のイメージ

IMOの初期は、トークンの流通量や売り圧力が少ないため、取引所の価格は高く保たれやすくなります。そして、IMOの回数が重なるにつれて、トークンの流通量や売り圧力は増していきます。しかし、取引所に上場されているトークンはバイバック&バーンが継続的に行われているため、仕組み上は価格は緩やかに上昇していきます。

時がたつにつれて、プロジェクトはIMOの売出し価格を徐々にに上げていき、1回あたりのIMOの調達額を増やしていきます。

上記のIMOの仕組みをみると、それぞれのメリットが見えてきます。投資家側とプロジェクト側のメリットは、それぞれ以下の通りになります。

投資家側のメリット

  • トークンを買ってからしばらく売却できなくなるリスクを回避できる。
  • 仕組み上、初期投資家であれば儲かりやすい。

プロジェクト側のメリット

  • 投資家はすぐにトークンを売却できるため、今までであればトークンを売却できない状態が長期に渡った場合に投資家からくるクレームを回避できる。
  • 資金調達を長期に渡って実施できるため、IEOより多くの資金を調達することができる
  • 仕組み上、上場してからトークン価格がすぐに暴落する可能性は低いため、トークン価格の観点で投資家からの信用を作りやすい。

IMOに参加するにはIMO Walletのアカウント開設が、IMOに参加して手に入れたトークンを売却するにはIMO Exchangeのアカウント開設がぞれぞれ必要になりますので、ご注意ください。

IMO ExchangeのIMO参加方法

IMOは本当に儲かるのか?

さて、ここからが本題です。IMO Wallet/Exchangeでは、Health Care Ecosystem(HCE)やIMO Platform token(IMO)のIMOが現在進行系で行われています。

それでは、IMOの売出し価格と取引所の価格を比較してみます。比較を簡略化するために、取引所の価格はIMOが実施された日の終値を採用します。

データの見方について注意点をいくつか書きます。

USDMとはIMO Exchange独自のUSDベースのステーブルコインで、1 USDM = 1 USDT =1 USDという捉え方で差し支えありません。また、倍率は取引所の価格がIMOの売り出し価格の何倍になっているかを表したものです。USDTとUSDMの細かいレート差は考慮していません。

Health Care Ecosystem(HCE)の価格検証

HCEは、本記事執筆時点でIMOが26回実施されています。

回数 IMO実施日時 IMOの売出し価格 取引所の価格 倍率
1 2019年9月9日 21:00 0.04000 USDT 0.275000 USDT 6.88 倍
2 2019年9月9日 19:00 0.04100 USDM 0.275000 USDT 6.71 倍
3 2019年9月9日 23:00 0.04203 USDM 0.275000 USDT 6.54 倍
4 2019年9月11日 19:00 0.04308 USDM 0.176000 USDT 4.09 倍
5 2019年9月11日 23:00 0.04415 USDM 0.176000 USDT 3.99 倍
6 2019年9月16日 19:00 0.04526 USDM 0.274400 USDT 6.06 倍
7 2019年9月16日 23:00 0.04639 USDM 0.274400 USDT 5.92 倍
8 2019年9月17日 19:00 0.04755 USDM 0.272000 USDT 5.72 倍
9 2019年9月17日 23:00 0.04874 USDM 0.272000 USDT 5.58 倍
10 2019年9月18日 14:00 0.04995 USDM 0.250000 USDT 5.01 倍
11 2019年9月18日 18:00 0.05120 USDM 0.250000 USDT 4.88 倍
12 2019年9月19日 14:00 0.05248 USDM 0.251700 USDT 4.90 倍
13 2019年9月19日 18:00 0.05380 USDM 0.251700 USDT 4.68 倍
14 2019年9月20日 14:00 0.05514 USDM 0.250000 USDT 4.53 倍
15 2019年9月20日 21:00 0.05652 USDM 0.250000 USDT 4.42 倍
16 2019年9月23日 10:00 N/A 0.221000 USDT N/A
17 2019年9月23日 18:00 N/A 0.221000 USDT N/A
18 2019年9月23日 21:00 N/A 0.221000 USDT N/A
19 2019年9月24日 18:00 0.06239 USDM 0.230000 USDT 3.69 倍
20 2019年9月25日 21:00 0.06395 USDM 0.215100 USDT 3.36 倍
21 2019年9月26日 21:00 0.06554 USDM 0.221300 USDT 3.38 倍
22 2019年9月27日 21:00 0.06718 USDM 0.246399 USDT 3.67 倍
23 2019年9月30日 21:00 0.06886 USDM 0.245300 USDT 3.56 倍
24 2019年10月1日 21:00 0.07058 USDM 0.278000 USDT 3.94 倍
25 2019年10月1日 21:00 0.07058 USDM 0.278000 USDT 3.94 倍
26 2019年10月1日 21:00 0.07058 USDM 0.278000 USDT 3.94 倍
27 2019年10月2日 21:00 0.07601 USDM 0.269000 USDT 3.54 倍
28 2019年10月3日 21:00 0.07791 USDM 0.260000 USDT 3.34 倍
29 2019年10月4日 21:00 0.07986 USDM 0.283000 USDT 3.54 倍

IMO Platform token(IMO)の価格検証

IMOは、本記事執筆時点でIMOが6回実施されています。

回数 IMO実施日 IMOの売出し価格 取引所の価格 倍率
1 2019年9月24日 21:00 0.00300 USDM 0.012972 USDT 4.32 倍
2 2019年9月25日 14:00 0.00306 USDM 0.012422 USDT 4.06 倍
3 2019年9月26日 14:00 0.00312 USDM 0.012118 USDT 3.88 倍
4 2019年9月27日 13:00 0.00318 USDM 0.012566 USDT 3.95 倍
5 2019年9月30日 14:00 0.00325 USDM 0.013191 USDT 4.06 倍
6 2019年10月1日 14:00 0.00331 USDM 0.013558 USDT 4.10 倍
7 2019年10月2日 14:00 0.00338 USDM 0.013383 USDT 3.96 倍
8 2019年10月3日 14:00 0.00345 USDM 0.013341 USDT 3.87 倍
9 2019年10月4日 14:00 0.00351 USDM 0.013467 USDT 3.84 倍

検証結果と考察

2019年10月6日時点で入手できる範囲のデータを検証したところ、IMO売出し価格と取引所の価格には3.36ー6.88倍の価格差がありました。

仮に、IMOに参加したトークン保有者がまったくアフィリエイト紹介をしなかった場合、IMOに参加した瞬間に保有トークンの10%を取引所で即売却できるようになります。その場合、投資元本のうちの33-68%を即回収できる可能性があります。

またIMOでは、365日をかけてロックアップ分がすべて解除される仕組みになっているため、IMO Platform token(IMO)のような1年をかけてIMOを実施すると思われるもの(現時点では、1日1回のIMOで365回実施予定なので1年をかけると想定)については、取引所側のバイバック&バーンによる価格形成も同じだけ継続すると考えられます。

以上を総合すると、初期段階でIMOに参加していれば最終的に投資元本以上を回収できる可能性は十分にあります

IMOに参加するにはIMO Walletのアカウント開設が、IMOに参加して手に入れたトークンを売却するにはIMO Exchangeのアカウント開設がぞれぞれ必要になります。詳しくは以下のリンクでご覧ください。

IMO ExchangeのIMO参加方法

免責事項

IMOは世界で初めての試みであり、まだ最終的にどうなるかは誰にもわかりません。投資はくれぐれも自己責任でお願いします。トークン投資は本質的にはベンチャー投資です。また、本記事により被った被害に関する責任は当サイトで一切負うことはできません。

IMO Exchangeに関する情報



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Junya Kato

TOKEN ECONOMISTの管理人、ブロックチェーン専門誌「月刊仮想通貨」「CRYPTO CROWD」の執筆陣。ブロックチェーンプロジェクトでは、QURASのコミュニティマネージャー。 より多くの人にブロックチェーンの未来を感じてもらうべく、先進的なブロックチェーンプロジェクトやイベントのレポートをお伝えしています。 ブロックチェーンの素晴らしさを世に広げたい!!

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