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ハードウェアウォレットの「Ledger Nano S」「TREZOR」どちらを買えば良いのか?

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保有する仮想通貨の評価額が増えれば増えるほど、不正送金のリスクが加速度的に増加していきます。その際、ハードウェアウォレットを使うことがベストな対応策となります。

ハードウェアウォレットの有名な製品で、「Ledger Nano S」と「TREZOR」があります。筆者は値段で前者を選びましたが、購入時に両者を比較しています。これからハードウォレットの購入をご検討されている方は、是非ご参考になさってみてください。

Ledger Nano S 概要

Ledger Nano S」はLedger社が提供しているUSB接続タイプのハードウォレットになります。USBケーブルを使いPCと接続し、PINを入力するとウォレットをオープンにすることができます。Bitcoin(BTC)やEtherium(ETH)をはじめとする主要仮想通貨に対応しています。

Ledger社では上位モデルとして、Ledger Blueという製品を用意しており、こちらはBluetooh対応、タッチ式の液晶画面で操作可能な製品となります。

TREZOR 概要

TREZOR」はSatoshiLabs社が提供しているUSB接続タイプのハードウォレットになります。

USBケーブルを使いPCと接続し、PINを入力するとウォレットをオープンにすることができます。Ledger Nano Sと同様に主要仮想通貨に対応しています。

TREZORの場合はLedger Nano Sと異なり上位モデルがなく、製品の色違いが存在するだけになります。

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Ledger Nano SとTREZORの比較

2017年1月21日時点の製品比較になります。後日のファームウェアアップデートにより、特に対応仮想通貨については異なっている可能性があります。

Ledger Nano S TREZOR
定価 (1ユーロ=135円計算) 79ユーロ (約10,665円) 89ユーロ (12,015円)
サイズと重さ 98mm x 18mm x 9mm, 16.2g 60mm x 30mm x 6mm, 11.9g
対応環境 [デスクトップ] Windows, Mac, Linux, ChromeOS
[モバイル] なし
[デスクトップ] Windows, Mac, Linux
[モバイル] Android
対応仮想通貨
(赤字は差分)
Bitcoin (BTC)
Bitcoin Cash (BCH)
Bitcoin Gold (BTG)
Ethereum (ETH)
Ethereum Classic (ETC)
Litecoin (LTC)
Dogecoin (DOGE)
Zcash (ZEC)
Ripple (XRP)
Dash (DASH)
Stratis (STRAT)
Komodo (KMD)
Ark (ARK)
Expanse (EXP)
Ubiq (UBQ)
Vertcoin (VTC)
Viacoin (VIA)
Neo (NEO)
Stealthcoin (XST)
Stellar (XLM)
Hcash (HSR)
Digibyte (DGB)
Qtum (QTUM)
PivX (PIVX)
Bitcoin (BTC)
Bitcoin Cash (BCH)
Bitcoin Gold (BTG)
Litecoin (LTC)
Dash (DASH)
Zcash (ZEC)
Ethereum (ETH)
Ethereum Classic (ETC)
Expanse (EXP)
UBIQ (UBQ)
NEM (XEM)
Namecoin (NMC)
Monacoin (MONA)
Ethereum ERC20トークン対応状況 *1 対応可 対応可
主なウォレットの参照方法 Chrome拡張機能(英語) TREZOR Webサイト(英語, 日本語),? Chrome拡張機能(英語)

*1 ICOなどで、まだ取引所で売買できないトークンを購入する場合に必要な機能になります。詳しくは「ICOに参加する際に必要なEthereumウォレットのMUST条件」をご覧ください。MyEtherWalletにアクセスしてウォレットの中身を参照することで、ERC20トークンを確認することができます。

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結局どちらを買えば良いのか?

ご覧のように、Ledger Nano Sは対応仮想通貨が多いが、ウォレットの対応環境についてはデスクトップのみでChrome拡張しか使えないという特徴があります。対して、TREZORは仮想通貨の数はLedger Nano Sより多くないが、TREZOR Webサイトから見ることができ、かつAndroidでも利用できるという特徴があります。

機能が似ているものの、強い部分については逆になっているところもあるため、対応仮想通貨を取る場合はLedger Nano S、使い勝手を取る場合はTREZORという位置づけで選ぶと良いでしょう。実際使用感についてはTREZORの方を推すレビューが見受けられています。

 

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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