最近は、仮想通貨取引所やセキュリティトークンの取引所が出ていますが、新たにデジタル資産のデリバティブに特化した取引所が登場しました。
GAEAという取引所で、2018年9月16日に正式オープンします。
こうして取引所事情を眺めてみると、海外では証券としての役割を持つトークン(セキュリティトークン)の取引ができたり、デリバティブの取引ができたりと、日本の取引所事情と比べても数年先を行っています。
それでは、どのような取引所かざっと見ていきます。
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まずはデリバティブを知ろう
デリバティブとは、日本語にすると金融派生商品と表現します。仮想通貨に限らず、デリバティブは株の世界などで昔から存在しています。その名の通り、ある金融商品をもとにしてそこから派生的に作られます。
デリバティブの中でわかりやすいのが先物取引です。先物取引は、ある商品を、将来の決められた日に、取引の時点で決められた価格で売買することを約束する取引です。この場合、商品先物は「ある商品」の派生商品と言えます。
例えば、3ヶ月に1万円で商品を買う約束をしていた場合に、その期日が来た時に商品価格が1万5千円になっていれば、5千円分商品をお得に買えるということになります。
このような取引がGAEAでもできるのです。
先物についての詳しくは、松井証券の解説ページをご覧ください。
GAEAでできること
取引できるのはBTCとETHの先物
GAEAでは仮想通貨の現物取引を行うことはできません。
その代わり、BTCとETHの先物取引を行うことができます。
先物の原資産は、BTC指数とETH指数になります。
指数は単一の取引所のBTC/ETH価格からではなく、Binance, Bitfinex, HitBTC, Huobi, OKExの5取引所の価格から算出されます。これはGAEA独自の指数になります。
BTCとETHの先物では、現在の月、次の月、及び次の2Qの最後の月の先物取引をすることができます。
レバレッジ取引ができる
株式の先物取引でレバレッジ取引ができるように、GAEAでも仮想通貨先物のレバレッジ取引を行うことができます。
レバレッジ取引とは、自分が持っているお金を担保に、さらに大きな額の取引を行う行為です。例えば、1BTCを担保に入れて、20BTC分の取引を行うことができます。
レバレッジ取引をすると、うまく行った時の利益は大きいですが、うまく行かなかったときの損失も大きいため、継続して利益を上げていくには資金管理のスキルが求められます。
GAEAでは20倍のレバレッジを適用することもできます。
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様々な注文形態がある
GAEAでは、様々な注文形態があります。主な注文形態は、以下の4つになります。
- 成行注文
- 指値注文
- 指値条件注文
日本ではなじみが薄い取引方法として、GAEAの場合はアイスバーグ注文を使うことができます。
アイスバーグ注文とは、大きなロットを小出しにして板に載せていく注文方法です。大口投資家が、大きい注文を出しているのを他者に見せない場合に使います。
個人ではなく、大量の資金を持つ機関投資家レベルでも注文できるように考慮されています。
GAEAに関する情報
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