仮想通貨でより多いリターンを得るためには、様々な銘柄の仮想通貨を売買できる必要があります。そうなると、必然的に使うようになるのが海外の取引所になります。
今回は、海外取引所に手を出しにくいという方のために、筆者が実際に使ってみて主に異なる部分を取り上げてみたいと思います。
取扱われている仮想通貨銘柄の数が異なる
海外の取引所の方が扱う仮想通貨の銘柄の数が多い傾向にあります。ここで取扱われている仮想通貨の銘柄数を見てみましょう。
日本国内の主要取引所と取扱い銘柄数
- coincheck:13種類
- bitFlyer:6種類
- Zaif:14種類
- GMOコイン:5種類
- DMM Bitcoin:7種類
海外の主要取引所と取扱い銘柄数
- Bittrex:190種類以上
- Binance:100種類以上
- HitBTC:25種類以上
- KuCoin:85種類以上
- CoinExchange:450種類以上
- Spectrocoin:4種類
- coinbase:4種類
海外の主要取引所は銘柄数を数えきれなかったため、だいたいの数で表記しています。ご覧のように、100種類以上取り扱っているところがあり、極端に値段が安くてこれから上がる可能性に満ち溢れた草コインが多く存在しています。
表示言語が異なる
当たり前ですが、海外の取引所は現地語と英語になります。ただし、以下の取引所は日本語にも対応しています。表示が日本語になっているだけで、サポートは日本語非対応な場合がある点には注意が必要です。
- KuCoin ※日本語が怪しい
- Spectrocoin
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購入に使える通貨が異なる
日本国内の取引所の場合は、仮想通貨の購入に直接日本円を使うことができます。
海外の取引所の場合は、原則Bitcoin(BTC)やEthereum(ETH)などの基軸性の高い仮想通貨を使い、別の仮想通貨を購入することになります。結局はBTCやETHをどこかからか調達してこなければいけないので、日本国内の取引所を併用することになります。
マーケット方式が異なる
日本国内と海外の取引所では、主に採用されているマーケット方式が異なります。日本国内では主にマーケットメイク方式が、海外では主にオークション方式が採られています。理解しやすくするために、図で解説します。
マーケットメイク方式
主に日本国内の取引所で採用されている方式になります。この方式が採用されている場合は取引所ではなく販売所という表現が使われることがあります。
マーケットメイク方式では、基本的に取引所が取引相手として存在します。例えば、自分がBitcoin(BTC)を買う場合は、取引所がBTCの売り手となります。逆に、自分がBTCを売る場合は、取引所がBTCの買い手となります。
この方式では、すぐに仮想通貨の売買ができるようになる半面、利用者にとっては不利なレートで売買することになります。例えば、同じ時間において1BTCの購入価格が200万円、1BTCの売却価格が194万円というような値付けになる場合があります。
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オークション方式
主に海外の取引所で採用されている方式になります。
オークション方式では、取引所は売買の場を提供し、実際に売り手と買い手をマッチングさせることで取引を成立させています。買い手は他の買い手より高い購入価格を提示することにより、売り手から仮想通貨を購入することができます。売却はその逆になります。
この方式では、マーケットメイク方式より有利なレートで仮想通貨の売買ができるようになる半面、売り手と買い手で売買希望価格が合わない場合は売買が成立せず、チャンスを逃し置いて行かれてしまう可能性があります。
まとめ
日本国内と海外の取引所の主な違いを理解し、是非豊かな仮想通貨ライフを送っておください。
- 海外の仮想通貨取引所は銘柄数が圧倒的に多い。
- 日本国内の取引所は主にマーケットメイク方式、確実に売買できるが不利なレートになってしまう傾向がある。海外の取引所は主にオークション方式、有利なレートで売買できるが、売買が成立せず置いて行かれることがある。