2018年4月24日18時半頃、5ちゃんねるのニュー速VIP発祥の国産仮想通貨VIPSTARCOIN(シンボル:VIPS)がCoinExchangeに上場しました。
売り出しは、ICOを行わず、いきなり取引所で低価格販売を行うNANJ方式が採られました。
VIPSの売買状況
[the_ad id=”7860″]上場当日の22時28分時点の売買状況です。
記事作成時点では、11satoshi (0.00000011 BTC)で売買されており、今までの取引価格の安値は4satoshiになります。
高値があり得ない値段になっているのは、おそらくシステム側の何かの都合で実際には制約していないと思われます。
ここで鋭い方は、「2satoshiで販売されていたんじゃないの?」という疑問が出たかもしれません。私もそう思いました。
実は、売り出しは計画通りにいかず全部売れてしまったのです。
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VIPSが計画通りに売り出せなかった真相
ここに貼り付けている元ネタはすべて公式Discordからのものです。
当初の計画はこうでした。
VIPS運営側は2satoshiで指値売りをする他、それ以上に価格が上昇しないように3satoshiに大量の売り注文(厚い売り板)を出す予定でした。
ところが、実際はそれより高い価格に大量の買い注文が入っていました。
下の画像は記事を書いている時の注文状況です。Buy Ordersが買い注文一覧になります。画像では、売り出し価格よりも高い3-11satoshiにかけて買い注文が並んでいます。
取引所はオークション式で売買が成立するため、より高い価格を提示している人から優先で売買が成立していきます。
そのため、VIPS運営側の意に反して高値で完売するに至ってしまいました!
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NANJ方式の販売方法の問題点が明らかになってしまった
誰でも安い価格でトークンを手に入れることが魅力的だったNANJ方式の上場ですが、VIPSの上場で問題点が明らかになりました。
この方式でトークンを上場する場合、人気が高いと運営側が宣言した売り出し価格より上で買い注文が入ることになります。そうすると、本来意図した価格で買えないということが起きてしまいます。
これは取引所がオークション方式で売買が成立している仕組みになっている以上回避のしようがなく、確実にトークンが欲しければ他の人より高い注文価格を提示してトークンを買うしかありません。
ちなみに、NANJ方式でトークンを上場するプロジェクトでは、CryptoHarbor Exchange (CHE)が予定されています。
CHEでは、1satoshiと2satoshiに売り板を並べて販売を開始する予定ですが、今回のパターンを考えると、それより高い注文価格を提示して買う必要が出てくることでしょう。
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今回の現象について、NANJCOIN運営のハゲ先生は雑感を述べています。
本日、NANJCOINと同じ5chスレから始まったVIPSTARがCoinExchangeで上場しました
NANJCOINと同じ手法による資金調達でNANJが1satoshi⇒65satoshiまで短期間で上昇したこともあり非常に注目度が高かったと思われます
私も上場時の状況等見させて頂きましたが、今回はVIPS上場について雑感述べます— ハゲ先生 (@hagesensei) 2018年4月24日
雑感?
NANJ上場時は手探り感もあり注目度が低く、運営の売り予定枚数をCEアドレスに送る時間までに買い板が大量に並ぶ状況にはならなかったため、1-2サトシ売りの条件が成立しましたが、VIPS上場時はわずか1分程で大量の買い板が並び、目視確認出来る買い板総量は2400BTC程でした— ハゲ先生 (@hagesensei) 2018年4月24日
雑感?
既に買い板が大量に並んでる状況では運営が想定する最低価格で販売することが不可能となり、高い指値から順番に注文が成立するオークション形式での販売しか成立しないことになります
今回のVIPS上場では、2400BTC買い板に上から順番にぶつける方法しかなかったのかもしれません— ハゲ先生 (@hagesensei) 2018年4月24日
雑感?
今回のVIPSの上場時販売枚数は200億枚であり、上の買い注文から順番成立して最終的に4サトシの買い注文の先行順まで成立しました
売却代金はおおよそ900BTC?と推測されます
NANJの時の売却代金が220BTC?なので、NANJの約4倍以上の売り上げとなりました— ハゲ先生 (@hagesensei) 2018年4月24日
雑感?
海外取引所を利用した資金調達方法の特徴は、最初から取引所に上場されているため、ICO持ち逃げ詐欺リスクやICO価格割れリスクが低く、投資家心理として参加しやすい、最低価格近辺で販売するため、損失リスクが低く、上昇しやすいので初期スタートに成功すれば利益を確保しやすい点になります— ハゲ先生 (@hagesensei) 2018年4月24日
雑感?
海外取引所上場での最低価格による資金調達方法が成立する条件など
?海外取引所運営と手配済みである
?いつどこの取引所に上場するか不明にして買い板を並べる準備を与えないw
?ルールを変えて、販売予定枚数を上場後1時間後に放出し、高い価格から売買が成立するオークション形式にする— ハゲ先生 (@hagesensei) 2018年4月24日
雑感?
VIPSは上場直前に法人化のニュースを発表してました
となると、この900BTC売り上げって個人事業所得!
雑所得より経費入れれますが、法人に利益付け替えも限界あるし、税率は個人事業税第一種に該当すると思われるので所得税45%+住民税10%+個人事業税5%の計60%w
納税資金貯金必須ですねん— ハゲ先生 (@hagesensei) 2018年4月24日
雑感?
仮想通貨発行法人は扱う金額があまりに大きいので、正しい税務の知識が必須と思われます
NANJは法人税、財産評価、個人所得税の適正な取り扱いと節税対策をしっかりしています
また海外展開も視野に入れてタックスヘイブンや非居住者などの国際税務の知識があるかどうかも極めて重要でしょう— ハゲ先生 (@hagesensei) 2018年4月24日
雑感?
草コインの価格は、その中に投下されているBTC資金流動性と投資家の心理で決まります
NANJもまだ実績がないため不安定な相場になっています
この状況から脱するためにはプロジェクトを実体化しつつ、より大きい流動性の確保により、少しずつ安定化に近づくと考えています— ハゲ先生 (@hagesensei) 2018年4月24日
VIPSのポジティブニュース
2018年4月24日、VIPSTARは単なる5ちゃんねるの有志ではなく、株式会社VIPSTARになりました。
定款にブロックチェーン技術のコンサルティングやスマートコントラクト関連のビジネスを加え、VIPS関連のビジネスを行っていきます。
VIPSの購入の仕方
VIPSを購入するには、CoinExchangeでアカウントの開設が必要になります。
やり方がわからない場合は、ブログの過去記事の「草コイン充実の取引所「CoinExchange」の開設から初期設定まで」をご覧ください。不正送金を防ぐため、必ず2段階認証まで完了させてください。
oinExchangeのアカウント開設が完了したら、まずはBTCをCoinExchangeに送金します。画面右上の「MY ACCOUNT」→「Balances」をクリックします。
BTCの項目の右にある「Actions」→「Deposit BTC」をクリックします。ちなみにDepositとは入金と言う意味になります。
CoinExchangeのBTCウォレットのアドレスがまだない場合は、「Generate New Address」をクリックします。その後に表示されるウォレットのアドレスに対してBTCを送金します。
あとは、BTC Marketの「VIPS」の文字をクリックするとVIPSの取り引き画面に移ります。
Buy VIPSの画面で買い注文に必要な情報を入力します。
- Amount:購入数するVIPSの数量を入力します。
- Price:VIPSの購入価格を入力します。Buy Ordersにある価格をダブルクリックすると、購入価として反映させることができます。
- Total:Amount×Priceの合計額が表示されます。
もし、残高を全部使いたい場合、ちょうど灰塗りになっている「available balance」をダブルクリックするとBTCの残高を1satoshiも余らないように全額投入できます。
当サイトによるVIPSに関する過去の記事
- 2018年4月22日:客観的なデータから見る、上がる見込みのある国産仮想通貨は? (2018年4月版) ※記事内の比較対象として扱いました。
- 2018年4月19日:NANJに続くコミュニティ発祥の国産通貨「VIPSTARCOIN (VIPS)」とは?上場時にすぐに手に入れる為の準備方法を解説
VIPSTARCOINに関する情報
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