プロジェクト解説

【ICO】ANGELIUM:豊かなバーチャルセックス経験を提供するアダルトエンターテイメント

プロジェクト解説
スポンサーリンク

実はコンテンツの技術活用が進んでいるのはアダルトコンテンツ業界だったりします。そんなプロジェクトのANGELIUMをご紹介します。

背景:アダルトコンテンツ業界では今何が起きているのか?

ANGELIUMは、アダルトコンテンツ業界に直面している問題を少しでも解決するためのプロジェクトです。

まずは、この業界がどのような状況になっているか見ていきましょう。

市場規模がすさまじく大きい

[the_ad id=”7860″]世界のアダルト産業は全体で約10兆円を超えています。その規模はゲーム市場の8.3兆円、映画市場の3.9兆円をはるかに凌いでいます。

その中でも、日本、中国、韓国が市場のトップ3にあたる76%を占めています。市場規模は中国が一番大きいものの、主に消費されるコンテンツの9割は日本のコンテンツとなっています。

つまり、市場の半分以上のアダルトコンテンツは日本になるのです。

問題点も多い

そこまでマーケットが大きいと、少なからず問題もあります。

  • 一部の女性が意に沿わずにアダルトビデオに強制出演させられてしまう。
  • 海賊盤や違法アップロードによる、出演女優の報酬減。問題の根本解決策がない。
  • 海賊盤や違法アップロードを閲覧する利用者が、ワンクリック詐欺や仮想請求、サイバーアタックなどの被害を受ける。

このような問題がある業界は、それ自体がなくなってしまえという意見も少なからずありますが、実際アダルトコンテンツへの規制が厳しいアメリカでは日本の100倍の強姦事件が発生していたりと、アダルトコンテンツが性犯罪を防止している側面があるとされています。

[the_ad id=”7916″]

ANGELIUMが見せる未来

アダルトコンテンツ業界の問題を少しでも解決するため、ANGELIUMではブロックチェーン技術やストリーミング、3D映像レンダリングを駆使し、未来のセクシー仮想空間を提供します。

ANGELIUMが見据えた未来のアダルト産業

ANGELIUMでは、未来技術を使ったセックス産業を踏まえてプロジェクトを展開していきます。それがサイバーセックスになります。

サイバーセックスについては、イギリスの未来学者、イアン・ピアソン博士や専門紙Bondara reportが次のような予想を行っています。

  • 2030年までにはほとんどの人が バーチャルセックスを体験する。
  • 2030年までには、VRコンタクレンズが一般的になる。
  • 2030年あたりには、神経との相互リンクが可能になる。
  • 2050年には、ロボットとのセックスのほうが一般的になる。

アダルトコンテンツのシンギュラリティは2030年というわけです。

VRコンタクトレンズが使えるようになることで、網膜上に直接高解像度のグラフィックを映し出し、理想のセックス相手が目の前にいる視覚的体験を作り出します。

さらに、神経との相互リンクにより、データ化されたセックスの感覚をその場で再現することができるようになるのです。

つまり、視覚効果と神経情報を折り合わせることで、実際のセックスに近い状況が作り出せるということになります。

ANGELIUMが実現すること

ANGELIUMでは、「ブロックチェーン技術」「ストリーミング」「3Dレンダリング」をハイブリッドさせた独自のブロックチェーン「Angeliumブロックチェーン」を開発します。

さらには、従来の仮想通貨ウォレットの中で動画、ストリーミング、チャットを含む完全なプライベートインターネットアクセスを可能にした「Angeliumウォレット」が、アダルト産業に現実のマーケットと仮想世界のマーケットの融合を実現します。

これだけだと判りづらいのでこれから少し詳しくご紹介します。

[the_ad id=”7916″]

ANGELIUMのシステム

改めて、ANGELIUMとは次世代アダルト産業であるサイバーセックスを実現するためのプラットフォームの総称になります。

利用者は独自の「ANGELIUMウォレット」を使い、そこから仮想空間ANGELIUMにアクセスします。その空間で使われる基軸通貨がAngelium(シンボル:ANL)になります。

ANGELIUM

ANGELIUMの空間にいる女性Angel

仮想空間ANGELIUMには、Angelと呼ばれる住人が存在します。Angelは実在の人物の等身のような存在になります。

さすがに現在の技術では、実在の人物を3D世界に再現することまだできないため、ANGELIUMのバージョンアップに応じてAngelの再現度が向上していきます。

  • Angelium ver.1.0-2.0:実在人物のイメージ
  • Angelium ver.2.5:2.5次元のAngelアバター
  • Angelium ver.3.0:3Dの世界にAngelを再現
  • Angelium ver.3.5:VRデバイスを使うことにより、Angelと一緒にいる感覚を再現

ANGELIUMが目指す先は、ver.3.0以降ということになります。

Angelに対して独自のトークンが発行される

ANGELIUMでは、Angelに対して独自トークンが発行されます。利用者は、好みのAngelの独自トークンを購入することにより、Angelからの独自のサービスを受けることができます。と同時に、Angelのモデルになった女性は、そのトークンが自身のキャッシュポイントにもなります。

Angelから受けるサービスは仮想空間だけでなく、現実空間からも提供されることがあります。

現状想定されている例を見てみましょう。

(想定例)

  • セーラというAngelがいる。現実世界では同名のセクシー女優がいる。
  • 仮想世界ANGELIUMの中では3DのAngelアバター、『セーラ』が存在する。
  • Angelアバター『セーラ』は、セーラトークン(仮単位:ST)と呼ばれるトークンによって構成されている。
  • セーラトークンの価格を仮に1ANL=10STとする。
  • ユーザーはSLを消費することにより、例として下記のようなことが可能になる。

(Online = 仮想世界)

  • 100ST:Angelアバター『セーラ』を自分の3D空間ウォレットに保有。
  • 1ST:『セーラ』のヴァーチャルネグリジェを購入して着せる。
  • 200ST :『セーラ』の稼働アクションを増やすことができる。
  • 500ST :『セーラ』に、実際のセーラの肉声によってユーザーの名前を覚えさせ、音声で呼ばせることができる。
  • ユーザーはセーラトークンを消費することにより、自身のセーラアバターの機能やセックス内容をアップグレードしていくことができる。
  • 将来的にアバターセーラにはAIが搭載され、複雑な相互交流が可能になる。

(Offline = 現実世界)

  • 10万ST :現実世界のセーラと1対1のウェブカムチャットができる。
  • 20万ST :現実世界のセーラと実際のディナーをすることができる。
  • 100万ST :現実世界のセーラと1日デートすることができる。

Angelトークンの存在によって、コンテンツの中心になっている実際の女性に対してもきちんと収益配分が採られるモデルになっています。

将来的には感覚デバイスや様々なアダルトデバイスに対応していくことにより、さらにリアルな快感が追求されていく予定になっています。

[the_ad id=”7916″]

ANGELIUMのビジネスモデル

何となくANGELIUMの実像が見えてきたのではないかと思います。

ANGELIUMにおいては、仮想世界ではAngelを通じてサービスを受け、現実世界では現実のAngelと交流することができるようになります。

まとめると、こんな感じです。

Online / 仮想世界において

  • Angelアバターを製作する際、認知度など一定の条件を満たすAngelは、アバター製作に関するライセンスフィーを得ることができます。
  • アバターが行う上記の有料のサービスが消費される度にその収益がシェアされます。
  • ユーザーはバーチャルストアにおいてAngelに関連する様々なアイテムを購入した際、その収益がシェアされます。
  • コンテンツホルダーやブランドは、仮想空間内に店舗を持ち魅力的な仮想プロダクトを販売することによりその利益を得ることができます。
  • コンテンツ提供者の有料コンテンツ(動画、ストリーミングなど)が消費された場合、その収益がシェアされます。
  • ユーザーがストリーミングを通じてデジタルギフトなどを送る、またプライベートチャットなどをオファーするなど特別なメニューをオーダーした場合、その収益を得ることができます。
  • チャイルドトークンはプリペイド形式であるためそれがユーザーに購入される事にその収益を得ることができます。

Offline / 現実世界において

  • ユーザーが現実のAngelが稼働するサービス(パブリックミーティング、プライベートミーティングなど)を享受した際その収益を得ることができます。
  • Angelやコンテンツホルダーは、フィジカルの物販を行うことができその収益を得ることができます。
  • アダルト産業に関連する様々なストアにおいて決済手段として使用された際その取引手数料が得られます。
  • マッチング機能が解放された際、フリーミアム性でのサブスクリプションで、ユーザーがより高度なコミュニケーションを相手と求める際、有料課金としてプラットフォームに収益が発生します。

[the_ad id=”7916″]

マイナーが仮想世界を作り出す

ここからは、技術的なお話になっていきます。

仮想通関ANGELIUMでは、Litecoinブロックチェーンをベースにした独自のAngeliumブロックチェーンを利用します。このブロックチェーンでは、Proof-of-Work機能でを用いてブロックチェーンの維持を行います。

Proof-of-Workは、Bitcoinのトランザクション処理でも行われているもので、マイナーは演算を行うことでそのトランザクションが正しいことを証明し、報酬としてBitcoinを受け取っています。ANGELIUMでも似たようなことが行われるのです。

ANGELIUMでは、単なるトランザクション処理を行うわけではありません。3D空間の生成には高い演算量が必要になります。ANGELIUMでは、Proof-of-Workでマイナーに3D空間を作り出すための演算を行わせます。3D空間を作り出した報酬として基軸通貨のAngelium(AML)を得ることができるようになるのです。

ロードマップ

2018年5月17日におけるANGELIUMのロードマップは、以下の通りになります。

ICOが終了した後の、ANLの取引所への上場は2018年8月になります。

  • 2017.11:プロジェクト発足、コアシステムデザイン開始
  • 2017.12:Angeliumブロックチェーンと P.O.W.対応の研究
  • 2018.01:上記技術の基本試験成功。独自ウォレットの開発
  • 2018.02:仮想通貨Angeliumとウォレットに3D機能搭載の試験成功
  • 2018.03:3D仮想空間設計
  • 2018.04:ストリーミング機能開発
  • 2018.05:UI、UX開発
  • 2018.06:女優3Dモデリング、モーション
  • 2018.07:プロダクト最終テスト
  • 2018.08:Angeliumウォレット配布、ANL配布
  • 2018.08:Proof of Rendering / Streaming 開始
  • 2018.10:VR対応版リリース
  • 2018.11:AngelアバターAI機能搭載実装テスト
  • 2018.12:AI対応版リリース

[the_ad id=”7916″]

ANGELIUMの基軸通貨Angelium(ANL)

前述のように、ANGELIUMでは基軸通貨としてAngelium (ANL)を利用します。ANLのスペックは、以下の通りになります。

  • トークン名:Angelium
  • シンボル:ANL
  • 規格:独自ブロックチェーン(Litecoinベース)
  • 最大発行数:84,000,000 ANL (うち 20,000,000 ANL がICOの売り出し対象、うち 34,000,000 ANLがマイニング対象)

トークンが独自ブロックチェーンで流通するため、利用者は独自の「Angeliumウォレット」を使うことになります。Angeliumウォレットには、プライベートなウェブブラウジング、P2P動画ストリーミング、P2P 3Dレンダリング機能が統合されています。

ICOに参加するには

ICOに参加するには、ANGELIUMのページからユーザ登録を行い、Bitcoinで支払いを行います。

  • ICO期間:2018年3月30日 – 7月31日
  • 最低購入価格:0.05 BTC
  • レート:1 ANL = 0.000350 BTC (0.5 BTC以上の購入にはボーナス付与あり)

また、ICOに参加することにより、ANGELIUMがサービスインした際に各Angelが新しいトークンを発行する際の優先購入権が割り当てられます。

ANGELIUMに関する情報

[the_ad id=”7916″]

スポンサーリンク
この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

Junya Katoをフォローする
TOKEN ECONOMIST(トークンエコノミスト)
タイトルとURLをコピーしました