中国版リップルと表現されることもあるWanchain(WAN)は、あらゆるブロックチェーンをクロスするソリューションになります。
WanchainのTwitterアカウントでは、頻繁に状況のアップデートを行っており、そのプロジェクトは順調に進んでいることをうかがい知ることができます。
そこで、現在どうなっているか、状況をまとめてみました。今回ご紹介する直近動向はWanchain(WAN)の現況 (2018年3月版)からの差分になります。
そもそもWanchainって何?
[the_ad id=”7860″]Wanchainは「金融を再構築する」をテーマにしている閉鎖型クロスチェーンのスマートコントラクトを採用したプラットフォームになります。
Wanchainを様々なブロックチェーンと接続することにより、異なるブロックチェーン同士のトランザクションの相互接続が実現します。相互接続により、あらゆる仮想通貨の交換ができるようになります。
Wanchain (WAN)はどこに上場しているのか
2018年5月31日現在、WANは以下の取引所に上場しています。括弧はWANを売買可能な通貨になります。
WANの取引全体に占める取引所の割合は、Binanceが87.40%、Huobiが10.62%になります。
流動性の観点から、すぐに売ってすぐに買うことが一番やりやすいのがBinanceになります。WANを売買する場合は、Binanceを使うことを強く推奨します。
余談ですが、WANが最初に上場したのはBinanceになります。最近はICOされた仮想通貨が上場するための登竜門はCoinExchangeやHitBTCになりますが、WANはいきなり世界最大の取引所の1つであるBinanceでした。Wanchainのチームが強い交渉力を持っていることが、上場している取引所からもうかがい知ることができます。
Wanchain (WAN)の価格推移
WANは、2018年3月23日にBinanceに上場したのを皮切りに、他の取引所への上場を強めています。
Binance上場直後に300ドル台まで下落した後、その後上昇し4月後半から5月上旬は8ドル付近で安定していました。5月31日時点では4ドル台まで下がっています。
現在の円換算のリアルタイム価格は、以下のウィジェットをご覧ください。
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Wanchainの主なニュース
Wanchain(WAN)の現況 (2018年3月版)から、現在に至るまでの主なニュースになります。
- 2018年5月26日:Quantstampと契約
- 2018年5月24日:Wanchain Explorer 1.1がリリース
- 2018年5月23日:Wanchain Name Servie (WNS)の開発完了をアナウンス
- 2018年5月12日:一帯一路イニシアティブカンファレンスに参加
- 2018年5月11日:一帯一路イノベーションフォーラムに参加
- 2018年5月08日:中国農業省対外経済協力センターとの会合に出席
- 2018年5月07日:杭州ブロックチェーンアライアンスと戦略的パートナーシップ契約
- 2018年5月03日:WANがHuobiに上場
- 2018年4月27日:ブロックチェーン人材育成のための共同プロジェクト「33333プロジェクト」を発表
- 2018年4月15日:WANがBitbnsに上場
- 2018年4月09日:WANがKucoinに上場
- 2018年4月04日:BEYOND BLOCKS Summit Tokyoで基調講演
- 2018年4月16日:World Blockchain ForumでWANLabを発表
- 2018年3月23日:WANがBinanceに上場
詳しいニュースは下記をご覧ください。
2018年5月26日:Quantstampと契約
WanchainがQuantstampと契約しました。
Quantstampは、セキュリティに関する監査をする企業になります。主にスマートコントラクトの脆弱性の監査を得意としており、Quantstampの監査により健全なスマートコントラクトを実現することができます。
契約の第1弾としてこれからリリースされるWanchain 2.0のサービスとセキュリティの監査が行われます。Wanchain 2.0は、Ethereumとのクロスチェーンが実装されます。
また、その他WANLabに関する契約も含まれています。
2018年5月24日:Wanchain Explorer 1.1がリリース
Wanchain Explorer 1.1がリリースされました。
Wanchain Explorer はWanchainのブロックチェーン情報を参照するツールになります。
バージョン1.1では、ブロックの概要やトランザクションの詳細、スマートコントラクトの詳細を閲覧することができます。
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2018年5月23日:Wanchain Name Servie (WNS)の開発完了をアナウンス
WanchainがWanchain Name Servie (WNS)の開発完了をアナウンスしました。
例えば、Wanchainで扱われるアドレスは 「0xee8d418fd33e69782015ea4313dfd8eb7b1b91ce」のようになっており、人間が何のアドレスが識別することはできません。
しかし、WNSを使うことによってアドレスを「nihongoka.wan」のような、人間にとって分かりやすい名前に紐づけることができます。
この考え方は、インターネット上におけるDNSとIPアドレスの関係に似ています。
2018年5月08日:中国農業省対外経済協力センターとの会合に出席
Wanchainは、中国農業省の招待を受け、伝統的な農業をブロックチェーンで改善できるかプレゼンテーションを行いました。
2018年5月07日:杭州ブロックチェーンアライアンスと戦略的パートナーシップ契約
Wanchainが、杭州ブロックチェーンアライアンス(HBA)と戦略的パートナーシップ契約を行いました。
HBAは、中国のブロックチェーン業界の50以上の主要企業で構成されています。WanchainのWANLabとHBAは、WANLab内で潜在的なブロックチェーンプロジェクトを開発することに重点を置いて、戦略的パートナーシップ契約を行いました。
2018年4月16日:World Blockchain ForumでWANLabを発表
Wanchainは、WANLabを発表しました。
WANLabでは、国際的にブロックチェーンを促し育成する組織になります。ブロックチェーンプロジェクトの指導やリソース提供、サポートを行います。
WANLabの発表と同時に、WANLabが支援する6つのプロジェクトが発表されました。
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当サイトによるWanchainに関する過去の記事
- 2018年3月23日:海外投資家から注目の Wanchain (WAN) がBinanceに上場、実はかなりすごいプロジェクト
- 2018年3月18日:Wanchain(WAN)の現況 (2018年3月版)
- 2018年2月11日:Ripple(XRP)をしのぐ!?デジタル資産のブリッジプラットフォームWanchainがSCOの可能性
Wanchainに関する情報
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