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Fusion Coin (XFC):総合決済プラットフォームを目指すデジタル通貨

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最近一部のサイトで取り上げられ始めた Fusion Coin (XFC) ですが、実際に関係者よりお話をお伺いする機会がありましたので、ご紹介します。

Fusion Coinとは

[the_ad id=”7860″]Fusion Coinとは、リップルプラットフォームベースの仮想通貨です。

ブロックチェーンを使った銀行サービスの提供を目指し、仮想通貨を使った融資や法定通貨、金や銀を扱った従来の銀行が行っている銀行サービスの提供を目指します。

発行枚数が3000万枚と希少性が高く、将来的な需要増による値上がりが期待されます。

Fusion Coinはなぜマイナーなのか

おそらく多くの方はFusion Coinという名前は聞いたことがないことでしょう。

それもそのはず、このFusion CoinはICOを行っていないからです。

Fusion Coinは、仮想通貨らを早期から手掛けていた投資家・事業家たちによって作られたコインだからです。そのため、開発資金が潤沢であったため、ICOで資金調達する必要がありませんでした。

ICOではマーケティング費用を投入する以上、その案件が一定の認知をされますが、Fusion Coinは直近までロードマップを再構築中であったため、”今のところ”は積極的にマーケティング活動がされておらず、マイナーなポジションに留まっていました。

Fusion Coinの新たなロードマップは5月15日に発表され、これから構成をかけていくとのことです。

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Fusion Coinの特徴

Fusion Coin (XFC) の特徴ご紹介します。いくつかの仮想通貨とは異なる特徴を持っています。

発行枚数が少ない

開発者曰く、Fusion Coinの一番の特徴はこれになります。

XFCの発行上限数は 30,000,000 XFCで、既に 23,000,000 XFCが発行済みとなります。

これだけ発行数が少ない仮想通貨といえば、ビットコインが有名(発行上限 21,000,000 BTC)ですが、XFCこれに匹敵する発行数の少なさとなります。

なぜここまで少ないかは、開発者の想いにあるそうで、ある程度XFCに資産性を持たせたかったとのことです。

リップルベースの仮想通貨

Fusion Coinは、リップルのIOUにより発行された仮想通貨になります。

IOUとは、I owe youの略語で、債務者が債券者に対して発行する借用証明書のことを指します。

取引プロトコルとしてのリップルでは、ゲートウェイ内に預金を入れることでIOUが発行されるようになっています。つまりIOUは、入れた預金と同じだけの価値を持つのです。

Fusion Coinは、リップルのIOUを流通させたものになります。

リップルのネットワークを使える

Fusion Coinは、リップルのIOUにより発行されているため、流通はリップルのネットワークを通して行われます。

リップルのネットワークは、毎秒1,500件のトランザクションを捌くことができるため、びっろコインの毎秒7件と比べると遥かに高速になります。

取引所が限定される

上場されている取引所が限定されることは、一般的に悪いこととされています。

しかし、Fusion CoinではXFCの流通を敢えてFusion Coin専用の取引所に限定させています。これは、取引所が多いとXFCが分散してしまう為、個々の取引所で十分な流動性を確保できないとの判断になります。

しかしながら、現状だとCoinMarketCapに掲載されず、認知度が低いままになってしまいます。そのため、敢えてXFCをもう1つの取引所に上場させ、CoinMarketCapに掲載させることを検討しているそうです。

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Fusion Coinの将来的な構想

Fusion Coinでは、将来的に暗号通貨と法定通貨の両方に対応したハイブリッド型銀行「FUSION BANK」の設立を行います。

  1. Fusion Coinの銀行業務
  2. 仮想通貨の銀行業務
  3. 法定通貨(ドルなど)の銀行業務
  4. 金や銀、その他金融証券の銀行業務
  5. ロンドン支店の設立

ご覧になるように主軸を銀行業務に向けていきます。

これに類似プロジェクトではBankeraMidexが存在します。

ロードマップ

フェーズ1:2018年

  • 業務提携:VERI, PPT, SALT, Spectre, TENX, KOMOCO, MCOとの業務提携
  • 従来の銀行 暗号通貨->オフライン:コールドストレージ、コンシェルジュサービス、ハードウェアウォレット(Ledger Wallet, Trezo)への保管
  • 従来の銀行 暗号通貨->金:金の企業(DIGX, GLOBALGOLD)との業務提携、暗号通貨から金への交換
  • 従来の銀行 暗号通貨->法定通貨:暗号通貨から法定通貨へ交換するための業務提携

フェーズ2:2019年

  • デビットカード:デビットカードプロバイダー(MONACO, TENX)との業務提携
  • モバイルウォレット:モバイルウォレット企業との業務提携
  • モバイルアプリ:残高チェックをするアプリの開発
  • モバイル銀行:暗号通貨から法定通貨、暗号通貨から金への交換

フェーズ3:2020年

  • 暗号通貨融資:暗号通貨融資プラットフォームVERITASEUMとの業務提携
  • 暗号通貨融資:暗号通貨融資プラットフォームSALTlendingとの業務提携
  • 企業融資:売掛金担保融資企業のPOPULOUSとの業務提携
  • 法定通貨の融資:従来銀行の法定通貨融資
  • 投資:投資プラットフォームVERITASEUMとの業務提携
  • 分散型取引所の取引:SPECTRE.ai, KOMODOとの業務提携
  • 支払い:決済処理のためにOmiseGOとの業務連携
  • 分散型銀行:分散型銀行サービス

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セキュリティに関する事項

ロードマップの通り、Fusion Coinでは現在ハードウェアウォレットに対応していません。

そのため、Fusion Coinはオンライン上に保存されます。現在、Fusion Coinの秘密鍵は7つのサーバに分けて管理されており、その7つを全部ハッキングしないと送金できないマルチシグネチャーを採用しています。

Fusion Coinに関する情報

Fusion Coinを購入する場合は、英語サイトよりユーザ登録をすることで購入できます。

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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