一部の人にだけ知られていて、多くの人が知らないブロックチェーンのプロジェクトがあります。知られていないのは、Webページの公開がこれからになるからです。
それがShake Hands Contractと呼ばれるプロジェクトです。
このプロジェクトは、2018年5月26日に東京の市ヶ谷で開かれた「NEXT INNOVATION Blockchain4.0 Conference 1st」でも講演されました。
Shake Hands Contractとは
[the_ad id=”7860″]Shake Hands Contractとは、企業間で執り行われる国際貿易の不都合を解消するためのプラットフォームになります。
プロジェクトを進めている足立氏と大森氏は前職が伊藤忠商事でした。その伊藤忠時代に感じていた国際貿易の問題点を解決すべく創られたのが、今回のShake Hands Contractなのです。
詳しくはビデオを見れば、後の説明を見なくても理解できるような内容になります。
既存の企業間貿易の問題点
今までの企業間貿易では、以下のような問題点がありました。
- 高い取引手数料、長い信用調査機関
- 信用力がない企業との取引が困難
- 中小企業、スタートアップの資金圧迫
- 多くの絶好の取引機会を損失
貿易とは、お互いの信用があるからこそできるものです。企業の場合は取引額が大きく、片方がモノやお金の持ち逃げをしたとき、もう片方は甚大な被害を被ります。
それを回避するために、銀行を間に挟みます。銀行が出す手形を担保にするわけです。
そのためには、まずは会社の信用調査が行われます。信用があると判断できた場合、貿易をすることになります。
しかし、貿易ができるようになるためには、これらの信用調査のための時間とコストがかかり、効率的ではありません。
さらに、銀行は中小やスタートアップ企業については審査をNGとする場合があるため、これにより本来有望なビジネスチャンスを逃す可能性もあります。
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Shake Hands Contractで解決する問題
ブロックチェーンでは、取引事実をブロックチェーン上に残して、それを証明することができます。
Shake Hands Contractでは、前述の既存の企業間貿易の問題点をブロックチェーン技術を使って解決します。Shake Hands Contractにより、従来で存在していた間に入る銀行が必要なくなります。
Shake Hands ContractではEthereumプラットフォームを採用します。それは、Ethereumプラットフォームが持つ機能がこれらの問題の解決に適しているからです。
実際にどうなるか見ていきましょう。
まずは企業は当然契約を結ぶことになります。買い手は買うだけの資金があることの証明として、買い付け資金としてのETHと契約書をブロックチェーン上に記録します。
ブロックチェーン上に記録された契約書はプライベートチェーンに記録され、手形の役割となる資金相当のSHCトークンがウォレットに発行されます。
ここで、ETHはShake Hands Contractのスマートコントラクトにエスクローされます。
次のステップとして、売り手が商品を買い手に送ります。商品が買い手に到着すると、売り手はSHCトークンを手元に押さえることができるようになります。
売り手は取引所でSHCトークンを売却するか、Shake Hands ContractのスマートコントラクトにSHCトークンに送ることでエスクローされたETHを手に入れることができます。
以上のように、Shake Hands Contractのブロックチェーン技術を使うことにより、迅速な送金やエスクロー、信用状の機能や早期資金回収ができるようになります。
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Shake Hands ContractのSHCトークン
Shake Hands Contractでは、手形の役割となる資金相当のSHCトークンが発行されます。
SHCトークンはERC223という規格が採用されます。従来のERC20では、間違った送金に対しロールバックできないようになっていますが、ERC223では間違っている送金に対してアラートが出るようになります。
企業間貿易では、送金の間違いが個人以上に致命的になります。そのため、ERC223がShake Hands Contractでは必須なのです。
SHCのトークンモデル
SHCのトークンモデルは以下の通りとなります。
- 正式名称:Shake Hands Contract
- シンボル:SHC
- プラットフォーム:Ethereum (※最終的に独自チェーン移行予定)
- トークン規格:ERC223
- トークンセール価格:1 ETH = 100 SHC (※プライベートセールのみ)
- 新規発行数:20,000,000 SHC
トークンセールはプライベートセールのみとなり、パブリックセールはありません。SHCトークンは、2018年8月に香港の取引所に上場予定となっています。
最終的に、Shake Hands Contractは独自チェーンに移行する予定です。
独自チェーンに移行すると必要に応じてSHCトークンが新規発行されるようになります。その場合は、市場価格の1.5倍での新規発行となり、既存のSHCトークン保有者に不利益が出ないようにします。
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ロードマップ
2018年1Q現在の資料からになりますが、Shake Hands Contractでは現在以下のロードマップを予定しています。
- 2018年1月:プロジェクト開始
- 2018年4月:SHCブロックチェーン開発
- 2018年5月:サービスモデル開発
- 2018年7月:でもサイト公開
- 2018年9月:サービス開始
Shake Hands Contractに関する情報
- 株式会社STANDAGE (Shake Hands Contractのプロジェクト母体)
- Shake Hands Contractプレゼンテーションビデオ
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