あるようで意外とないブロックチェーンを利用した銀行プロジェクトですが、久しぶりに気合が入ったものが登場しました。それがMyCryptoBankというプロジェクトです。
このプロジェクトにはロシアの決済インフラを作っているメーカーVIPLAT社が参加しています。
MyCryptoBankとは
[the_ad id=”7860″]MyCryptoBankは、これまでの仮想通貨コミュニティがアクセスできなかった銀行業務にアクセスできるようにするためのプロジェクトです。
これまでの銀行業務は、多くの仲介者がいるために手数料高であったり、低速度な決済処理、地理的制約や通貨の制約など、情報化時代では考えられない非効率さを持っていました。
MyCryptoBankでは、ブロックチェーンを利用してこれらの非効率を解消し、仮想通貨コミュニティが銀行業務にアクセスすることを容易にできるようにします。
最終的にデジタルと従来からの通貨を組み合わせたハイブリッドな銀行プラットフォームを提供します。
MyCryptoBankが提供する銀行サービス
MyCryptoBankでは、デジタルと従来の銀行サービスを組み合わせて提供します。既にエストニアの仮想通貨交換ライセンス(FRK000118)とウォレットサービスのライセンス(FVR000139)を取得しており、サービス展開に向け着実に進んでいきます。
- オンラインバンクキング:24時間365日利用できるオンラインバンキングサービス。
- ATMインフラ:1万のATMを導入し、独自のATMネットワークを構築。サードパーティにも開放予定。
- 外国為替取引:仲介業者を排除しインターバンクにアクセス。通貨や指数、商品取引や仮想通貨取引ができる。
- 送金:従来の通貨や仮想通貨を最低限の手数料で送金できる。
- 交換:仮想通貨と法定通貨の取引を行うことができる。
- 仮想カード:VisaやMaster、銀聯を使い仮想カードで決済できる。
- デビットカード:仮想通貨チャージ型のデビットカードを提供。国境に依存しない支払いが可能。
- 預金:従来の通貨や仮想通貨を預け利息を得ることができる。
- ローン及びP2Pローン:仮想通貨を担保にMyCryptoBankからローンを受けられる。他の利用者からP2Pローンを受けられる。
- 仮想通貨獲得:加盟店が法定通貨や仮想通貨の支払いを受けることができる。
- コンサルティング:法律や税務、仮想通貨に関するコンサルティングサービスを受けることができる。
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MyCryptoBankの特長
MyCryptoBankはこれまでの銀行業務の非効率さを解消します。具体的には次のような特徴があります。
手数料が低い
MyCryptoBankの送金ではブロックチェーンプラットフォームを使います。
ブロックチェーンでは仲介者を排除することができるため、従来の銀行業務に存在していた多数の仲介者を排除し、結果的に利用者に対して低価格な手数料を提供することができます。
送金が高速
MyCryptoBankでは毎秒10万件の送金を処理し、僅か0.01秒で送金を完了させることができます。
これはMyCryptoBankがEOSのプラットフォームを利用しているためです。
EOSは後発のブロックチェーンで、EthereumのようにスマートコントラクトやDAppsが使えるのに加え、秒間100万件のトランザクションを捌くことができます。また、トランザクション手数料が無料であるという特長があります。
EOSを採用することにより、仮想通貨を利用した数ある銀行プラットフォームの中でも、圧倒的な高速送金を実現することができるのです。
地理的制限や通貨の制限がない
MyCryptoBankでは仮想通貨を扱うため、地理的制限に縛られなくなります。これにより、MyCryptoBankは世界中でサービスを展開していきます。
そして、仮想通貨の他にも従来からの法定通貨を複数種類扱うことができるようになります。
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MyCryptoBankの基軸通貨MCBトークン
MyCryptoBankでは、基軸通貨としてユーティリティトークンのMCBトークンが使用されます。MCBトークンは、利用者が保有するトークンの数に応じたサービスにアクセスするために使われます。
ステータス | Standard | Silver | Gold | Platinum |
ステータス取得の為のMCB保有数 | 300 MCB | 6,000 MCB | 90,000 MCB | 300,000 MCB |
交換と送金、現金払い、銀行送金の手数料割引 | なし | 10%引き | 25%引き | 50%引き |
キャッシュバック | なし | 0.5% | 1% | 1.5% |
定期預金金利の上乗せ | なし | +0.5% | +1.5% | +1.5% |
ローンとP2Pローン | 利用不可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
凍結期間 | 160日以上 | 160日以上 | 160日以上 | 160日以上 |
支払いリングの提供 | なし | あり | あり | あり |
デジタルマルチカードの提供 | なし | なし | あり | あり |
また、ステータスが高いMCBトークン所有者には新たなサービスへの優先使用権が与えられます。また、特別な与信条件を得ることができます。
MCBトークンが価格上昇につながる要素は、銀行サービスの需要になります。
銀行サービスを利用するにはMCBトークンが必要になるため、需要が増えるとMCBトークンを多くの利用者が購入することになります。MCBトークンの発行量には限りがあるので、需要と供給の関係で価格が上昇します。
ロードマップ
既に実施済みのロードマップ
- 2006年:VIPLAT社の設立
- 2014年:両替機の購入
- 2015年:決済委端末を5000台まで展開、インターバンク市場への直接続を行う為の流動性プロバイダーと契約
- 2016年:自社開発の決済システムの試運転、支払いソフトウェアを開発し毎分2万決済処理
- 2017年7月:MyCryptoBankプロジェクトのコンセプト策定
- 2017年11月:1 BIT OU社の設立
- 2018年4月:個人取引口座の開発開始、ライセンス取得のための書類提出
- 2018年5月:ライセンス取得、自社の仮想通貨取引所1bit.onlineの開発完了とリリース
- 2018年7月:ICOプリセールの手配
- 2018年8月:MVP MyCryptoBankウォレット、MyCryptoBankサービスに取引所を導入
これからのロードマップ
- 2018年9月:ICO
- 2018年11月:MCBの取引開始
- 2018年12月:決済ライセンスの取得、EMIライセンスの取得、販売者請求システムの導入
- 2019年Q1:
- 信託通貨の機能と暗号通貨の交換機能を備えた暗号端末の実装
- MCB支払いリング製造
- パートナー銀行とのMCB銀行カード発行の開始
- 信託通貨の機能と暗号通貨の交換機能を備えた暗号端末の実装
- コールド暗号通貨ウォレットとしてのオプションの使用による支払いマルチカードの実装
- 2019年Q2:
- SWIFTでのパートナーシップ契約
- ヨーロッパにおける金融業務用EPCルールブックの導入
- 生体認証によるユーザ識別技術の実装
- ブローカーライセンス取得
- 外国為替市場における通貨、指数、先物取引の開始。
- 2019年Q3:
- ケイマン諸島で取得したBタイプの国際銀行ライセンス
- 信託財産の払い戻しおよび預託のためのMCB仮想通貨ATMの導入
- 仮想通貨獲得サービスの開始
- 2019年Q4:
- MCBモバイルバンクにおけるР2Рローンシステムの開始
- 仮想通貨による銀行業務のための追加ライセンスの受領
- 仮想通貨でクレジットするMCBユーザーの導入
- 仮想通貨АТМネットワークの拡大
- 税務を含むコンサルティングおよび法律サービスの提供
- 銀行預金サービスレンダリングの開始
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ICOに参加するには
2018年7月16日から10月14日にかけてプレICO及びICOが行われます。
MyCryptoBankのページにアクセスし「JOIN ICO」からサインアップします。
トークンの基本スペック
- プラットフォーム:EOS
- 正式名称:MCB Token
- シンボル:MCB
ICO情報
- 売り出し期間:2018年7月16日-8月16日 (プレICO)、9月10日-10月14日(ICO)
- 売り出し数:517,000,000 MCB
- 支払い通貨:不明
- 売り出しレート:
- プレICO:1 MCB = 0.2 USD – (1週ごとに0.02 USDずつ上昇)
- ICO:1 MCB = 0.28 USD – (1週ごとに0.03 USDずつ上昇)
- ソフトキャップ:3,000,000 USD
- ハードキャップ:100,000,000 USD
MyCryptoBankに関する情報
- MyCryptoBank公式サイト
- MyCryptoBank公式Twitter
- MyCryptoBank公式Facebook
- MyCryptoBank公式LinkedIn
- MyCryptoBank公式Telegram
- MyCryptoBank公式Medium
さらに良い情報をキャッチするために
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