プロジェクト解説

【ICO】DIAMCO:天然ダイヤモンドを流動化するプロジェクト

プロジェクト解説
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最近増えてきたステーブルコインという分野は、何らかの物理資産を価値の裏付けに使うアプローチを採っています。

有名なのは、USドルを裏付けにしたUSDTやTUSDになります。そのほかにも金(ゴールド)を裏付けにしたものも存在します。

今回は天然ダイヤモンドを裏付けにしたDIAMCOというプロジェクトを紹介します。

DIAMCO概要

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DIAMCOは、天然ダイヤモンドをトークン化するプロジェクトです。つまり、トークンの価格はダイヤモンドの価値に裏付けされるため、安定したものになります。

一見すると単なる物理資産をトークン化したものですが、ダイヤモンドをトークン化するのは他の物理資産をトークンするのとは勝手が異なります。

例えば、金や石油の場合はある程度の品質基準があり、一定数量で保管するのが容易です。しかし、ダイヤモンドは純度や大きさがバラバラであるため、このようなものをトークン化するというのは前者より容易ではありません。

DIAMCOでは、ダイヤモンド市場が抱える問題をトークン化するという手段を用いて解決し、ダイヤモンドに流動性を持たせます。

ダイヤモンド市場における問題

購入場所が閉ざされている

ダイヤモンドは市場が閉ざされているため、専門業者しか出入りできず、売り手と買い手を探すのが難しいという現状があります。

信用リスクが大きい

ダイヤモンドを買う場合は、多額の金額を前払いする必要があります。ダイヤモンドが引き渡されるまで、買い手は商品を受け取ることができなくなるリスクを背負います。

しかも、ブローカー/ディーラーの評判が良いほど価格が高くなるため、品質が一定でもその評判で価格が左右するのは消費者にとってはメリットとなりません。

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透明性が低い

所有者は、ダイヤモンドを購入した瞬間からその事実を第三者に知られたくありません。

そのため、それがさらに二次流通して個人が買えるというのは困難になっていきます。

流通と保管が難しい

ダイヤモンドは高額であるため、流通には警備を付ける必要があり、保管についても盗難されないセキュリティが必要になります。いずれもリスクとコストがかかります。

非効率な税金が課される

ダイヤモンドを輸入する際には、申告書を提出して関税や消費税を払う必要があります。

ダイヤモンド購入時点でも税金を払っている為、ダイヤモンドを購入するということは多額の税金を払うことになります。

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DIAMCOで実現すること

DIAMCOでは、前述のダイヤモンドの問題を以下の技術ソリューションを使って解決します。

ダイヤモンド市場に流動性をもたらす

DIAMCO独自の基準「DIAMCO標準」を作り、その標準規格のダイヤモンドをトークン化することで、ダイヤモンド市場に流動性をもたらします。

DIAM標準では、以下のように独自にダイヤモンドの標準規格を定めています。

DIAMCO標準:

  • 重量:1-1.05カラット
  • 色:無色 D / E / F
  • 透明度:IF / VVS1 / VVS2
  • カット (カット、ポリッシュ、シンメトリー):Excellent (XXX)
  • 蛍光性:なし
  • GIA認定
  • 天然由来

ブロックチェーン技術を使う

ダイヤモンドの価値に裏付けされたトークンを生成し、それの所有権履歴をブロックチェーンで管理します。

そのため、所有権の発行や移転を正確に記録することができます。

ダイヤモンドの金融商品(トークン)または現物と引き換えできるようになる

トークン化されたダイヤモンドの入手はオークション形式になります。

オークションでは、法定通貨と仮想通貨の両方で入札することができるようになります。

また、トークンを現物のダイヤモンドと引き換えることもできます。

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DIAMCOで使われる2つのトークン「AL’COIN」「DIAM」

DIAMCOのプラットフォームで使われるのは2種類のトークンになります。

  • AL’COIN:DIAMCO独自の基準「DIAMCO標準」のダイヤモンドに100%裏付けされているトークン。
  • DIAM:ダイヤモンドのオークションに入札するためのトークン。

AL’COINとDIAMの関係性

DIAMCOでは、オークション後に実際にダイヤモンドの調達が行われます。

まず、オークションの入札では、仮想通貨+DIAMか、DIAMのみ(法定通貨を使う場合)で入札します。

その後、ダイヤモンドが調達されて安全な保管場所に保管されると、AL’COINトークンが落札者に配布されます。もし、仮想通貨で支払った場合は、購入金額の10%のキャッシュバックをDIAMトークンで受け取ることができます。

このようにして、資金をスマートコントラクト上にエスクローすることにより、信用リスクを下げることができます。

DIAMトークンのスペック

  • トークン正式名称:DIAM COIN
  • トークンシンボル:DIAM
  • プラットフォーム:Ethereum
  • トークン規格:ERC20
  • 最大発行数:10,000,000,000 DIAM

DIAMCOのプラットフォームはEthereumを利用しますが、状況により独自ブロックチェーンに移行する可能性があります。その場合は、1:1のレートでトークンスワップが行われる予定です。

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ロードマップ

2018年4月-9月

  • DIAMCOビジネスプロセスの国際チームと主要コンセプトの構築
  • DIAMCO開発の開始
  • マーケティングキャンペーンとプロジェクト・アーキテクチャの作成
  • ジュエリーと金融業界のパートナーとの契約の開始

2018年9月-10月

  • DIAMトークンを生成するための3回のプライベートラウンドの実施

2018年11月-2019年3月

  • DIAMCOプラットフォームの開発
  • DIAMCO標準のダイヤモンドのオークションを行うための最初のSPVの設立

2019年4月

  • DIAMCOプラットフォームの商業運用開始
  • 最初のオークションとAL’COIN生成
  • AL’COINのダイヤモンド分配のための保管機関の組成

2019年12月

  • ドバイ免税店での流通ポイントの拡大
  • AL’COIN生成のためのオークション規模の拡大

2020年10月

  • ダイヤモンドに引き換えるためのATMの導入
  • DIAMCOプラットフォームへの新しいプロダクトとサプライヤーの導入:時計、ジュエリー

ICOに参加するには

DIAMCOは正確にはICOではなくTGE(Token Generation Event)になります。TGEとは第三者により精査された、いわば質の良いICOになります。

資金が集まりにくい現状を受けて、方針を再検討中とのことです。

DIAMCOに関する情報

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当ブログでは、情報発信用にLINE@を用意しております。

グレーなネタや、ICOのプライベートセールの購入枠を含めた情報など、とにかくブログで公表できない情報をご紹介します。

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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