プロジェクト解説

【ICO】CIVIL:新しいジャーナリズムを実現する分散型報道プラットフォーム

プロジェクト解説
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今や報道業界もブロックチェーンを無視できない時代になってしまいました。そして、そんな業界関係者から注目されているブロックチェーンプロジェクトがCIVILと呼ばれる分散型報道プラットフォームです。

CIVILの概要

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CIVILは持続可能なジャーナリズムのための分散型報道プラットフォームです。

ジャーナリズムは死んでいる。これは普段から情報に接しているあなたも体感していることでしょう。人々はメディアをだんだん信頼しなくなり、世論操作に対する関心を寄せるようになりました。

ジャーナリズム3.0を目指すCIVILでは、ブロックチェーンを利用し新しいニュースモデルを作り出します。ニュースに対する信頼と責任を取り戻し、コミュニティを強化することにより、これまでのジャーナリズムの問題を解決します。

ジャーナリストはCIVILを通じて、配信会社を経由することなく、自らの記事を直接読者に届けることができます。しかも、ジャーナリストが偏向報道などで暴走しないようにコミュニティでチェックする仕組みが備わっています。

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CIVILの特長

ジャーナリストが直接ニュースを配信

CIVILの一番の特長はこれです。

従来のジャーナリズムでは、ジャーナリストは新聞社やテレビ局などの組織を経由してから記事を公開してきました。そのため、不都合な情報がフィルタリングされ、すべてのニュースが公開されるとは限りませんでした。

CIVILでは、ジャーナリストらがプラットフォーム上にニュースルームを開設して、そこで記事を公開することができます。読者にジャーナリストの記事がそのまま届けられるようになります。

CIVILのニュースルームは既にできあがっており、Meet the Newsrooms running on Civilで確認することができます。

実は、このニュースルームは簡単に開設することはできません。ニュースルームの目的や、対象コミュニティ、コミュニティからマネタイズするための計画などのミッションを提出しなければなりません。

分散型のプラットフォームを採用し信頼性を向上

CIVILでは分散型のプラットフォームを採用します。

ニュースルームにはジャーナリストの記事が公開されます。その記事は第三者による編集ができないものの、これだけだと問題がある内容がそのまま公開されてしまう可能性があります。

CIVILのプラットフォームでは、そうならないように、さらに事実の確認者と配信者が存在しており、ジャーナリストの記事の品質をチェックする体制になっています。

結果的に、CIVILでは透明性と自律性を確保することができ、ジャーナリズムの価値を向上させることができます。

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読者はニュースルームに対して購読料を支払う

ジャーナリストの活動はタダではありません。もちろんお金がかかります。

そのため、CIVILのプラットフォームでは読者がニュースルーム(ジャーナリストや確認者、配信者)に直接料金を支払うことになります。

この支払いでは、CIVILを運営するCivil Media社が手数料を取ることなく、読者の支払いが100%ニュースルームに渡ることになります。

また、ニュースルームの購読のすべてが有料というわけではなく、無料コンテンツも存在します。

ジャーナリズムのための行動規範が存在する

ジャーナリズムの高い品質を保つためには、ジャーナリズムのための行動指針が必要になります。

CIVILではそれを「The Civil Constitution」(日本語訳すると「Civilの規約」)として規定されています。

この行動指針では、ジャーナリズムにおける目的や価値観、行動規範が規定されており、ジャーナリズム関係者はこれに従うことが求められます。

もしニュースルームがこれに違反していると判断された場合、ニュースルームへの異議申し立てをすることができます。

実際に異議申し立てをしているかの判断はコミュニティに委ねられ、Civilプラットフォームのトークン保有者による投票によって決まります。仮に、否認されたとしても、ニュースルームの運営者は後日内容を改めて承認のための投票審査を受けることができます。

このように、参加者のパワーバランスが一方的にならないように、フェアな運営が行われます。

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Civilプラットフォームで使われるCVLトークン

Civilプラットフォームで使われるトークンがCVLになります。

トークンが必須なサービスと必須ではないサービスがある

CIVILでは、CVLが必須なサービスと、必須ではないサービスに領域が分かれます。その領域の区切りを、CIVILではウォーターラインと表現しています。

ウォーターラインは、次のような感じになります。

CIVILのウォーターライン

CIVILのウォーターライン

この図だと細かくで見ずらいので、文章に起こします。

CVLトークンが必須な領域

  • クリエイター:Civilの記事公開のためのサービスやツールを使う人たち
  • コミュニティメンバー:CVLトークンの保有者(プラットフォームの管理に関わる人たち)

CLVトークンが必須ではない領域 (CLV, ETH, USDなど)

  • 読者/支援者:記事を閲覧する人たち

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トークン用途

CVLトークンはジャーナリズムそのものので必要になる他、ニュースルームがThe Civil Constitutionに従う状況を作り出すために必要になります。トークンの用途をもう少し詳しく見ていきます。

ニュースルームの立ち上げ

CIVILのニュースルームを立ち上げるには、CVLを入金する必要があります。

ニュースルームへの異議申し立て

ニュースルームがThe Civil Constitutionに違反していると思われる場合、コミュニティはニュースルームに異議申し立てをすることができます。

ニュースルームへの異議申し立てへの投票

ニュースルームへの異議申し立てした場合、コミュニティでそのニュースルームを否認するか投票することができます。

投票の勝者は、敗者側のトークンの保有分と同等量を投票への参加報酬として付与されます。

投票の否認に対する控訴

ニュースルーム運営者が投票で否認を受け、その結果がThe Civil Constitutionに違反していていると考える場合、CIVIL評議会に控訴することができます。

CIVIL評議会は、退役軍人、退役ジャーナリスト、ジャーナリズム学者、弁護士などから構成されており、投票結果がThe Civil Constitutionに違反していないかの判断を行います。

ジャーナリストの支援

コミュニティメンバーは、ジャーナリストをCVLで支援することができます。

トークンスペック

  • トークン正式名称:Civil Token
  • トークンシンボル:CVL
  • プラットフォーム:Ethereum
  • トークン規格:ERC20
  • 総発行数:100,000,000 CVL

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ロードマップ

ロードマップが、Webページやホワイトペーパーで公開されていないため不明です。

既にCIVILのニュースルームが稼働しているため、ロードマップが公開されていないからまったく信頼できないというわけではありません。

ICOに参加するには

CIVILのICOに参加するには、CIVILのWebサイトにアクセスし「BUY CVL TOKENS NOW」をクリックしてToken Foundryアカウントを作成します。TokenFundryからCVLを購入することになります。

  • トークンセール期間:2018年9月18日 23:00-10月16日 6:00(日本時間)
  • 売り出し数:34,000,000 CVL(総発行数の34%)
  • 支払い通貨:ETH
  • 販売レート:1 CVL = 0.25 – 0.74 USD(時期が経つごとにレート上昇)
  • 最低購入額:20 USD
  • ソフトキャップ:8,000,000 USD
  • ハードキャップ:24,000,000 USD
  • 売れ残りトークンの扱い:不明

CIVILに関する情報

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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