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「キワミプロジェクト with いただきMICE ブロックチェーンカンファレンス #3」レポート

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2019年1月13日に東京秋葉原にて「キワミプロジェクト with いただきMICE ブロックチェーンカンファレンス #3」が開催されました。

日本国内で初めてプレゼンテーションを行うプロジェクトもあるので、どのようなものか見に行ってきました。

当日は、キワミプロジェクトの主催企業である株式会社ペコラの大森博幸氏が司会進行をし、6のプロジェクトやブロックチェーン企業がプレゼンテーションを行いました。

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ASCLEPIUS NETWORK PROJECT

ASCLEPIUS NETWORKは、医療のブロックチェーンで、最先端医療を世界の人々へ出そうというプロジェクトです。

日本は医療先進国と言われていますが、最先端医療を受けているのはごく一部の人だけで、実際は後進的な医療を受けている人がほとんどになります。

最先端医療をわかっている医者であれば良いですが、そうではない医者も少なくありません。

例えば、咽頭がんがPET診断で専門家が見ても発見率は40%しか見つけられない、乳がんのマンモグラフィーは東洋人だと見つけられないなどの実態がありますが、それでも多くの医者はそれらの後進的な医療を採用しています。

また、医者によって同じ病気でも「肉は食べてOK」「肉は食べてダメ」というように、逆のことを言われる場合もあります。

これらの問題は、医者に知識があれば改善される可能性があります。

そこで、ASCLEPIUS NETWORKでは医療の知をブロックチェーン上に集積します。なぜブロックチェーンを使うかは、過去にハッキングを受け、システムにランサムウェアを入れられた経験があるからです。

中央集権システムはランサムウェアが入ると、システムが止まってしまうリスクがあります。医療のデータは改ざんされていけないもので、システムの運用でが止まってはいけないものであるため、ブロックチェーンとの親和性が良いとしています。

将来的には、蓄積された医療データを使い、AIを用いてより正確な解決手段を提供することを目指します。

ASCLEPIUS NETWORKは医療の知を集積する

ASCLEPIUS NETWORKは医療の知を集積する

DORcoin

DORcoinは、ティーンエイジャー向けの動画のキュレーションサイトdoraに関するプロジェクトです。doraはもともと博報堂の事業の一つで、その後他社に譲渡された経緯があります。

doraでは、海外の日本文化に関する高さに注目し、海外に大きく出ていくことを計画しています。その際に、doraの中で商品を公開した際にそれを購入できるようにするようになります。

それ以外にも、世界的な学術機関との提携も予定しており、doraの枠を超えた幅広い使われ方を模索していきます。

なお、DORcoinは既に海外の取引所に上場されており、シンガポールのTokenXで売買することができるようになっています。

DORcoinはdoraプラットフォームの価値交換で利用される

DORcoinはdoraプラットフォームの価値交換で利用される

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BitOne Trade HK

BitOneは、東証二部に上場している日本の企業です。

現在、BitOneは香港で仮想通貨取引所を運営しており、52種類の仮想通貨を上場し、海外居住者向けにサービスを運営しています。

BitOneでは取引所のほか、ICOプロジェクトにも参加しています。その一つが台湾のXGX COINになります。BitOneがテクニカルアドバイザーとして参画し、スマートコントラクトの設計などに関わりました。このプロジェクトでは、プロモーションで蒼井そらに手伝ってもらいました。

また、BitOneでは、まだまだ偏見が多いの分野に関する教育を重視しています。ブロックチェーンや仮想通貨の基礎的なことについて、人々に教えていきます。

プレゼンテーションは、BitOneは日本居住者向けにサービス提供はしていないものの、海外に引っ越す機会があったら、是非使ってみてほしいと締めくくられました。

BitOne取引所に現在上場している仮想通貨

BitOne取引所に現在上場している仮想通貨

arbitex

arbitexは、マルタやシンガポール、香港で開設予定の仮想通貨取引所です。現在は、開発途中になります。

arbitexでは、仮想通貨取引だけではもう時代遅れとし、仮想通貨に関するあらゆるニーズに対応していくことを目指しています。

プロジェクトメンバーには、もともと証券取引所に関わっていたメンバーが入り、金融の知見を持ってプロジェクトを進めていける体制がとられています。また、中国トップランクの取引所エンジニアも参加しており、マッチングを高速でできるようにC言語を使った開発を行っています。この他、UIを作るために世界的なデザイナーが参加しており、プロダクトができるのを楽しみにしていて欲しいのことです。

arbitexがユニークな点の1つは拡張性になります。なんでも機能を突っ込めばよいというものではなく、プラグインとして利用者が自由にON/OFFできるようにします。

また、利用者からみて資産が保護される取引所を目指します。ICOプラットフォームを取引所が提供することにより、利用者は取引所の資産をそのまま支払いに充てることができるようになるほか、取引所がプロジェクトを審査することによりプロジェクトが健全であるという情報を提供できるようになります。また、ICO後に全部プロジェクトに資金が渡らず、段階的に渡るような仕組みを取り入れることで、資金が全額持ち逃げされることを防ぎます。

artbitexでは、前述の上場企業であるBitOneと提携しており、双方のノウハウをお互いのビジネスに反映させていくことを行います。

arbitexの業務提携

arbitexの業務提携

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Enchain.asia

Enchain.asiaは、日本における中国企業やプロジェクトの支援を行う企業です。コンサルや運営、開発や運営技術、ランディングのサポートを行っています。

プレゼンテーションでは、中国における仮想通貨に関するトレンドが紹介されました。

現在のトレンドとしては、多くの中国のブロックチェーン企業が日本に進出したがっていることが紹介されました。話によると、仮想通貨交換業の申請をして待っている企業の多くが中国系の企業ではないかとのことです。

中国企業が日本に進出していくことについて、様々なハードルがあります。特に、法律面については知らない企業が多く、Enchain.asiaでは中国企業向けへの説明会や日中交流イベントを積極的に開催しています。

また、通称連盟と呼ばれる、投資家や企業、研究機関などが加盟して一般企業のブロックチェーン導入を促進する団体を立ち上げています。

Enchain.asiaの取り組みの一例

Enchain.asiaの取り組みの一例

いただきますコインプロジェクト

いただきますコインプロジェクトは、食糧難の解消を目指すためのプロジェクトです。

現在の日本の農業の問題点は、そもそも担い手が少なく、すでに農業従事者は2万人を切っています。その結果、担い手不足の農家が増え、耕作放棄地が拡大しているという実態があります。いただきますコインプロジェクトでは、まずはこれらの解消に取り組んでいきます。

プロジェクトでは、多くの企業からなるコンソーシアムを作っています。そこから、耕作放棄地ではちみつや卵を生産するビジネスが派生的に広がっており、全体のエコシステムが拡大しています。

この他、屋形船の会社や、リクルートの「やっちゃばクラブ」との提携も行っています。

いただきますコインプロジェクトのファーマーズエコシステム

いただきますコインプロジェクトのファーマーズエコシステム

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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