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【取引所】BBOD:アルトコインをショートできるデリバティブ取引所

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あなたは、暗号通貨が大きく値下がりしている中で「このアルトコインをショートできればいいのに・・・」と思ったことはあるのではないでしょうか?

実はそのような取引所が近々本格オープンします。今回紹介するのは、イギリスのBBODと呼ばれる暗号通貨のデリバティブ取引所です。

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BBODとは

BBOD(BLOCKCHAIN BOARD OF DERIVATIVES)は、暗号通貨から派生したデリバティブを扱う取引所になります。

デリバティブを扱うことにより、レバレッジをかけて取引をすることができ、通常の取引所では買い(ロング)しかすることができなかった暗号通貨において、売り(ショート)から入ることができるようになります。

これにより、下降相場においても資産を増やすチャンスを作ることができるようになります。

また、BBODではUSDと連動したステーブルコインTUSD建てで売買することができるため、よくあるBTC建ての取引所のようにBTC価格変動を気にしなくて済むようになります。

BBODの特徴

匿名取引ができる

このご時世としては珍しく、BBODではKYC(本人確認)が必要となりません。

BBODでは、単にメールアドレスを使ってサインアップするだけなので、取引のプライバシーを守ることができます。

高レバレッジ取引をすることができる

BBODでは、高レバレッジ取引をすることができます。流動性が高い先物に関しては50倍を、その他の先物に対しては20倍のレバレッジを適用します。

高レバレッジ取引の場合に気になるのが、価格が大きく動いた場合の損失になります。

BBODの場合は、追証はなく、アカウントのポートフォリを価値が基準となる証拠金維持率を下回ると自動的に精算されるようになっています。

主要なアルトコインの先物を取引することができる

BBODでは、ビットコインを含め主要なアルトコインの先物を取引することができます。先物になるため、現物と同様に買い(ロング)から入って取引できるのはもちろん、売り(ショート)から入って取引することもできます。

これにより、下降相場の場合も利益を上げることができるようになり、単純に利益を上げるチャンスが増えることになります。

ただし、BBODで扱っているのは先物のみであるため、現物資産を保有する事はできません。

BBODの初期段階で対応しているビットコイン及びアルトコインの先物は、以下の通りです。

  • Bitcoin(BTC)
  • Ethereum(ETH)
  • Ripple(XRP)
  • EOS(EOS)
  • Binance(BNB)
  • Litecoin(LTC)
  • Cardano(ADA)
  • NEO(NEO)
  • Stellar(XLM)
  • IOTA(MIOTA)
  • Monero(XMR)
  • NEM(XEM)
  • ICON(ICX)
  • Elatos(ELA)
  • Decred(DCR)
  • Digibyte(DGB)

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満期がある・ない先物の両方を扱う

BBODでは、2種類の先物を扱っています。

  • 満期がある先物(標準先物)
  • 満期がない先物(無期限先物)

一般的に先物は「将来の決められた期日に特定の商品を現時点で取り決めた価格で売買する」という契約であるため、満期が決められています。BBODの中では、このような先物を標準先物として扱います。

またBBODでは、満期がない無期限先物の取引を行うことができます。そのため、トレーダーは満期を気にせずに取引できるメリットを享受することができます。

標準先物の場合は、満期がくると最終的に現物と価格が一致しますが、無期限先物では満期が無いため、現物からは価格が乖離します。

どのように無期限先物と現物の価格を近づけて行くのか?BBODでは、1分ごとにトレーダーが金利の支払い、または受け取りを行うことにより、無期限先物と現物との価格が乖離しないようにします。ちなみに、BitMEXではこの仕組みを8時間毎に行っていますが、BBODではより厳密に無期限先物と現物との価格が近づくようにします。

標準先物と無期限先物の使い分けは?

標準先物は、より透明性や追跡可能性を求めるトレーダー向きになります。金利の支払いが無いため、長期投資やマイニングのリスクヘッジに適しています。

一方で、無期限先物は短期で利益を追い求めるトレーダー向きになります。金利の支払いがあるものの、満期を気にすることがなくトレードすることができます。

売買に信頼性が高いTrueUSD(TUSD)を採用している

BBODでは、入金できる通貨や取引時の決済通貨としてTrueUSD(TUSD)を採用しています。

TUSDは、USDTの次に誕生した米ドル連動のステーブルコインです。ERC20規格になるため、イーサリアムウォレットで扱うことができます。

USDTでは、発行元のTeher社が保有する米ドル額とUSDTの発行枚数が一致していることを確認するための監査が正しく機能しておらず、たびたびUSDTの価値が本当であるか議論になることがあります。

それに対して、TUSDでは米ドルが信託口座で分別管理され、定期的な監査が入ります。また、スマートコントラクトにより発行されるため、透明性を保つことができ、USDTより遥かに信頼性の高いステーブルコインになります。

TrueUSDに関する参考情報

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分散型ウォレットを採用しておりハッキングリスクが低い

BBODは、ウォレットを取引所が集中管理する仕組みをとっていません。

BBODの利用者は、Ethereum上にスマートコントラクトウォレットが作られ、そこからスマートコントラクトマネージャーを通して資金の出し入れをすることになります。これらの動作はEthereum上のチェーン上で行われるため、取引所がハッキングされても顧客資産が失われるリスクを抑えることができます。

ここで懸念されるのが、透明性が高いといわれるEthereum上で使われるウォレットのプライバシーの問題です。BBODでは、KYCがないため利用者の取引の匿名性が確保できる上に、Ethereumネットワーク上からは誰が所有者であるかはわからないため、総合的にみてプライバシーが保護できるとしています。

ちなみに、BBODではウォレットは分散型でありますが、マッチングは中央集権型になります。マッチング速度は秒間125万件になるため、ストレスなく取引することができます。

BBODのウォレットの概念

BBODのウォレットの概念

取引所トークンがある

BBODでは、取引所独自のBBDトークンを発行しています。

BBDトークンを支払い通貨として使うことにより、取引手数料の割引を受けることができます。また、TUSDの宝くじへの参加などの特典が検討されています。

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BBODと他の取引所との比較

BBOD Huobi OKEx BitMEX Bitfinex
標準先物 ×
無期限先物 × ×
アルトコインのロング/ショート × × ×
分散型ウォレット × × × ×
最大レバレッジ 50倍 20倍 20倍 100倍 3.33倍
原資産の数 16 1 8 8 100以上
入金/決済通貨 TUSD BTC, ETH,
EOS
複数対応 BTC 複数対応

BBODに関する情報

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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