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ブロックチェーンが描く未来 – Rexx関連プロジェクトミートアップ イベントレポート

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2019年4月20日に、オリジナルのブロックチェーンプラットフォームRexxの関連プロジェクトが一同に会したミートアップが行われました。本記事では、個別プロジェクトに関する部分をピックアップして紹介します。

イベントページ:ブロックチェーンが描く未来

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取引所 Rexx-Ex Global

Liu Xiao Dong氏

Liu Xiao Dong氏

Rexxが売買できる取引所「Rexx-Ex Global」について、開発会社のCOOであるLiu Xiao Dongがサービス内容を説明しました。

Liu氏は取引所の開発経験が豊富で、IDAX、CoinTiger、FCoin、CoinBeneなどの大手の取引所を開発してきました。

取引所の開発実績

取引所の開発実績

Rexx-Ex Globalは、北京やシンガポール、韓国や日本との共同チームで開発され、フィリピンでライセンスを取得しています。現在は中央集権型取引所ですが、最終的には分散型取引所への移行を目指しています。

Liu氏は、今回の取引所はこれまで開発してきた取引所のノウハウをもとに、5段階のセキュリティを入れ、さらに学習機能がついたAIロボットを入れてセキュリティを高めています。

Rexx-Ex Globalのサービス自体は、4月20日からベータ版が開始し、利用者からフィードバックを募っていきます。正式版は6月26日に開始する見込みです。

ベータ版ではc0ban(c0ban)とRexx(REX)の交換が始まり、取引ペアの決済通貨にはc0ban, REX, USDT, BTCの4種類が採用され、8月に向けてさらに取引ペアを増やしていきます。もちろん、Rexxチェーンを採用したATMATERASやactcoinにも対応していきます。

通貨ペアで使われる決済通貨

通貨ペアで使われる決済通貨

Rexx-Ex Globalは、現在世界のどの国からでも登録可能で、英語と中国語のユーザーインターフェイスが提供されています。

また、APIが提供され外部サービスと連携できるようになる他、将来的にHello Payウォレット内で取引所に送金しなくても暗号通貨同士の交換ができるようになる予定です。

Rexxの説明

Rexxの説明は、ブロックチェーン再入門のコーナー内で行われました。ブロックチェーンの説明に関しては割愛します。

Rexxは、ブロックチェーン3.0に位置します。ブロックチェーン1.0が送金のみのビットコイン、2.0がイーサリアムのようなスマートコントラクト、そして3.0ではブロックチェーンでビジネスモデルやサービス提供ができるようになります。

ブロックチェーン3.0

ブロックチェーン3.0

Rexxで解決したいものは、ブロックチェーン2.0までに存在していた問題です。それは、性能であったり、手数料、スマートコントラクト、異なるブロックチェーン間の通信になります。

そこで、Rexxでは秒間3000トランザクションの処理を実現し、非常に少ない手数料でユーザーが気軽に使うことができる環境を提供します。

また、イーサリアムのスマートコントラクトの開発言語であるSolidityは歴史が浅く、セキュリティのリスクもあることから、Rexxでは多くの人が扱うことができるJavaScriptを開発言語に採用します。

異なるブロックチェーン間の通信に関して、Rexxではビットコインやイーサリアムと通信ができるようになるクロスチェーンの仕組みを導入します。これにより、Rexx上で動いているサービスでBTCやETHの支払いができるようになります。

Rexxでは、幅広い分野での取引基盤の構築を行い、情報の取引から価値の取引を実現することをビジョンに掲げ、プロダクトの進化を推進していきます。

Rexxのビジョン

Rexxのビジョン

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AMATERASプロジェクト説明

AMATERAS(アマテラス)は、開発会社であるカエタルテクノロジーCEOの山中剛志氏がプロジェクト内容を説明しました。

AMATERASは、IoT技術とアミューズメントを組み合わせた新しいプラットフォーム上で使用できる暗号通貨です。IoTとは、Internet of Things(モノのインターネット)の略で、すべてのものがインターネットに繋がるということを指します。

AMATERASとは

AMATERASとは

AMATERASでインターネットにつながるのは、ゲームセンターであるアミューズメント機です。UFOキャッチャーやコイン落とし、スロット、パチンコなどのハードウェアを伴ったゲームがつながるといいうことです。これらはIoTアミューズセンターと呼ばれています。

IoTアミューズセンターは、既に東京品川区の天王洲アイルにショールームが開設されています。

IoTアミューズセンター

IoTアミューズセンター

会場ではデモビデオが流され、別の場所にあるスロットマシンがスマートフォンでリモート制御され、スマートフォンには遅延なくその画面が映っている内容が映し出されました。

このようなことをすることで、日本ではもう見られない名機で遊ぶことができるのがAMATERASの強みの1つだといいます。

AMATERASのスロットデモ

AMATERASのスロットデモ

AMATERASでは、暗号通貨のAMATERASトークンを購入し、それを使ってプレイポイントを購入して遊ぶことになります。AMATERASトークンで直接遊べるようになっていないのは、暗号通貨が変動しているので価値が一定のポイントで遊べるという仕組みにしているそうです。アミューズメントで得たポイントはAMATERASトークンに交換できるほか、景品にも交換できるようになります。

また、アミューズメントマシンのオーナーにり、他のプレイヤーが遊んだ場合にAMATERASトークンが自分の収入になるような仕組みも設けています。

今後のビジネスの展開としては、法律面を気にしながら進めていきます。著作権や公衆配信権については検討の余地があるとし、これから法的面でクリアになるように取り組んで行くそうです。

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actcoinプロジェクト説明

actcoin(アクトコイン)は、は「愛と勇気とお金を等価交換する」を掲げ、国連が提唱するSDGsの目標と連動した団体の活動など可視化するブロックチェーンプロジェクトです。

Founderの上杉氏は、社会貢献を行うソーシャルアクターで、過去から今日に至るまでラオスクラスター爆弾撤去支援活動や水場の建設をしています。そのきっかけとなったのは「Surviving the Peace: Laos」という動画です。

ラオスではかつての戦争で使われた不発弾が多く残されています。かつては子供達がくず鉄を集めるために不発弾を集めて被害にあう事件が起きています。上杉氏は、実際に動画に出ている被害者のご家族に会いに行って本当かどうか確かめてきました。

上杉氏は、最初は社会貢献したいものの、どうやらばいいか判らず、子供にノートや鉛筆を渡すなど物品での支援を考えていました。しかしそれが根本的な問題を解決していないことに気がついたといいます。

ラオスでは、今も年間40-50名が不発弾の被害に遭い、その多くは小さな子供です。上杉氏は、不発弾の問題を解決しなければ畑や田を耕したり普段の生活をするにも危険が伴い、不発弾で汚染されている地域を減らさないと何も始まらないと強く訴えました。

そのような上杉氏が取り組む活動は、SDGsと呼ばれる持続可能な開発目標に基づいているものになります。SDGsが国連で採択されてからは、金融の世界のESG投資など、社会貢献のセクターとお金のセクターが繋がり始めてきたといいます。

actcoinでは、このSDGsを促進するためのトークンエコノミーを促進します。

また、講談社のFRAUがまるごとSGDs特集をし、そこでもactcoinが取り上げられました。FRAUは異例の売れ行きになり、重版になったくらいの反響があったそうです。それをきっかけに、actcoinはたびたびメディアに取り上げられるようになりました。

actcoinが実現すること

actcoinが実現すること

会場では、actcoinのメンバーによるパネルディスカッションが繰り広げられました。プロジェクトの立ち上げ経緯から、現在のようにメディアで多く取り上げられ、行政などさまさまな団体から問い合わせがくるようになるまでの話などが明かされました。

actcoinでは、参加者がソーシャルアクターとなり小さな社会貢献活動を積み重ねていくことで、お金が還流されるようになっています。自分の活動を可視化していくことで活動が楽しくなっていくそうです。

未来へ向けて、これから3年間は「世界初売買できないトークンが世界の社会課題を解決へ」という見出しがメディアに出るようなソーシャルインパクトを与えるように活動していきますなど、各々が意気込みを語りました。

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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