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FCoinに関する張健氏Q&A(2019年4月29日版)第1部 ーFractalの進捗

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取引マイニングを世界初で導入し、ユーザ還元の仕組みの先がけとなったFCoinの張健(Zhang Jian)氏は、定期的にコミュニティへのQ&Aセッションを設けています。

今回当メディアで翻訳版を入手したので、2019年4月29日のセッション分を公開します。

独自ブロックチェーンのFractalやFCoinJPに関する言及もあり、興味深いものとなっておりますので、是非ご覧ください。

Q&Aの内容が長く、全部で4部構成になっています。第1部では、最近流れている噂について、独自ブロックチェーンのFractalについて取り上げます。

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FCoin及びFractalに関するQ&A

はじめに

皆さん、こんにちは。

今日は、私たちのコミュニティQ&Aを通して、皆さんが気にしている問題のいくつかに回答致します。最近、FCoinや市場全体が大きく変わってきますし、皆さんからの質問が多いと思いますので、コミュニティでいくつかの質問を集めました。

では、事前に集めた質問を一つずつ回答します。

最近流れている噂について

これらの質問に答える前に、最近流れている噂について説明します。

最近、何人かからの質問を受け取りました。6月に機関投資家の合計6億FTのロックアップが解除されることがあるかと聞かれますが、そのような状況はありません。

まずデータの根拠がなく、偽造されたものに違いません。また、ポジションの大きい機関投資家、特に初期投資家と新規参入の戦略的投資家は、2年間以上にわたり、長期的にロックアップをしており、FCoinの創業チームとほぼ同じです。

FTの全体的な保有状況と将来の様々なデータの透明性の計画に関しては、私たちも徐々に推進していきます。私たちのプロダクトのアップグレード、パブリックチェーンのリリース、また他のさまざまなところの改善に伴い、それなりの詳細な計画を公表致します。

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【質問1】パブリックチェーンの進捗と機能

では、順番に皆が気にする質問を回答します。

問題がこのリストに載っていない場合は、あまりにもがっかりしないでください。Q&Aセッションは定期的に行われます。特に、皆さんが気にする問題が多くなる時に行います。

例えば、最近ではQ&Aセッションを行う予定がありませんでしたが、最近の変更は非常に大きく、FCoinも様々な新しいものをリリースして、皆さんがより多くの質問を抱えている時、質問の状況により、私たちもQ&Aセッションを企画します。ご了承ください。

私たちは皆さんからのご質問をこのリストにランク付けるので、皆さんが積極的に質問することを願っています。

また、最近は仕事のプレッシャーがありますし、並行して作業することも多いので、時間を決めて皆さんと交流することが確かに難しいので、効率的な形でコミュニケーションを完成させると思います。

ですから、今度はより効率的な形で、つまり、Q&Aセッションが行われるまで、質問をコミュニティに提出してくれるように願っています。

まず、最初の質問はパブリックチェーンの進捗と機能についてお話ししましょう。

パブリックチェーンとは?

FCoinでは、現在独自のパブリックブロックチェーンであるFractal(フラクタル)を開発しています。取引所トークンのFTは、最終的にFractalのネイティブ資産として移行する予定になっています。

Fractal公式ページ:Fractal

実際には、今話している進捗状況は前回の開示とそれほど変わらず、進捗状況は非常にスムーズです。前から、オンラインでテストを行なっていますので、これからの問題はメインネットの切り替えることです。メインネットの切り替えが完了すると、FTは元のERC20 EthereumネットワークからFractalベースのネットワークに移行します。これがパブリックチェーンの進捗状況です。

メインネットへの切り替えの具体的な時間については、前回発表した通り、FCoinの1周年記念に明確なメインネット切り替える日程を発表します。

パブリックチェーンの機能に関しては、前回の発表にも公表しました。詳細を読めば、多くの重要な情報が見つけることができます。

私に質問したのは、この情報をさらに解釈するように求めるのか、またはこの発表を読んでいないので、私が発表を繰り返してみように求めるのか、これがわかりません。この質問の目的がわからないので、今回のFractalメインネットでリリースされる重要な機能について簡単に説明します。

皆さんご存知のように、私たちのパブリックチェーンのコアな目標はトークンエコノミーのインフラを作ることです。これは私たちが述べた様に完全に新しい考えです。トークンエコノミーはまったく新しいものからです。

多くのパブリックチェーンはその機能をデザイン、また完成することは特定の実践に頼るのではなく、想像力に頼っています。これは、パブリックチェーンが完成された後に、シーンがなくなり、利用されないようになってしまうでしょう。

これが、ここ数年で色々なパブリックチェーンが開花してきたが、現実的なブレークスルーがない理由だと思います。それは、TPSの欠如のためではなく、TPSは実際の問題を解決できません。主な理由はシーンの欠如です。

これもFractalの最も顕著な特徴です。FractalのシーンはすでにFCoinとコミュニティ全体で継続的な成長プロセスに存在し、私たちはそれを実践しています。ですから、私たちは今具体的なシーンに基づいて、インフラを構築しています。

このシーンは自身の使用シーンが存在しています。なぜなら、私たちがすでに利用しているからです。私たちはこの利点を常に守っています。これは非常にユニークであり、利点を再現することはほとんど不可能です。

つぎに、私たちのパブリックチェーンの大きな特徴のいくつかについてお話しましょう。

1つ目は1つのアカウントで、多種類の資産をサポートすることです。テクノロジーを知っている人なら、その意味をちゃんと理解できます。

例えば、Ethereumの場合、ETHはネイティブなコインです。すべて発行されるERC20トークンは実際にはスマートコントラクト内のデータの記録です。つまり、スマートコントラクト内の資産は、ネイティブ(原生の)資産ではありません。

公式のウォレットをダウンロードし自分が保有するETHの量を見るだけで、他の資産はスマートコントラクトの中にあり、残高をチェックするには、スマートコントラクトをサポートするためのウォレットが必要です。これは表示されるだけです。

本質的には、Ethereumパブリックチェーンの目標はスマートコントラクトであり、またはアプリケーションを運行するインフラストラクチャを作成することです。それは元々、資産の発行、資産の管理、及びこれらのデジタル資産に基づくさまざまな操作の実行を目指すわけではありません。Ethereumのコアの目的ではないため、その構造の設計では原生で多種類の資産をサポートしていません。

しかし、Fractalパブリックチェーンの場合は、最初からネイティブ資産を簡単かつ安全に発行するメカニズムを備えています。これは非常に重要な特徴の一つであるので、我々重要な特徴のリストの1つ目として説明します。

2つ目は資産マッピングメカニズムです。興味があればホワイトペーパーを見てください。具体的に説明すれば、内容が多すぎるかもしれないので、Q&Aセッションでは詳しく説明しません。

なぜ2番目で説明するのか?それは私たちのFractalパブリックチェーンで最もコアなメカニズムだからです。

このメカニズムにより、現実の資産(チェーン上のデジタル資産を含む)をFractalパブリックチェーンにマッピングすることができます。それによって資産を操作できます。

つまりトークンの発行だけでなく、これらの資産をブロックチェーンに移行させるプロセスが非常に重要です。これが私たちのコアなメカニズムの一つです。

革新的な(コントラストアセット)、これも現実的なニーズによって生じたものです。例えば、一部の資産は譲渡にあまり便利ではありません。

私たちの発表で述べたように、私たちのロックアップされる資産は一種のコントラストアセットです。現実的な例を挙げてみましょう。

例えば「有限責任会社」を設立して複数のパートナーがいる場合、自分の株式を譲渡すると、他のパートナーの同意を得なければなりません。彼らの中で、誰かが署名していないと、自分の株式も譲渡できません。そうですよね?これは典型的なコントラストアセットです。個人の意思により譲渡できるわけではなく、必要な条件を満たさないといけません。

これは非常に実用的なシーンですが、これをサポートするためのパブリックチェーンがありません。何故ですか?先ほど、多くのパブリックチェーンを言及しましたが、実際に使用されるシーンに基づいて設計されたものではないのでこのような特徴もありません。

サブ資産は複雑な資産構造をサポートするためです。また、チェーン上でのスナップショット機能は説明する必要がないと思います。皆さんご存知のように、私たちの様々な機能はスナップショットに依存しています。例えば、配当、投票など…これはインフラストラクチャです。チェーン上のスナップショットを実現できないと、トークンエコノミーを支える機能をチェーンに移行できません。

新しい手数料配分メカニズムも非常に優れた特徴です。これも実際の経験によって生じたものです。多くのパブリックチェーンは発行段階、またはデザインの段階から、資産発行、資産の管理向けではなく、また明確な定義から言えば、トークンエコノミーには向いていま
せん。そのため、彼らは自分が発行したトークン、メインネットのあるコインを巡ってエコシステムを構築します。

しかし、私たちはトークンエコノミー全体向けにエコシステムを構築します。Fractalパブリックチェーン上の資産はすべて平等であり、手数料のインセンティブレベルでも平等です。Fractalパブリックチェーンは同時に資産の発行者、スマートコントラクトのプロバイダーに動機付けられ、それによりエコシステム全体の繁栄を刺激する真にプラスなエコシステム構造が形成されます。

アカウントのモデルとアカウントのセキュリティコントロールについては、説明しません。これは比較的基本的な構成です。もちろん、複数のセキュリティコントロールに関して、より深いセキュリティ機能をサポートできるようにいくつかの徹底的な改善をしました。これらのすべてが必要だと思うので、これについては話しません。最初の質問はここで終わります。

第2部の予告

第2部では、FCoinのサービスや現状の最優先タスクについて、これからFCoinがどのようになっていくのかを取り上げていきます。

第2部:FCoinのサービスや現状の最優先タスク

FCoin / Fractalに関する情報

FCoin

Fractal公式ページ

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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