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FCoinに関する張健氏Q&A(2019年4月29日版)第3部 ー国際化サイトの展開

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取引マイニングを世界初で導入し、ユーザ還元の仕組みの先がけとなったFCoinの張健(Zhang Jian)氏は、定期的にコミュニティへのQ&Aセッションを設けています。

今回当メディアで翻訳版を入手したので、2019年4月29日のセッション分を公開します。

独自ブロックチェーンのFractalやFCoinJPに関する言及もあり、興味深いものとなっておりますので、是非ご覧ください。

Q&Aの内容が長く、全部で4部構成になっています。第3部では、FCoinの国際サイトであるFCoinJPなどの展開について取り上げていきます。

第2部がまだな方は、第2部「FCoinのサービスや現状の最優先タスク」をご覧ください。

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FCoin及びFractalに関するQ&A

【質問9】FCoinのサブブランド展開について

Q:年内に韓国やシンガポールでサブブランドを設立するつもりがありますか?

これについてはまだ具体的を計画は立てていません。しかし、私たちはFCoinの国際化の段階的な進歩を検討しています。国際化は二つの方面からなります。

まず、FCoinはグローバル化により、より多くの国際的なユーザーを引きつけることです。

二つ目は、特定の段階でサブブランドの発展を着実に進めることです。これらの二つの部分のバランスをどのように守るか、どのように計画するか、どの時点ですべきかなどは、慎重に検討すべきことです。

【質問10】FCoinJPの展開について

Q:FJの現状からすれば、日本のチームのコールドスタートは成功ですか、それとも当初の予想との差がありますか。もしあるのであればどのぐらいですか?

この質問はいい質問です。その差があることが明らかです。 FJはもちろんのこと、FCoinも私が最初に期待したものとは違います。ですから、この質問を借りてFJについてのいくつかの問題を答えます。

まず、この問題に対する私の態度についてお話したいのですが、それは、韓国とシンガポールのサブサイトの開設を検討しているのかどうかという前の質問に関連しています。

私の意見では、FCoinJPはFCoinの最初の国際サイトです。もし、FCoinJPが良い結果を収めないと、無論他の国際サイトを開設する可能性もほとんどありません。そのため、FCoinJPが新しいサイトを開設することよりも優先度がはるかに高いであることは明らかです。

ここで一つ質問がありますが、コミュニティのユーザーがなぜAPIがFull Depthをキャンセルするのかを尋ねているのを見ました。それは主に効率の問題です。多数のリクエストがあって、いくつかの悪用が発見されてたので、一時的にキャンセルしました。

我々は改めて全体的な効率を再最適化し、より優れた、または階層的な戦略を立てることにします。それは効率性の問題であるため、突然に終わらせるかもしれませんが、ご了承ください。 これからも、この問題を心配しているAPIユーザーがよりよく利用できるように、APIを担当している人、また関係者に情報を伝えます。

引き続きFCoinJPのことを話します。 1つ目は私がさっき言ったように、FCoinJPに対する全体的な態度です。 2つ目は、FCoinJPに関する作業がなぜ遅れているのか、なぜトレード板の共有はこのようにして長い間やり遂げることができないのか。実際、単にFCoinJPだけを見れば、確かにそうだったです。しかし、それを他のタスクと比較すると、それが必ずしもそうではないことがわかります。

たとえば、FOneの分離のことについて、 FOne分離の作業は、FCoinJPよりもずっと早く、ずっと長く始まりました。だから私はFCoinJPの作業の遅れについて、本当の理由を説明します。

それは、トレード板のシェアはかなりシステムレベルのものであり、非常に詳細なテストとシステムの改造を必要とするかなり複雑な下層問題です。それで、これはマイニングの実装、またはサイトのページをリリースするぐらいとは全然違います。

そしてFCoinJPのトレード板のシェアを確実にしたら、後の開発の基礎を築くことができます。ですから、我々は実際に優先度が前にあるFOneの脱離を先延ばしたわけです。我々はFCoinJPのトレード板のシェアを非常に気にかけていることが、コミュニティユーザの皆さんに伝えられます。すなわち、我々はこの問題を非常に重視し、そして非常に大きな資源を投入しました。

それから私は問題自体と最初の予想との違いについて話します。FCoin初期のマイニングではさまざまな問題が発生したのは、予想外のことでした。メカニズムの不完全性も含め、予想外の大規模な暴落が起こったためです。

そのため、FCoinJPはこのメカニズムを改善することを望んで始められましたが、それをうまく実行することができませんでした。もちろん、経験と教訓があります。そして、将来のFCoinJPの開発には非常に貴重な経験を提供しています。

二つ目は、経験獲得の立場から見れば、新しい通貨を発行した後、急騰したり急落したりしてしまいました。それにより皆に非難されました。 FCoinが初期の頃に上場させた新しい通貨のいくつかもそのような問題に直面していたことを私は覚えています。

そして、それは今年IEOをしないと主張した理由でもあります。これはIEOはまったく持続性がないからです。多くの方々にIEOをやってくださいと勧められましたが考えずに否定する結果です。このような経験と教訓をいっぱい学びましたから。

もちろん、FCoinJP、特にFJは無事にリリースされたことが、これはFCoinの初期の段階より少し良い、小さな成果ですが、多くの人はトレード板のシェアの意味が分からないと思います。これから少し説明します。

このトレード板の共有はそんなに重要か?これはいいことですか? まず、FCoinJPでトレード板の共有は言うまでもなく、FCoinでトレード板のシェアは私たちの最大の関心事です。

なぜなら、トレードの深みが取引プラットフォームの中心的な部分です。誰もがそれを理解しています。プラットフォームは人々が取引するためのものです、深さがなければ、取引することができません。そのため、FCoinJPは、すべてのメジャーな通貨にFCoinと同じ深さを共有し、そして取引ユーザーの体験を改善します。

もちろん、トレード板の共有はFCoinをより強くするのに基づき、FCoinJPでユーザーに優れたプロダクトの経験を提供できるよう目指しています。そこが非常に重要な出発点です。

次の最も重要な計画は、FCoinの現在の発展歴史から経験を学び、FCoinJPがよりローカライズされて、発展と拡大のリズムを持つようにすることです。言い換えれば、我々はFCoinメインサイトを開発しなければなりません。そうすれば、我々はFCoin国際化サイトをよくするための十分な経験をすることができます。そして二つ目の国際サイトを作って拡大します。これは明らかな順序とルートがあります。

最後に、違いの大きさの理由について話します。大きな差が存在する理由は、最も重要なのは、全体的なマイニングメカニズムが最適に調整されていないことです。 持続可能なマイニングを実装したように、我々は続々と自分自身の経験と能力を蓄積し、この市場を客観的に理解することができ、さらに我々の初心を満たして、市場のルールに該当し、優れたメカニズムを設計できるために頑張っています。

以上はこの問題に対しての私の答えです。これからもっと重要なのは、FCoinJPをローカライズし、より良い拡大と発展を完了するために、FCoinの成功した経験をしっかり学ぶことです。

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【質問10】配当の少なさについて

Q:今、ロックアップで配当は少ないですね。張さんは、それを改善するためにはどのような対策があるのでしょうか? 具体的な対策は何ですか、または現状を維持していますか?

先ずは、現状を維持してはいけないんですね。私が言いたいのは、少し複雑でありますが、それは客観的な理由と主観的な理由が両方あると思います。

主観的な理由については、私たち自身の努力であること。我々はこれを使ってFCoinをより強くすれば、つまり、取引量はますます大きくなり、レバレッジの規模もますます大きくなり、より収益性のある方向性を拡大するため、我々の基盤となるより強力な他のプラットフォームを作れば、配当の問題は自然に解決されるのではないでしょうか。それは間違いなく、我々がずっと追求していることです。

FTを保有している皆さんはFCoinとFCoinエコシステムの株主であり、株主のために利益を生み出すことは我々の義務です。

しかしその前に、もっと大きな目標と望みが必要だと考えています。つまり小さな利益に満足しないことです。前のQ&Aセッションで言ったように、TAOBAOが初めて市場に出た時、コストが大きいかったです。今のように、これほどの大規模な利益を得られることを考えていなかったです。TAOBAOの収益はオンラインショップの開設費用でなく、それと全然違うビジネスモデルにより得られたものです。

その成功はWeChatやQQのようなオンラインSNSソフトウェアのと同じです。元々は中国でSMSを使う人は多かったです。しかし、QQやWeChatのような無料でSNSできるものが市場に出たら、SMSは市場を失いました。

また、QQやWeChat の利益規模、Tencentの利益規模はSMSよりはるかに大きいです。だから肝心なのはビジネスモデル上で、戦略的な選択にかかります。

我々は、いわゆる方面を強化することによって、基礎的なものから規模を拡大し、それなりの利益を上げることができることを願っています。

強い基礎を持っていない場合、全ては空想です。例えば、弱いプラットフォームである場合、いろんな方面から利益を得ようとした時
は、ユーザーのニーズを抜かす恐れがあります。つまり、ユーザーに良くないと承知しながら、利益を狙っています。結局、破綻や倒産の状態に陥ります。ですから、実力は一位です。

私はさまざまな取引所のいわゆる強い所を分析する第三者の文章を見ました。その中、よく分析した人もいれば、観点が悪い人もいます。FCoinの強いところについて、私から見れば、それはデジタル通貨の業界でもっともユニークな、コピーできないものです。

なぜかというと、FCoin当面の発展モードとコミュニティ開発の方向性は、ほとんどコピーできないからです。昔のIEOは、誰もがそのやり方を真似することができます。Gate、Huobi、Binanceなど、全部IEOをやったことはあります。

実際に、私が言いたいのは、外見から非常に難しように見えるが、必ずしもそうではないということです。逆に、我々FCoinは、今まで底にあるようですが、実際にその前向きの足下は最も穏やかです。今FCoinは一番良いプラットフォームではないですが、その目標にたどり着くまでに一歩一歩進んでいかなければなりません。

今まで話したのは主に主観的な理由です。まだ配当の問題に戻りましょう。主観的な方向が私たちの努力であり、これは必要であると私はすでに言いました。そして、それは我々が絶えずに追求するべきであることです 。

これからは、客観的な要素から話しましょう。伝統的な資本市場では金融サイクルは非常に強力です。株式市場でブル相場は来ると誰でも知っていてリスクを無視して株を買います。そして、ベア相場が来たときに誰でが恐れて、株を買わないようになります。それは、ベア相場とブル相場の間の利益格差が大きいからです。

仮想通貨業界では、初期の変動と未熟な市場のために、その格差は伝統的な株式市場よりも一桁大きいかもしれません。伝統的な株式市場の格差が10倍であれば、仮想通貨業界では100倍です。ベア相場とブル相場の取引出来高、取引人気および活躍度は百倍の差があると言ったことはありますが、これは客観的な理由です。

プラットフォームはデジタル通貨業界の中核部分であり、資金の交換を担うので変動が比較的大きく、ブル相場が来れば最大の利益が出ます。よってブルとベアの転換は、配当問題にとっては、客観的な要因です。

第4部の予告

第4部では、FCoinのハッキング盗難への保険サービス「FInsur」について取り上げていきます。

第4部:保険商品FInsurについて

FCoin / Fractalに関する情報

FCoin

FCoinJP

Fractal公式ページ

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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