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国内外で注目されているステーキングエコノミーとは? イベントレポート

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最近は、ブロックチェーンのコアユーザの中でステーキングが流行っています。しかしながら、まだあまり業界的に広く知られていません。今回おそらく日本国内ではじめてステーキングに特化したイベントが行われたので、イベントに参加してきました。

イベントページ:国内外で注目されているステーキングエコノミーとは?

このイベントは、パブリックブロックチェーンのIOSTの開発者コミュニティMEET IOSTにより主催されました。

IOSTは、シンガポールにIOSTは財団をもち、EthereumやEOS、TRONのようなブロックチェーンプラットフォームです。MEET IOSTは、ソフトウェアエンジニアの獲得に力を入れており、プラットフォームの価値向上のために日本の開発者コミュニティの拡大にフォーカスしています。

日本最大のゲーム開発者会議CEDEC2019の報告

プラチナエッグ 竹村氏

まず日本最大のゲーム開発者会議CEDECの報告から、ブロックチェーンゲーム開発会社プラチナエッグの竹村氏からです。

今回、竹村氏はブロックチェーンゲームの開発会社としての立場で、一般のゲーム開発者へブロックチェーンゲームの啓蒙活動を目的の1つとしてCEDECに参加してきました。

竹村氏は、CEDECでブロックチェーンゲームがどのようなものか解説し、その例として自社のクリプトダービーマジックランドを紹介しました。また、解説には仮想通貨でゲームをつくると儲かるという趣旨の内容が含まれていたものの、ゲーム業界の人には刺さらなかったようだと感想を述べました。

また、CEDECで普通のゲームとブロックチェーンゲームの違いも話し、作っていくためにハマったところや開発時に考慮する点、法律の問題の紹介をしつつも、こちらも聴衆がピンときていなかったそうです。

結果的に、ゲーム業界の人にはブロックチェーンゲームをやらないとマズイのではないかということは理解してもらえなかったようで、まだまだブロックチェーンやブロックチェーンゲームへの人々の理解がないことを、竹村氏は実感したそうです。

竹村氏は、個人的にIOSTはが好きだといいます。TRONやEOSがギャンブルで多く使われている現状があり、ユーザーが胡散臭がっています。竹村氏は、ギャンブル自体は悪くないものとしつつも、ブロックチェーンゲームの普及のためには胡散臭いというイメージを払拭することが大事だと考えています。そのため、胡散臭いイメージがなく、性能も十分で、開発もしやすいIOSTのトータルのバランスが一番良いと考えています。

竹村氏が考える各プラットフォームの特徴

竹村氏が考える各プラットフォームの特徴

また、今回のテーマであるステーキングについては、竹村氏はゲームと相性が良いと考えています。例えば、ステーキングを行い誰か一人がその報酬を受取、宝くじのような配当をすると面白いことができるのではないかと考えています。ただし、これには賭博罪の可能性もあると思われるため、弁護士と協議をしているといいます。

ステーキングビジネスの現状

ステーキングビジネスの現状については、ブロックチェーンメディアCrypto Timesのリサーチャーである平田氏より、自社で出したレポートをもとに説明がなされました。レポート自体は売り物であるということで、当メディアでの解説は差し控えます。

平田氏からは、ステーキングについての仕組みの解説がなされ、ステーキングを資産運用として見る動きが出てきたと紹介されました。しかし、ステーキングのハードルが高いため、ステーキングを簡単に行うことができるステーキングサービスプロバイダーが増加しており、日本国内だとHashHubSTIRがサービスを提供しているといいます。

HashHubが運営するステーキングサービス「Sanka」

HashHubでは、ステーキングサービスのSanka Networkを提供しています。菅野氏によると、ステーキング可能な暗号通貨はどんどん増えており、それらはstakingrewards.comで確認することができます。例えば、IOSTの場合はノードを立てるとIOSTコインベースで11.88%の利回りになります。

ステーキングの方法は2つあります。1つがデリゲート、もう1つが実際にブロック生成に関わることです。デリゲートは、自分がノードに対して投票をすることでステーキングする方法です。金融の世界では、ファンドに投資するようなイメージに近いものになります。そして、後者のブロック生成に関わることは、自らがノードを立てて運用をすることを指します。こちらは、ファンド自らが運用するイメージになります。当然ながら、後者が報酬は多くなります。

HushHubでは、IOSTで後者の運用を行っています(参考:ノードの投票で採択されたSanka Netowrk)。さらに、IOSTではコミュニティへの貢献活動に対して、四半期に1回トークンが配られ、しかも貢献活動は高く評価される要素になっています。そのため、HushHubではIOSTのハンズオンや記事を書くことで、コミュニティへの貢献活動を行っています。また、IOSTで開発者に対してHushHub利用の優待が入るプランも用意しているといいます。

Sanka Network

Sanka Network

HashHubが提供するSanka Networkは、ノンカストディアルのステーキングサービスになります。現在は、CosmosやTezos、IOSTのステーキングを提供しています。これらの採用基準について、菅野氏は事業としてある程度のコミッションが見込め、運用しやすそうなもの、かつバリデーターになる基準がゆるく、初期投資額が低くて済む、そしてマーケットがあることが条件だと述べました。



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Junya Kato

TOKEN ECONOMISTの管理人、ブロックチェーン専門誌「月刊仮想通貨」「CRYPTO CROWD」の執筆陣。ブロックチェーンプロジェクトでは、QURASのコミュニティマネージャー。 より多くの人にブロックチェーンの未来を感じてもらうべく、先進的なブロックチェーンプロジェクトやイベントのレポートをお伝えしています。 ブロックチェーンの素晴らしさを世に広げたい!!

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