暗号資産取引所は、既に世界の数十年分の需要を取り込みそうなレベルの数が存在していますが、FXのようなレバレッジ取引はまだ本格参入しているところは少なく、これから伸びようとしている分野になります。
そのような取引所の1つに、マルタのAMANPURIがあります。AMANPURIは、まだできて間もないにもかかわらず、応援をする熱心なファンが多いことが特徴です。
今回は、そのようなAMANPURIのCEO 冨士原 功織(ふじわら いさお)氏にインタビューを行いました。
冨士原 功織氏自己紹介 ー AMANPURI Projectの背景
加藤:まずは冨士原 さんご自身についてお聞きしていきます。ブロックチェーン業界は歴史が浅いので、業界の人は直近でいろいろな業種を経験しているものです。AMANPURIの前は何をしていたのでしょうか?何がきっかけでブロックチェーンを知ったのでしょうか?
冨士原 :僕は2010年頃よりForexの取引所を運営していました。
Forexの業界に携わりだしたのは2007年のサブプライムショックの少し前からです。サブプライムやリーマン、東日本大震災やギリシャショックまでいくつもの大相場を為替を通して経験してきました。
ブロックチェーンやビットコインの存在を知ったのは2014年ごろMt.GOXの事件のあたりからです。
加藤:なるほど、そこからどのような経緯を経てAMANPURI Projectを始めるに至ったのでしょうか?
冨士原 :初めてBitcoinの存在を知った2014年当時はForexの事業に集中していることもあり、まったく興味を持ちませんでした。
それから何回かの乱高下を繰り返しながらもかならず持ち直すBTC相場を横目でみているうちにこの相場はもうなくならないなと思い、投資対象としてみるようになりました。それが2016年、1BTC=400ドルくらいのときだったと思います。1BTC=200ドルに戻ったら買ってみようと考えていたんですが、そこから一度も200ドルに戻ることはなかったですね。
僕はトレーダーもやっていたことがあるので少しはテクニカルでチャートをみることができます。でも、裁量の才能はまったくなかったのですぐにやめました(笑)
1BTC=3,000ドルあたりではすでに十分に’買われすぎ’をチャートは示していましたので、そこからとても参入する気にはなりませんでした。
2017年の年末までただ右肩上がりの相場を指を咥えて見ているだけでしたね。
そこからの暴落も2017年の急激な上昇の仕方をみればわかっていましたので、もう単純に投資としてはリスクの方が大きいと判断し、どうしたら単純な投資以外にこの新しい相場、技術で利益が出せるか考えました。
そこで最初に行ったのが日本と韓国のBTC相場の価格差を狙ったアービトラージです。
その当時、まだBTC相場は成熟していないこともあり、取引所により大きな価格差が発生することがよくありました。特に韓国は外国人が容易に韓国の取引所で取引、出金ができる環境ではなかったので、常に30%程の価格の乖離が生じていました。
BTCを日本で購入して、韓国の取引所で売却するだけで30%の利益です。
前途したように韓国の取引所は外国人が容易に取引できません。取引はできるけど、韓国ウォンを出金するには韓国の銀行に口座を持っている必要があります。
銀行口座の開設は、外国人にはどこの国もハードルが高いですよね。
1回取引するだけで30%の利益がでることがわかっても多くの人がこのアービトラージに参入できなかった理由はここにあります。
韓国に韓国人の友人でもいれば可能ではありますが、どこまでその友人を信用できるかが課題になってきます。
基本的に僕は100%自分でできることしかやりません。
誰かの協力を得て、その人間次第でうまくいかなくなる可能性があること、形態、でビジネスをやることはありません。
なので全て自分自身で利益確定まで完結できる方法として韓国に法人を作りました。
韓国法人の株式会社AMANPURIです。これが現在のAMANPURIの前身です。
しかし、韓国に銀行口座の開設ができたからといって全てが順調に回り出したわけではなく送金の問題などもあり、想定よりは利益はでなかったですね。他の運用に比べたらあり得ないくらい高利益、低リスクでしたが。
アービトラージというのはいずれ価格差の乖離はなくなるものですので長く続けられるものではありませんし、事業としては面白みのあるものではありませんでした。
Forexの取引所を運営していたこともあり、漠然と仮想通貨の取引所の運営も考えることはありました。
しかし、その頃すでに大手取引所でBinance、Bitrex、Bitfinex、Krakenなどがありその他にも世界に取引所が500以上ある状態でした。
漠然としか考えられなかったのは、ここに参入して今から市場のシェアを取れるイメージがその時は湧かなかったからですね。
この時までそのような有名取引所を自分がユーザーとして使ったことはあまりありませんでした。
しかし、アービトラージと並行してシステムトレードのシステムを開発していたこともあり、日本含め海外の10箇所ほどの取引所に口座開設をして送金やKYCなどをしてみたときに、その使用感、各取引所のユーザーのサポート体制のレベルの低さを実感しました。
特に日本の証券会社やFXの取引所と比べたら、子供が経営しているんじゃないかと思うくらいでした。
仮想通貨というのはこの時点で金融商品ではありませんでしたが、多くのユーザーが何十万、何百万を投資として取引するために取引所を利用するなら、サービスを提供する側は銀行や証券会社と同じレベル、意識でユーザーにサービスを提供するべきだと思います。
僕のなかで常識的に当たり前のようにある証券会社としての品質に程遠い仮想通貨取引所の現状をみて、まだ参入してできることがあると思ったんです。逆にそのチャンスは今しかないと!
あと3-5年経ったら本当の金融のプロたちが参入し、業界全体のレベルも上がり、今中途半端に存在している取引所は淘汰されていくと。
世界的に法整備も進み、新規参入は難しくなっていくと思います。もちろん、ユーザーにとってはより良い環境になっていくと思います。
このように考え、今までの僕の経験も活かせることを踏まえ、だんだんと頭の中で勝算のほうが大きくなってきました。
勝算が大きくなってくると、ワクワクしてきちゃって行動せずにはいられないんですね。
加藤:そのような想いから始まったのがAMANPURI Projectなのですね。もうプロジェクトが稼働を始めてからしばらく経ちますが、どのようなチームで構成されているのでしょうか?
冨士原:チームは大きく分けると、オペレーション・マーケティングチーム、エンジニアチーム。第三者機関として、セキュリティチェックチーム、テストチームで構成されています。
セキュリティチェックとテストを第三者機関としているのは、内部ではどうしても甘くなってしまう部分を、シビアな目で掘り出してもらえるからです。
コストは多く掛かってしまいますが、暗号資産の取引所を運営する上では必要なものだと思います。
AMANPURI Exchangeとは?
加藤:ここからAMANPURI Projectのキモである取引所についてお聞きしていきます。AMANPURI Exchangeとはどのような取引所なのでしょうか?その特徴を教えてください。また、多くの取引所が乱立している中、ユーザーがAMANPURI Exchangeを選ぶ理由、優位性とは何なのでしょうか?
冨士原:AMANPURI Exchangeとは現物取引、最大100倍のレバレッジ取引、法定通貨への交換が1つの取引所でできる取引所です。
もっとわかりやすく言うと、BinanceとBitMEXの良いところを掛け合わせて、更にあったら良いのにって思う機能をプラスさせた取引所になります。
現物取引最大手のBinanceとレバレッジ取引最大手のBitMEXが1つになったらどんな取引所になると思いますか?
もしBitMEXにBinanceのBNBのようなトークンがあったら?価値を上げていくことはわかりきっていますね。
トークンは企業の株式と同じです。企業の業績によってその価値を作っていきます。
しかし、現在AMANPURIはまだ現物取引の取引すら始まっていません。それなのに、AMANPURIの発行するAMALトークンは買われ、価値を作っていってます。
それはAMANPURIのビジョンへのホルダーからの共感、期待値もあると思いますが、なによりもAMANPURIのチームメンバーへの信頼ではないでしょうか。
弊社のメンバーはみんな本当に真面目です(笑)
よく働きます。早朝から深夜までずっと仕事をしてます。それもみんな自主的に。
弊社は勤務時間など一切決めてないんですね。極端に言えばどこでなにをやっててもいいんですが、みんなずっと仕事をしてます。
そして誠意があります。
メンバー全員がユーザー、ホルダーから質問などがあったときにはどんなときでも迅速に誠意を持って対応しようとします。
そしてユーザー、ホルダーの期待に、期待以上に応えられるように妥協なくいいサービスを提供しようとしています。
このメンバーがいて思い描く理想の取引所が作れないわけがないと思ってます。
このメンバーのいることが一番のAMANPURIの優位性だと僕は思います。
第2部の予告
第1部では、プロジェクトの背景や概要を訊いていきました。
第2部では、AMANPURI Exchangeが世界初となるMAM口座や取引所の運営方針について、より突っ込んだ形で訊いていきます。
どうぞお楽しみに!
AMANPURIに関する公式情報
- AMANPURI公式サイト
- AMANPURI Twitter
- AMANPURI Facebook
- AMANPURI Telegram (Official)
- AMANPURI Telegram (funclub Japan)
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