インタビュー

【インタビュー】Bluehelix: Global Managing Director - Tyler Wu氏(前編)- 先進的な取引所の立ち上げ経緯について訊く

2020/3/14 土曜日

Bluhelix - Global Managing Director - Tyler Wu 氏

Bluehelix

シンガポールの取引所インフラ企業であるBluehelixは、仮想通貨取引所のBHEXを運営し、また早期から取引所のクラウドサービスBluehelix Cloudを展開しています。さらに、ブロックチェーンを使った分散型資産管理を導入するなど、差別化が難しい仮想通貨取引所界隈において独自の歩みをしています。

そこで、今回はGlobal Managing DirectorであるTyler Wu(タイラー・ウ)氏に、Bluehelixの取り組みをインタビューしました。

インタビューは前後編に分かれています。前編では、Bluehelixの立ち上げ経緯やBHEXについて、そしてBluehelix Chainを使った独自の分散型資金管理技術について訊いていきます。

Bluehelix: Global Managing Director - Tyler Wu氏 インタビュー(前編)

Bluehelixの立ち上げ経緯

加藤:Bluehelixの立ち上げ経緯について教えてください。

Tyler:ブロックチェーン市場は指数関数的に成長していますが、ブロックチェーン領域の新たな分野において多くの満たされていないニーズが存在しています。

我々には、ブロックチェーン業界の過去の経験があります(筆者注:BluehelixのコアメンバーはHuobi Global出身です)。特に中央集権取引所の資産のセキュリティと透明性の分野において、深い理解と多くの知見を有しています。

誰もが、取引所からの資産流出やデータ破損が顧客にとって大きな損失をもたらすことを知っていますが、現状の問題に対する解決はまだありません。

つまり、より強固な利用者の資産保護を行い、データの安全性を確保し、分散型資産管理の本来の価値を取り戻すには、中央集権型取引所におけるブロックチェーン資産の管理を改善する必要があります。

我々は、チームメンバーと多くの技術的な議論を重ねた後、分散型資産管理技術を実現するためのBluehelix Chainの研究開発を開始しました。この研究開発のシナリオの1つは、中央集権型取引所の資産保管に応用することです。

現在Bluehelix Chainは、研究開発が完了してパブリックベータが開始されました。Bluehelixは、すべての日本のパートナーがテストに参加することを歓迎します!日本の企業と機関は、Bluehelix Chainのノードやバリデーターになり、テストに参加し、最も安全な分散型ホスティング技術を体験することができます。

BHEXの紹介

加藤:取引所のBHEXについてご紹介ください。人々はなぜBHEXを使うべきでしょうか?また、ブロックチェーンプロジェクトから見たBHEXの利点は何ですか?

Tyler:BHEXの公式サイトは、www.bhex.comになります。BHEXには6つの優位性があります。

1)セキュリティとプライバシー

BHEXは、セキュリティとプライバシーを提供するように設計されています。BHEXは、分散型クロスチェーンの資産管理や管理保険メカニズムを採用しています。既に外部パートナーや企業とセキュリティテストを実施し、5つの主要なメカニズムの内部監査を完了しました。

BHEXでは利用者の電話番号とメールアドレスは表示されず、システムにはAPIパスワードの暗号化があります。利用者の情報はプライバシー保護し、暗号化して扱い、事業者を含めてそのような情報に直接アクセスすることはできないようになっています。

2)板の厚みと流動性

BHEXでは、業界トップの取引所に引けをとらない板の厚みと流動性を提供します。大きな板の厚みと流動性は、BTC/USDT取引ペアから確認することができます。

3)サービスの安定性

BHEXとBluehelix Cloud(後述)を立ち上げてから、どちらのサービスも一度もダウンタイムが発生していません。主要なアップグレードには、ゼロ知識アップグレードを採用しています。これは、メンテナンスのためにシステムを停止させることなく、システムをアップグレードできるというものです。また、マッチングパフォーマンスは1秒に240万件まで対応します。

万が一問題が発生した場合には、システムを瞬時にスタンバイサーバーに切り替えます。そのため、利用者には99.99%の可用性を提供し、最上位クラスの金融取引システムと同じグレードのサービスを提供することができます。

4)多様なサービス

BHEXでは、すべての利用者の多様なニーズを満たすために、法定通貨のOTC、仮想通貨同士の取引、先物取引、オプション取引、Bitmore、さらにIEOを含めた幅広いサービスを提供します。

5)24時間のカスタマーサービス

BHEXでは、24時間のカスタマーサービス体制を構築しています。利用者にタイムリーなサポートを提供します。

6)チームの強さ

Bluehelixのコア設立メンバーは、Google、Tencent、Baidu、Alibaba、Barclays Bank、SociétéGénéraleを含む、一流のテクノロジーおよび金融企業のトップで構成されています。 チームメンバーによって設計されたサービスは、盗難やシステムダウンがない従来の金融サービスに匹敵するものが提供されます。

BHEXの上場方針

加藤:BHEXに上場されているトークンはテクノロジー志向に見えます。どのようなプロジェクトのトークンを上場させる方針を採っているのでしょうか?

Tyler:我々は、ブロックチェーンテクノロジーがあらゆるものを変えていくと確信しています。 プロジェクト選択の観点から、我々はブロックチェーン技術そのものを採用しているプロジェクトを選択する傾向があります。 BHEXでは、プロジェクトを調査し、価値ある結果を提供できる問題解決手段がプロジェクトにあるかどうか、そしてGithubに質が高いコードがあるかどうかを判断します。

さらに、BHEXはブロックチェーン技術を使用して現実の問題を解決できるプロジェクトを評価し、貴重なビジネスサポートを提供することができます。

Bluehelixの分散型資産管理と清算技術

加藤:Bluehelixの優位性の1つは、Bluehelix Chainを用いた分散型資産管理と清算技術だと思われます。これらは難しい技術に見えますが、簡単に紹介いただけますか?

Tyler:分散型資産管理は、取引や投資、資産管理などの中央集権資産管理の技術的な問題を解決するカギとなります。中央集権型の資金管理モデルは、まもなく分散型資産管理に変わっていくことでしょう。

例えば、利用者がビットコインを取引したい場合、取引を行う前にビットコインを中央集権型の取引所に預ける必要があります。この時点で、ビットコインは取引所自身のコールドウォレットに預けられます。これは、取引所におけるセキュリティ侵害や資産の盗難、所有権が危険にさらされます。

Bluehelix Chainの分散型クロスチェーンの資産管理技術は、グローバルで特許を取得しています。Bluehelix Chainは、仲介者を排除し、中央集権化から生じる価値の損失を排除することに役に立ちます。

近い将来、例えば取引所のBHEXでは分散型クロスチェーンの資産管理モデルを採用します。BHEXの利用者は、資産を分散ネットワーク上に預けることができます。もはや資産は取引所に保管されず、利用者にセキュリティ、オープン性、透明性、制御性、取引プラットフォームの利便性を提供します。

Bluehelix Chainの分散型資産管理と清算技術は、取引所やサードパーティのパブリックチェーン、企業や投資家、市場やネットワークに対してより高い透明性を提供します。

後編予告

Tyler氏のインタビュー前編では、Bluehelixの立ち上げ経緯やBHEXについて、そしてBluehelix Chainを使った独自の分散型資金管理技術について訊いていきました。

後編では、Bluehelixのもう1つのコアサービスである取引所のクラウドサービスBluehelix Cloudや、投資家からの評価、マーケティング方針を訊いていきます。

▼後編はこちら

【インタビュー】Bluehelix: Global Managing Director - Tyler Wu氏(後編)- 技術力からくる優位性とは

Bluehelixに関する情報

公式情報

当メディアの情報

【取引所】BHEX:高速マッチングと分散ウォレットが構成された次世代取引所



  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Junya Kato

TOKEN ECONOMISTの管理人、ブロックチェーン専門誌「月刊仮想通貨」「CRYPTO CROWD」の執筆陣。ブロックチェーンプロジェクトでは、QURASのコミュニティマネージャー。 より多くの人にブロックチェーンの未来を感じてもらうべく、先進的なブロックチェーンプロジェクトやイベントのレポートをお伝えしています。 ブロックチェーンの素晴らしさを世に広げたい!!

ハイライト

Onotology - Andy Ji 1

中国のブロックチェーン企業Ontology(オントロジー)は、先行したブロックチェーンプラットフォームの企業として知られ ...

2

指紋認証の分野において多くの実績を持つAuthenTrend Technology社(以下、AuthenTrend)は、 ...

3

Swissborgは2018年当時、ICOを行ったことで話題となりました。ICOが終わり、Siwssborgではプロダク ...

-インタビュー
-,

Copyright© TOKEN ECONOMIST(トークンエコノミスト) , 2020 All Rights Reserved.