オンラインゲームを作ってきたベテラン会社アソビモが、ASOBI COINというICOを行います。
アソビモはどんな会社か
アソビモは日本のオンラインゲーム会社になります。オンラインゲーム専業であり、今まで手掛けたゲームタイトルは、
など、主にMMORPGになります。このほか、アルケミアストーリー、オルクスオンラインもアソビモが開発したゲームになります。
グローバルで600名以上の開発者を抱え、ここ最近のICOをする組織としては大きめになります。
ASOBI COINとは
[the_ad id=”7860″]ASOBI COINは、デジタル流通コンテンツの二次流通をブロックチェーン技術を使って実現するプロジェクトになります。
二次流通とは、つまり中古になります。実態を持たないデジタルコンテンツについて、中古を実現するのです!
本来のデジタルコンテンツは、デジタルであるが故に無限にコピーすることができます。そのため、音楽のようなコンテンツが無限にコピーされてしまい、権利者がきちんとしたインセンティブを得られない問題が付きまとっています。
また、オンラインゲームのアイテムでも、運営者の意図しないところでRMTが行われ、ズルをする人にとって有利になってしまうのが現状があります。
RMTとは、リアルマネートレードの略で、ゲームのアイテムなどを現金と引き換えにする行為になります。通常、オンラインゲームではRMTは規約で禁止していますが、完全に取り締まることができていないのが現状です。
ASOBI COINでは、ブロックチェーンの「所有権を移転できる」という性質を活かし、完全デジタルなコンテンツでも2次流通を可能に、しかも権利者に対してきちんとインセンティブを出すことを実現します。
ASOBI COINを使って二次流通させるコンテンツ
ASOBI COINでは、まずは「ASOBI MARKET」を作り、そのマーケット上に以下のデジタルコンテンツを二次流通させます。
- ゲームアイテム
- ソフトウェア
- 電子書籍
- 音楽
- 動画
- 電子チケット
例えば、次のような活用事例が想定されています。
- 読み終わったデジタル漫画を売却
- 遊び終わったゲームアイテムを売却
- 聞き飽きた音楽ファイルを売却
いずれも、利用者は売却益として仮想通貨を得ることができます。
また、ASOBI MARKETの提供者(アソビモ関連会社のSwitex Japan)は、利用者の売買時に徴収する手数料で利益を上げ、マーケットのプラットフォームを運営します。
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デジタルコンテンツの二次流通を実現する分散型セキュリティシステム(DSS)
前述のような、デジタルコンテンツの二次流通を実現するのが、ブロックチェーン技術を用いた分散型セキュリティシステムのDSS(Decenterlized Security System)になります。
DSSの発想はシンプルで、スマートコントラクトを使用してASOBI COINを支払った購入者にコンテンツの所有権を自動で移転、所有者がコンテンツを使えるようにライセンスを発行します。
コンテンツの所有者がコンテンツを売却する場合は、コンテンツをASOBI MARKETに出品します。新たな買い手は、ASOBI MARKETにASOBI COINを支払うことでコンテンツの所有権が自動で移転され、ライセンスが発行されます。その結果、コンテンツを使うことができるようになります。
しかも、デジタルコンテンツにDSSを組み入れる実装は非常に簡単で、エンジニア不要が謳われています。
DSSはクラウド形式で提供されます。DSSを組み込みたいデジタルコンテンツがある場合、そのコンテンツをDSSクラウドにアップロードするだけで、自動でDSSが組み込まれるようになります。
この仕組みは、アソビモが提供するデジタルコンテンツの他、他社でも使えるようになります。
ASOBI COINに対応するゲーム
ASOBI COINによるデジタルコンテンツの二次流通は、まずはアソビモの自社ゲームから広げていきます。
現在公表されている以下のタイトルが、ASOBI COINに対応する予定になっています。
- PROJECT エターナル(仮)
- PROJECT A2
- アヴェルオンラインII(仮)
- イルーナ戦記オンラインHD(仮)
- イルーナ戦記オンラインIII(仮)
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ロードマップ
ASOBI COINでは、現在以下のロードマップを計画しています。
- 2018年中:ASOBI MARKETでASOBI COINや仮想通貨をアソビモや他社のゲームで利用できるようになる
- 2018年中:ASOBI MARKETでゲームアイテムの二次流通プラットフォームSwitex Japanのサービス開始
- 2019年中:DSSのクラウドサービス提供
- 2019年中:電子書籍・音楽・映画・電子チケットなどの二次流通プラットフォームの提供
- 2021年中:中央サーバーが存在しないDAaps-MMORPGの提供
2021年のDAaps-MMORPGがイメージしにくいと思うので補足します。
今までのMMORPGでは、運営会社にある中央のサーバーがゲーム内に起こるイベントのすべてを制御していました。これには、サーバーや回線、セキュリティ対策などの莫大な費用が必要になってしまいます。
それに対して、DAaps-MMORPGでは、ユーザー同士がコンピューターの余剰パワーを提供することで、ゲーム内に起こるイベントを制御できるようになります。つまり、今までのような中央のサーバーが不要になります。これにより、運営側の負担が軽くなり、不正が減り、さらには無制限の人数がゲームに参加できるようになるなどのメリットが生じます。
ICOに参加するには
2018年6月11日時点で、ICOに関する情報は公開されていません。
ASOBI COINは、ERC20トークンで提供される予定です。
ASOBIMO COINに関する情報
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