プロジェクト解説

【ICO】MODULE:スマートフォンに対応した分散型ストレージプラットフォーム

プロジェクト解説
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2018年7月4日・5日に展示されていたブースで、特に優れているなと思ったプロジェクトをご紹介します。

今回は、MODULEをご紹介します。

MODULEとは

[the_ad id=”7860″]MODULEとは、スマートフォンにも対応した分散型のストレージサービスです。

PCやサーバー、スマートフォンの空き容量を提供することにより、他の容量不足のユーザーがそこにデータを保管することができるようになります。

ストレージサービスとは、DropboxやOne Driveなどのオンラインにデータを置くことができるサービスの事を指します。

従来のストレージサービスは、サービス提供会社がデータ格納設備を用意して、彼らの裁量のもと集中管理されています。

対して分散型のストレージサービスでは、ネットワーク上の複数のノード(コンピューターのこと)にデータを分散させて格納します。その格納先がどこになるのかは誰にもわかりません。個人が所有しているノードかもしれませんし、企業のものかもしれません。

仮に一部のノードがダウンしたとしても、残りのノードにデータが分散されている為、それらのノードからデータを引き出すことにより元のデータを取り出すことができます。また、サービスを中央集権的に提供している企業がいないため、企業側の都合でストレージサービスが止まることもありません。

MODULEでは、分散型ストレージのネットワークにおいて、一部の容量提供者にパワーが偏らないような設計がされています。

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MODULEの特徴

データがネットワーク上に分散して格納される

MODULEでは、データに圧縮をかけて暗号化を行います。この暗号化されたデータをさらに分割します。

分割されたデータを空き容量提供者のノードに分散し、さらに他のノードにコピーしていきます。結果として、バラバラになったデータが何重にもネットワーク上に存在する状態が出来上がります。

元のデータを利用する人は、データを利用する時にバラバラになったデータをネットワーク上から読み込み、それらを組み立てることで元のデータを取り出します。

ホワイトペーパーには書いてありませんが、担当者の話によると、元データの70%程度が集まればデータの復元ができるそうです。RAID5/6ボリュームにディスクが1本無くてもデータの復元ができるのと考え方が似ています。

MODULEのデータ分散モデル

MODULEのデータ分散モデル

データ転送が高速

オンラインストレージサービスの場合、データの転送速度はそのサービスの使い勝手を決定づける大きな要素になります。

MODULEでは、データの受取者に近い場所からデータを転送します。これにより、低遅延でデータを受信することができます。

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空き容量を提供するとトークンがもらえる

MODULEの報酬モデルMODULEでは、空き容量の提供者はトークンをもらうことができます。逆にデータを預ける側はトークンで支払うことになります。

空き容量の提供者がどれだけトークンをもらえるかは、コンセンサスアルゴリズムのPoSTT (Proof of Space, Time and Transaction)により決定します。

PoSTTでは、空き容量の提供者のストレージ提供容量や時間、トランザクションの要素でもらえるトークンの量が決定します。

MODULEのアプリを使ってもトークンがもらえる

MODULEでトークンがもらえるのには空き容量の提供者だけではありません。

MODULEでは「MODL App」と呼ばれるアプリを配布します。

MODL Appにはクライアントから広告が掲載されます。その広告を閲覧してもトークンをもらうことができます。

モバイルにも対応

MODULEでは、空き容量の提供にスマートフォンも対応させています。

なぜスマートフォンか?

それはスマートフォンにも対応させることで、ブロックチェーンネットワークのマイナーが一部に偏ることを防ぐことができるからです。

マイナーが偏っているという一番有名なのがビットコインです。ビットコインでは、電力が安い一部の地域にマイナーが集中して実質的に中央集権化してしまった現象が起きました。

MODULEでは、スマートフォンを対応させることにより、

  • 途上国の人(PCを持っていないけれども、スマートフォンを持っている人が多い)がネットワークに参加しやすくなる
  • そもそもスマートフォンに対応することで参加者が多く中央集権化を防止できる

というメリットを発揮します。

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ロードマップ

  • 2018年5月:MODULEプラットフォーム開発開始、MODL App開発開始
  • 2018年7月16日:ICOプレセール開始
  • 2018年7月31日:ICOプレセール終了
  • 2018年8月1日:ICOメインセール開始
  • 2018年8月15日:ICOメインセール終了
  • 2018年9月:取引所上場予定、秘密分散サービスの開発開始
  • 2018年10月:マイニングサーバーの構築、MODL Appのベータテスト開始
  • 2018年11月:MODULEプラットフォームのテスト
  • 2018年12月:MODULEプラットフォーム運用開始、MODL Appのベータ版リリース
  • 2019年1月:MODL App正式版リリース(AppStore, Google Play)

MODULEで利用するMODLトークンとICO条件

MODULEでは、MODLトークンを使用します。MODLは空き容量の提供やMODULEアプリの広告閲覧により入手できます。

ICO時はERC20規格のトークンとして配布されますが、その後独自チェーンのトークンに転換されます。

  • ICO期間:2018年7月16日-31日(プレセール)、8月1日-15日(メインセール)
  • 正式名:MODL Token
  • シンボル:MODL
  • プラットフォーム:Ethereum (ICO時)
  • 規格:ERC20 (ICO時、後に独自チェーンのトークンに転換)
  • 総発行数:15,000,000,000 MODL (うち、3,750,000,000 MODL が売り出し対象)
  • レート:1 MODL = 0.85 USc, 0.00000085966 BTC, 0.0000106 ETH
  • ソフトキャップ:5,000,000 USD
  • ハードキャップ:30,000,000 USD

総発行数からみた売り出し対象が占める割合は25%と少ないです。これは、総発行数の70%はマイニング報酬として割り当てられるように設計されているためです。

MODULEに関する情報

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グレーなネタや、ICOのプライベートセールの購入枠を含めた情報など、とにかくブログで公表できない情報をご紹介します。

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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