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【取引所】AIS-X:現地の銀行と提携したモンゴルの仮想通貨取引所

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日本人から見るとマイナーな国モンゴル、実は経済が盛り上がっている国の1つです。

そこに現地の銀行と提携して取引所を開設するプロジェクトがあります。

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AIS-Xの概要

AIS-XのAISとは、Alternative Investment & Securityの略で、モンゴルで仮想通貨取引所「AIS-X」を中心とした複合プロジェクトを展開します。

AIS-Xでは、取引所の他、マイニングや銀行提携、AIコンセルジュのサービスを提供します。

特にユニークなのがマイニングです。通常の仮想通貨マイニングに加え、地下資源のマイニング事業も行われ、その利益は取引所の利益とともにユーザに還元されます。

また、AIS-Xでは現地の銀行であるNI Bankと提携し、デビットカードを発行します。法定通貨による入出金が世界中のATMででき、他の海外取引所と比べて高い利便性を確保できるという強みがあります。

AIS-Xの直近動向・直近予定

2019年9月30日 取引所グランドオープン

9月30日にAIS-Xの取引所がグランドオープンしました。

2019年8月21日 AISトークン上場

8月21日より、BitForexでAIS/BTCペアが上場しました。

本記事の更新時の9月8日時点、上場時から4倍の価格になっています。

2019年8月28日 KYC登録開始、アフィリエイト開始

AIS-XとSelfkey/KYC-Chainとのパートナーシップに伴うKYCが8月20日に開始します。

同時に、アフィリエイト機能が開始になります。

2019年8月15日 BitForexでIEO開始

8月15日より、BitForexのIEOプラットフォーム「BitForex Turbo」にてAISトークンのIEOが開始されます。

BitForexは、取引高ランキングで世界11位の仮想通貨取引所です。自動売買ボットを回して取引高の水増しをしている取引所が多い中、BitForexは実際のユーザ数も伴っている取引所になります。

参考データ:CoinGeko 取引所ランキング

2019年8月9日 Selfkey/KYC-Chainとの包括的パートナーシップ

AIS-Xは、Selfkey/KYC-Chainとの包括的パートナーシップを発表しました。

Selfkeyは、ブロックチェーンを通じて個人情報を保管し、ユーザの権限でその情報使い認証をすることができるソリューションを提供しています。この提携により、AIS-Xのユーザは従来より安全な方法でログインできるようになります。また、AIS-XではSelfkeyの関連会社であるKYC-Chainとも提携し、新規ユーザをプラットフォームに速やかに取り込むことができるようにします。

なお、本件に伴うAIS-XのKYC登録開始は8月20日になります。

2019年4月28日 SKYHASHとの提携

AIS-Xは、モンゴルでの暗号資産のマイニング効率を向上させるために、次世代マイニングプロジェクトのSKYHASHと提携しました。

SKYHASHは第3世代のマイニングを謳っており、ソフトウェアやアルゴリズムの改善を通じて、従来のマイニング効率を30%以上も向上させることが可能となります。

SKYHASHの紹介記事:次世代マイニング事業者SKYHASH(スカイハッシュ)が提供する世界最高のマイニングプラットフォーム「SKY-NET」とは?

2019年4月15日 AIS-Xプレオープン

AIS-Xの取引所が4月15日にプレオープンしました。

プレオープン中はアカウントの登録がメインとなりますが、続々とアカウント開設が行われています。

2019年3月10日 TomochainのTRC20規格でトークン生成開始

AIS-Xは、Tomocatinと契約し、TRC20規格でAISトークンを生成することを発表しました。

TomochainはEthereumのスケーラビリティ問題を解決するためのソリューションで、Ethereumの仮想マシン(EVM)と完全互換があります。

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AIS-Xの基本サービス

AIS-Xでは6つのサービスを提供していきます。取引所は言わずもがなであるため、他のサービスを見ていきます。

AISのサービス

AISのサービス

現地の金融機関と連携している

AIS-Xではモンゴルの銀行NI Bank(National Investment Bank of Mongolia)と提携しています。

NI Bankは2006年にモンゴルで業務を開始し、今まで14支店を展開し、日本にも拠点を持っています。AIS-Xとは、2018年7月にMOUを締結しました。

実際に、AIS-XのCTOにLkhagvasuren Sengedorj氏がプロジェクトに関わっており、NI BankのIT部門のディレクターとして活動しています。

AISとNI Bankの連携モデル

AISとNI Bankの連携モデル

NI Bankとの提携により、法定通貨とのやりとりが他の海外取引所より便利になります。

ユーザは、AIS-Xに登録するとNI Bankで口座開設ができるようになります。

NI Bankの口座開設者は、法定通貨(MNTやUSD)を使うAIS-Xで仮想通貨を購入することができるようになります。また、開設と同時にNI Bankからデビットカードが発行されます。デビットカードを使うことにより、出金したいときは仮想通貨を法定通貨に交換し、世界中のATMから法定通貨で出金することができます。

NI Bankとの連携は単なる利便性向上に留まりません。AIS-XのサーバーをNI Bankの内部に配置することができるため、銀行並みのセキュリティをAIS-Xで実現することができるようになります。

加えて、AIS-XではNI BankグループのEFS(Express Finance Service)ともMOUを締結しています。EFSはノンバンクの融資機関で、AIS-Xのユーザは仮想通貨を担保にして、仮想通貨や法定通貨を借り入れることができるようになります。仮想通貨を担保にできることにより、借り入れをするための仮想通貨売却しなくても良くなるため、税金リスクから解放されるようになります。

また、National SecuritiesともMOU締結をしています。National Securitiesは、IPO主幹事になることができるフルライセンスを有する証券会社です。National Securitiesとの提携により、AIS-XのユーザはAISコインを使い世界中の有価証券を売買できるようになることが見込まれています。

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仮想通貨のマイニングがある

AIS-Xでは、仮想通貨のマイニングを行い、それをユーザーに還元します。

マイニングは大量の電力を消費しますが、モンゴルは電力料金が日本の2割程度となるため、その安さ自体がマイニングの収益拡大に寄与します。

AIS-XのマイニングではBaikal社のマイニングマシンを採用します。Baikal社の製品はマイニングのコア層に人気があり、家庭でマイニングしても問題ない程の低電力製品も存在します。

今回採用しているBaikal社の製品は、ASICでありながら、マイニングアルゴリズムをスイッチングすることにより、BTCではなく時価総額50-1000位の通貨をマイニングすることができます。それにより、掘削効率の大幅な向上を実現しています。

AIS-Xでは「Baikal Giant X10」というマイニングマシンを採用し、さらに独自カスタマイズを施してオリジナルより+15-18%程度の採掘パフォーマンスが出るようにします。

独自カスタマイズを施しながらも、製品保証が受けられるように体制が確立されています。

資源のマイニングがある

他の取引所に絶対ないマイニングが、資源のマイニングです。AIS-Xでは、資源のマイニングもユーザーに還元します。

モンゴルは地下資源が豊富で、政府が金や銅、石灰やレアメタルの開発を推進しています。現状採掘された資源は埋蔵量の40%であり、残り60%が眠っている状態とされています。特にモンゴルの場合は、モリブデンが注目されており、クリーンエネルギー分野では欠かせない素材となっています。

AIS-Xでは、現地の鉱業会社Sharyn Gol JSC Mining Companyとの連携を前提に資源のマイニング会社を設立する予定です。

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AIコンシェルジュがある

AIS-Xでは、AIコンシェルジュを採用します。

この手のプロジェクトでAIというと、実は単なる統計処理をしている場合が多いものでしたが、AIS-Xのものは本当にAIです。

AIS-Xで採用するAIは、行動特性分析を行います。そのために、ユーザーは取引所のアカウント開設時にいくつかの簡単な質問に答えることになります。

最終的に、ユーザーに合った12種類のAIコンシェルジュのうちどれかがマッチングされるようになります。

マッチング後、ログインするとAIコンシェルジュが直近24時間の市況を教えてくれるほか、ユーザーに合った投資アドバイスが提供されるようになります。

SNS機能

AIS-Xにチャット機能が搭載され、通貨ごとのチャットグループ同士の情報をシェアすることができるようになります。

また、Twitter, Facebook, Instagram, Telegramなどと連携し、簡単にアフィリエイトリンクのシェアができるようにあります。

AIS-Xの徹底した利益還元

上記の一部でも触れているように、AIS-Xではトリプル配当を行います。

仮想通貨のマイニング、資源のマイニングの他に、取引所の利益も配当されます。

利益の30%が配当対象となり、AIS-Xトークンの保有量が多ければ多いほどその還元率が上がっていきます。

詳細は以下の表になります。

ランク 保有AISトークン 配当倍率
Silver 1 – 50,000 x1
Gold 50,001 – 500,000 x2
Platinum 500,001 – 2,000,000 x3
Black 2,000,001以上 x4

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取引所トークンのAISトークン

AIS-Xでは、取引所トークンとしてAISトークンを使うことができます。

AISトークン保有の特典

AISトークンがAIS-Xで担う内容は、以下の通りになります。

  1. 取引手数料の割引
  2. 送金手数料の割引
  3. 上場手数料の割引
  4. 仮想通貨売買のペア通貨
  5. 新しいICOへの投票権利
  6. 利益配当(取引所、仮想通貨マイニング、資源マイイニング)

取引手数料と送金手数料は、AISトークンの保有数が多くなればなるほど割引率が上がっていきます。

ランク 保有AISトークン 割引率
Silver 1 – 50,000 5%
Gold 50,001 – 500,000 10%
Platinum 500,001 – 2,000,000 15%
Black 2,000,001以上 20%

AISトークンのスペック

AISトークンでは、他の取引所トークンと異なり、Tomochainが採用されています。

  • トークン正式名称:AIS
  • トークンシンボル:AIS
  • プラットフォーム:Tomochain
  • トークン規格:TRC20
  • 総発行数:2,300,000,000 AIS

ロードマップ

  • 2018年06月:行動特性ライセンス取得/ AI プログラム着手
  • 2018年07月:モンゴル国内銀行NI BANKとMOU を締結
  • 2018年09月:モンゴルにてAIS PROJECT の運営法人NIEXを設立
  • 2018年10月:プレセール
  • 2018年11月:暗号通貨マイニング事業開始、National Securities/EFSとMOUを締結
  • 2018年12月:AIコンシェルジュアプリ αテスト
  • 2019年03月:AIS-X設立
  • 2019年04月:AIS-Xプレオープン/プレ登録
  • 2019年07月:紹介プログラム開始
  • 2019年08月:AIS-Xグランドオープン、クラウドセール
  • 2019年09月:資源マイニング開始、AIコンシェルジュアプリ βテスト
  • 2019年11月:AIコンシェルジュアプリ リリース

AIS-Xに関する情報

公式情報

当メディアによる情報

AIS ミートアップ イベントレポート
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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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