プロジェクト解説

【ICO】ioeX:IoT時代のスマートデバイスのためのデータストレージネットワーク

プロジェクト解説
スポンサーリンク

2018年9月16日に日本でミートアップを行ったioeXが、ついにICOを開始します。

このICOはまさにテクノロジーで今ある問題を解決する系のものになります。筆者こういうICOが好きです。

[the_ad id=”13126″]

ioeXとは

[the_ad id=”7860″]

ioeXは、IoTの問題を解決するためのプロジェクトです。

IoTとはInternet of Things(モノのインターネット)の略で、今までインターネットに繋がっていなかったものがインターネットにつながることを意味します。例えば、冷蔵庫がインターネットに接続されるのはIoTの分かりやすい例です。

IoTデバイスの中には機器を制御するためのソフトウェアが入っています。例えば、iPhoneの場合だと、iOSがそのような位置付けになります。ソフトウェアは基本的に完璧である状態が存在しないため、定期的なアップデートが必要になります。セキュリティのアップデートであったり、機能追加のアップデートであったりします。

製品サイクルにおけるアップデート回数や見込みコストは、必ずしも計画通りにいきません。深刻な不具合が見つかると、計画外の対応を何度も迫られることもあります。つまり、メーカーにとってこれらの対応にかかる本当のコストは分からないのです。

現状のソフトウェアのアップデートは、デバイスのメーカーがアップデートのためのサーバーを設置し、デバイスはそこにアクセスしてソフトウェアをダウンロードします。アップデートのための設備は中央集中型なので、世に出回っているIoTデバイスが多ければ多いほど、企業の設備コストもそれに比例するかのように増加していきます。

このように、企業にとってのソフトウェアアップデートには先が見えないリスクに晒されています。

IoeXでは、ソフトウェアアップデートに関わる設備面に注目しています。今まで中央集中型だったアップデート設備を、分散型に変えることにより、ソフトウェアアップデートにかかるコストを最大70%削減します。

ioeXはどのように費用を削減するのか?その特徴

分散型ストレージネットワークを構築する

ioeXでは分散型ストレージネットワークを構築します。ストレージとはデータの保存先です。

分散型ストレージネットワークでは、ストレージを用意するのはデバイスメーカーではなく、個人になります。インターネット上の誰かわからない個人がストレージを用意し、そこにソフトウェアのアップデートファイルが保管できるようにします。

もう少し技術的な話をプラスすると、ioeXでは分散型ストレージネットワークにはIPFS(Inter Planetary File System)というファイルシステムを採用します。IPFSを使うと、アップデートファイルがioeXネットワーク上の任意のストレージに分散して保存されます。仮に、どこかのストレージが壊れたとしても、他のストレージでファイルを保持しているために、ファイルへのアクセスを継続することができます。

分散型ストレージネットワークを構築することにより、企業は自前で中央集中型のストレージ設備を保有しなくても済むようになります。

P2P通信を利用する

ioeXではP2P通信を利用します。

P2PとはPeer to Peerの略で、デバイスが1対1の対等な関係で通信をすることを指します。P2P通信は別に新しい技術ではなく、古くからだとWinMXやWinnyのようなファイル共有ソフト、メッセンジャーアプリのファイル転送などで利用されています。

P2Pの特徴として、通信をする際に中央集中型のサーバーを通さないという点があげられます。ioeXの場合だと、あるデバイス(例えばスマートフォン)がアップデートプログラムをダウンロードする場合、分散型ネットワークの中にあるどこかのストレージからファイルをダウンロードすることになります。

P2P通信を利用することにより、企業は大容量の通信回線を用意しなくても済むようになります。

ioeXのネットワークと通信モデル

ioeXのネットワークと通信モデル:ネットワークに接続されたデバイスがP2Pでファイル転送を行う

設備提供者にインセンティブを与える

上記のようにioeXのネットワークは第三者の力を借りることによって維持されるようになっています。当然ながら、設備の提供をボランティアでやってくれる人はいません。

そのため、ioeXでは設備を提供した人に対しインセンティブを与えます。インセンティブはioeXのトークン(シンボル:IOEX)になります。

IOEXは、ioeXの仕組みを使ってソフトウェアアップデートを利用したい企業が保有します。そのトークンを、設備提供者に対して支払うことになります。

[the_ad id=”7916″]

ロードマップ

2018年07月

  • ネットワークSDKと基本版APP /サービス

2018年08月

  • IoT中央制御装置とリモートアプリケーション間のダイレクト接続制御

2018年09月

  • スマートデバイスとリモートアプリケーション間のダイレクト接続

2018年10月

  • 各オペレーティングシステムのネットワーク機能を完成
  • 自宅用スマートデバイスは独自の安全な接続を構築

2018年11月

  • ブロックチェーン記帳機能
  • デジタル通貨報酬メカニズム

2018年12月

  • 独自のウォレットのアルファ版リリース
  • 20万のデバイスノード、500万の公共ネットワークノード
  • ネットワークのIPFSバージョンの開発が開始

2019年01月

  • 独自のウォレットのベータ版リリース
  • ネットワーク・オンライン・アップグレード機能のベータ版リリース
  • 報酬メカニズムを整備

2019年02月以降

  • 各新機能の開発と拡張
  • ネットワーク・オンライン・アップグレード機能の公式版リリース

[the_ad id=”7916″]

トークンセールに参加するには

ioeXは、2018年11月21-22日にプリセールを実施します。メインセールの情報は公開されていません。

2018年11月10日現在、詳細な情報が公開されていません。

現在以下のようなスケジュール感になっています。詳しくは、ioeX公式Mediumの「ioeX Pre-Sale Details」をご覧ください。

  • 2018年11月15日:ホワイトリストの登録開始
  • 2018年11月18日:IOEXトークンの販売レートの決定(対BTC, ETH, ELA)
  • 2018年11月18日:優先デポジット開始
  • 2018年11月21-22日:プリセール

その他、判っている情報を掲載します。

  • トークン販売数:1,000,000 IOEX (プリセール、メインセール合わせた数量、総発行数の50%に相当)
  • 購入数の上限:1,000 IOEX(プリセールで+2%のボーナス)

ioeXに関する情報

公式情報

当サイトの記事

さらに良い情報をキャッチするために

当ブログでは、情報発信用にLINE@を用意しております。

グレーなネタや、ICOのプライベートセールの購入枠を含めた情報など、とにかくブログで公表できない情報をご紹介します。

友だち追加

[the_ad id=”7916″]

スポンサーリンク
この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

Junya Katoをフォローする
TOKEN ECONOMIST(トークンエコノミスト)
タイトルとURLをコピーしました