インタビュー

【インタビュー】VIPSTARCOIN 吉澤拓哉氏 ーCEOによるプロジェクトの紹介(1/2部)

インタビュー
スポンサーリンク

当メディア調べて、日本三大コミュニティが強い国産仮想通貨は、モナコイン(MONA)、NANJCOIN(NANJ)、VIPSTARCOIN(VIPS)になります。いずれも5ちゃんねる(旧2ch.net、2ch.sc)から発祥した仮想通貨になります。

今回は、ニュー速VIPから発祥したVIPSTARCOINの運営元である株式会社VIPSTARのCEOのたくぞうこと吉澤拓哉氏にインタビューを行い、コミュニティベースの仮想通貨の取り組みについてお話を伺いました。

第1部では、吉澤氏がVIPSTARCOINの開発に合流した経緯から始まり、CEO自らVIPSTARCOINを紹介していただきます。

[the_ad id=”13126″]

株式会社VIPSTAR 吉澤拓哉氏 インタビュー 第1部

青字:加藤(訊き手)、黒字:吉澤氏

VIPSTARCOIN CEO 吉澤氏(たくぞう)

株式会社VIPSTAR CEO 吉澤拓哉氏(たくぞう)

吉澤氏の自己紹介、VIPSTARCOINに合流した経緯とは

加藤:吉澤さんが過去に何をしていたか、VIPSに合流するまでの流れを教えていただけますか。

吉澤:僕は前職はリフォーム屋をやっておりました。

加藤:おお、完全に今とは異業種ですね!

吉澤:まったく異業種ですね。ITとは全く関係のない人間でした。僕はVIP含む5ちゃんねるを良く見ていたので仮想通貨もモナコインを先に知ってからその次にビットコインを知りました(笑)そんな流れで仮想通貨に興味を持ってトレードを多少やっていました。

(補足:VIPとは5ちゃんねるのスレッドの「ニュー速VIP」のことを指します)

加藤:普通はみんなビットコインを最初に知るので、これは珍しい流れですね。

吉澤:モナコインを知って、ビットコインを知って、価格が高騰しているという記事をちらほら見るようになった時期です。去年の秋頃ですかね。

加藤:なるほど、意外と最近ですね。

吉澤:僕はトレードに関しては素人に毛が生えたくらいで、FXも興味はあったのですけれども、いま一歩手が出ないなという感じでした。

仮想通貨を触りながら前職をやっていたのですが、5ちゃんねるのVIPを見ていたら「VIPの仮想通貨作ったったwwwwwwwwwwwwwwwwww」という変なスレッドが立ったんです。

加藤:元CEOの方が立てたスレッドですね。(補足:吉澤拓哉氏は2代目のCEOになります)

吉澤:そうですね、元CEOが立てたスレッドがあって、これは面白そうだなと思ったんですよ。面白そうだから書き込みをしていきました。

今まで仮想通貨を応援しようという視点で見たことはありませんでしたが、VIPという地盤で自分たちで作り上げていける仮想通貨というのは新しいなと感じました。

そこで入ってくる人たちにも色んな業種がいて、こういうことをしたらいいんじゃないかとスレッド内で色んな案が出てきたんですよ。ああ、これは本当に素敵だなと思ったんですよ。

この時はまだVIPSはイーサリアムのトークンでした。

加藤:確かに最初はそうでしたね。

吉澤:当時VIPSのトークンはERC20だったので、僕はたまたま仮想通貨やっていてETHを持っていたんです。

ERC20ってGAS代にETHが必要じゃないですか。なので、ETHを持っているからおれが宣伝や広報やるよとなって、イベントやってみたり、スレッドでコンマスレというのをやってみたり、Discordでインベントをやってみたりしました。

(補足:コンマスレとは、投稿時間のコンマ以下の数字を使ったネタスレッドになります。例えば、「コンマ00だとデスクトップ画面を晒す」などがあります)

本当に僕ってそれくらいしか、最初はVIPSTARCOINにしてあげられることがありませんでした。

コミュニティや元CEOと話をしている間に絆みたいなのができて、どんどん色んな人に会って、色んな人と話して、目まぐるしかったですね。あっという間でした。それで今に至るという感じです。

加藤:じゃあ最初はかなり軽いところから入っていったんですね。

吉澤:結構軽いところから入っていきましたね。これしかないというわけじゃなくて、面白そうだなと思って、周りが盛り上がってきて、これってもしかしたらすごいことになるかもと思って入った感じです。

加藤:私が色々な人の話を聞く限りでは、この界隈は意外に貿易出身の人が多くて、ビットコインから入って、ビットコインを実需で使って、その後投機に入っていくんですよね。なので、吉澤さんのケースは本当に珍しいですね。

吉澤:僕はバックボーンが本当にないんですよ(笑)それが恥ずかしい話なのですけれども。いろんなところに行って話をしてみると、みんなが凄いところ出身だったりするんですよね。

加藤:そうなんですよね、ビビりますよね(笑)

吉澤:ビビります(笑)ちょっと至らないところがあるんじゃないかなと不安に思うこともあるのですけれども、そのあたりは力強いコミュニティや周りのみんなが支えてくれたりするので、今は安心してやれています。

加藤:なんかいいですね。コミュニティベースの仮想通貨という感じの話が出て面白いです。

[the_ad id=”7916″]

VIPSTARCOINについての紹介

加藤:VIPSTARCOINについて、吉澤さんよりご紹介いただけますか。VIPSTARCOINで実現しようとしている世界観も教えていただけないでしょうか。

吉澤:VIPSは先程言った通り、イーサリアムトークンからどんどんコミュニティを広げていく中で、ブロックチェーンエンジニアさんが現れて独自ブロックチェーンの通貨が作れるよということになりました。それでどんどん話を詰めていって、無事独自通貨にスワップすることができました。

VIPSは、QTUMのフォークのHTMLコインの魔改造でできています。結構性能が良くて、スマートコントラクトを搭載していたり、処理速度がイーサリアムより速かったりします。

あと、イーサリアムのスマートコントラクトをそのまま積んでいるような感じなので、開発がしやすいんですよね。なので、環境さえ提供されていればイーサリアムの開発をしていた人たちをこちらに取り込むことができるんです。

なおかつ処理速度が速いとなると、VIPSを採用した方が開発が楽になるので選んでもらいやすくなるという意図があります。

実際にゲーム業界の複数の開発者さん達とVIPSで作るブロックチェーンゲームについてのお話が進んでいます。

加藤:国産仮想通貨だとERC20に留まる場合が多いですが、VIPSはなぜ独自ブロックチェーンなのでしょうか?コミュニティベースで独自ブロックチェーンのというのはVIPSさんくらいだと思うんですけれども。あとは、せいぜい絆さんでしょうか。

吉澤:独自ブロックチェーンにしたというのは、プラットフォームになって仮想通貨界隈を盛り上げたいというのもあったし、独自ブロックチェーンの方がGAS代のような手数料面だとか、コミュニティに集まっている開発者の力を活かしやすくなるという理由があります。

イーサリアムのトークンという形で開発するより、独自ブロックチェーンでオープンソースにして、このコンテンツを使って誰でもなんでも開発できる方が通貨にとってプラスだし、長い目で見たらそっちの方が有利なのかなと感じます。

あと、自分でトークンを作れる点もあります。この前VAVTというVIPSトークンがTOPBTCに上場したのですが、そういう方面からもみんなで手をつなぐことができるのではないかと思います。

さらにトークン自体が色んなブロックチェーンシステムに組み込めたりすれば、僕らの営業がVIPSTARCOINでより強固になっていくし、イチから作り上げられるというのも魅力ですね。

加藤:そのVIPSを作って最終的に実現しようとしているものですが、ロードマップを見るとワールドワイドヌクモリティというのがありますよね。

吉澤:それは最終ですね。ワールドワイドヌクモリティはVIPSが世界中に広がって、みんなが知っているようなポピュラーなものになった時の話です。

仮想通貨の強みは今送れるとか、そういうことだと思うんですよ。SNSを通して今困っている人に世界の裏側から今送れるとか。こんな僕らでも困っている人の助けになればとか思うんですよね。

寄付って今までだとやりづらいんですよ。日本円を銀行に持っていって寄付の口座に振り込んだりとか。助けたいと思う心って一瞬なんですよ。その一瞬をカバーできる通貨って仮想通貨しかないのかなって。

加藤:おお、その視点は初めて聴きましたね。面白いですね。たしかに助けたいって一瞬しか思わないことが多いですね。

吉澤:そうなんですよ。かわいそうだな力になりたいな、ポチって送れればもっと寄付の世界って広がっていくと思うんですよね。

そういうものの受け入れてくれる先が増えれば増えるほど、VIPSを盛り上げられるし、仮想通貨自体が世界に認められる一歩になるのではないかと思っています。

[the_ad id=”7916″]

VIPSTARCOINの「楽しさを、買おう。」について

加藤:私はVIPSの「楽しさを、買おう。」というコピーがいいなと思うんです。なんだかワクワクするじゃないですか!

吉澤:あれは運営で考えたものになります。一番最初にうちのコンセプトを作ろうよとなりまして、VIPで集まってVIPでやっている心というのを忘れたくないなというのがありますね。

加藤:やっぱりご自身はVIPPERなんですか?

吉澤:常駐ってほどではないですけどね(笑)VIPや仮想通貨板にいて、音楽系にもちらほらいたりしていましたね。そんなに僕は表に出るようなタイプの人間ではないんですよ。

加藤:気が付いたらCEOになっていますよね(笑)

吉澤:色々な方が「たくぞうが良いと思う」って後押ししてくれて、それで勇気づけられて立候補しました。

加藤:私はVIPのノリが苦手なのですが、コミュニティが強いというのは良いなと思うんですよね。仮想通貨ってやっぱりコミュニティがすごく重要なので、VIPSやNANJを見ていると増してやそう思うんですよね。

吉澤:雰囲気というのはやっぱり草コインにとっては一番大事ですね。あとはコミュニティの賑わいとか。

そういうものがないと母体ありきになって、母体だけがアプローチしていく通貨になってしまって、ホルダー側が口を開けて待っている状態になってしまいますね。

そういうのじゃなくて、一緒にみんなで盛り上げてこの通貨作っていきましょうよという形でやっていけたら、お互いが楽しいんじゃないかなと思います。そこに楽しさを見出せるような仕組みづくりをやっていきたいですね。

次回予告

第1部では、主にVIPSTARCOINというプロジェクトがどのようなものかお聞きしました。

第2部では、吉澤氏がコミュニティについて想っていることや、同時期に登場したライバルともいえる国産仮想通貨について率直に思っていることをお伝えします。

第2部:コミュニティやライバル通貨への想い

VIPSTARCOINに関する情報

[the_ad id=”7916″]

スポンサーリンク
この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

Junya Katoをフォローする
TOKEN ECONOMIST(トークンエコノミスト)
タイトルとURLをコピーしました