インタビュー

【インタビュー】VIPSTARCOIN 吉澤拓哉氏 ーコミュニティやライバル通貨への想い(2/2部)

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当メディア調べて、日本三大コミュニティが強い国産仮想通貨は、モナコイン(MONA)、NANJCOIN(NANJ)、VIPSTARCOIN(VIPS)になります。いずれも5ちゃんねる(旧2ch.net、2ch.sc)から発祥した仮想通貨になります。

今回は、ニュー速VIPから発祥したVIPSTARCOINの運営元である株式会社VIPSTARのCEOのたくぞうこと吉澤拓哉氏にインタビューを行い、コミュニティベースの仮想通貨の取り組みについてお話を伺いました。

第2部では、主にコミュニティの強さやライバルについて率直にどう思っているのかを訊いていきます。

第1部をまだ読んでいない人は第1部「CEOによるプロジェクトの紹介」を先にお読みください。

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株式会社VIPSTAR 吉澤拓哉氏 インタビュー 第2部

青字:加藤(訊き手)、黒字:吉澤氏

他のブロックチェーンプラットフォームとの差別化

加藤:VIPSさんは、ブロックチェーンプラットフォームなわけですが、スマートコントラクトを使っているプラットフォームは今のところ50種類程あり、どれも差別化に苦しんでいるように見えます。VIPSさんの場合は、これらとどのように差別化をしていくのでしょうか?

吉澤:僕らはコミュニティにカギがあると思っています。様々なコンテンツやプラットフォームとなる開発インフラの提供、そして独自のコミュニティにより「VIPSって楽しいな」と多くの人が感じてくれるような通貨をコミュニティと一緒に作っていければと思います。

技術的な面ですけれども、イーサリアムのコードで走るスマートコントラクトと、速い処理速度を生かして、「もしかしてこれイーサで作るよりVIPSで作った方が良いんじゃない?」と思っていただけるような充実したインフラが組めればと思っております。

あとは、VIPSTARCOINは日本国産コインなので、日本の開発者に優しい情報や環境を提供して、こちらの方に引き込めればなーとか思ってます(笑)

加藤:確かにブロックチェーン業界は英語ばかりですから、英語が苦手な開発者にとってそういう配慮は嬉しいでしょうね。

VIPSのコミュニティの強さ

加藤:VIPSさんは本当にコミュニティが強いなと思っていて、私はメディアの記事を作るためにコミュニティの人数などの統計を定期的に取っています。それを見ると一番強いのがNANJさんなんですよ、次いでVIPSさんなのですが、VIPSさんはジワジワ上がっている感じになっています。なぜなのでしょうか?

吉澤:変に気を遣わないコミュニティだからじゃないでしょうか。僕らのコミュニティってあまり批判する人を押さえつけるようなことはせず、自由に言いたいことを言えるコミュニティなんです。

ルーツが匿名掲示板なので、そう言う人達が集まったコミュニティなんですよね。VIPSに対してマイナスな発言を出していたりとか、そいう言う人達を排除せず、自由な議論ができるようようになっています。くだらないことも言えますしね(笑)

ニュー速VIPって楽しい、くだらないことをやって笑い合おうぜみたいな感じはあるんですよね。あまりこういうこというと叩かれちゃうのかもしれないですけれども(笑)そういう地盤があって、そういうコミュニティを守っていきたいからこそ、人が増えていっているのかなと思います。

自分的には実感はないですけれどね。居心地がいい人はこっちがいいし、変に宗教的に妄信的になっているよりはいいんじゃないかなと思いますね。

加藤:なるほど、そうなんですね。価格下がるとホルダーさんからの声が厳しかったりしませんか?

吉澤:そうですね。僕が価格を上げられるわけではないので、僕ができるのはみんなの話をよく聞いて次のアプローチだとか経営に生かす事なんですよね。

もちろん価格が思うように上がらなかったり、下落してしまって厳しい声が上がったりもしますね。参っちゃうときもあるのですが、中には色々言われているけれども気を落とさないでねとか温かい言葉を投げかけてくれる方々もいます。

匿名だけれども、Discordや掲示板の人たちとだんだん絆ができてきて、みんなからかけられる一言というのが力になりますね。助けられてますね、コミュニティに。

加藤:最近は匿名通貨=マネロンなどで、匿名という言葉に悪いイメージが付きまといがちなのですが、それとは逆な感じがしますね。温かい匿名ですね。

吉澤:そうですね。仮想通貨という匿名の空間なんですけれども、結局は人と人なんだと思います。

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VIPSのライバル?NANJはどう見えているのか

加藤:コミュニティの大きさや、発祥コミュニティが5ちゃんねる由来であること、発祥時期を考えると、VIPSさんのライバルってNANJさんだと思うんですよ。ライバルであり仲間でありという感じだとは思うのですが、率直にNANJさんはどう見えていますか?

吉澤:僕は、NANJさんは素直にプロモーションとかすごいなと思っています。

NANJCOIN運営のハゲ先生が、ここの事務所ができるときに花を贈ってくれたんです。ハゲ先生とのダイレクトメッセージでは、贈ってくださった花のお礼をし、様々なしがらみがありますが、いつか国産通貨同士で手を取り合って何かできたらいいねというやり取りをしました。

コミュニティの中にはお互いを認め合えない人達もいるとは思いますが、国産仮想通貨同士も手をつないで仮想通貨界隈を盛り上げて行かなければならない時が来ていると思っています。

敵対ということはないけれども、良き競争相手というか、NANJさんがいるからVIPSも頑張れるのだと思います。

加藤:切磋琢磨というやつですね。

吉澤:そうですね。僕が勝手に思ってるのかもしれませんが(笑)夢のコラボみたいなのができたら、コミュニティも盛り上がるのかなと思いますね。

やーぼさんのお話を聞いて、すごい上手だなと思いますし、こういう感じに僕も発表できたらいいなと思いますね。

加藤:NANJはやーぼさんが核になっている感じはありますね。

吉澤:そうですね。現在コミュニティを先陣だって引っ張っていっているのはやーぼさんなので、そういう人を引き付ける魅力が彼にはあるので、僕も見習っていきたいなと思います。

加藤:私もプロジェクトの広報をやっているので、そういう魅力があるのは羨ましいなと思います。軽く嫉妬はしますよ(笑)

吉澤:そうですね(笑)やっぱり、この人には人が付いてくるなと感じます。

寄付が多いVIPS

加藤:私がいつもVIPSのお知らせを見ていていて、特に印象的なのが寄付が多いところだと感じています。1週間ごとに立て続けに自然災害があった時も災害別に寄付をしていて、どうしてそこまで頻繁に寄付をしているのかなと感じているのですが、何か想いがあるのですか?

吉澤:そうですね、ワールドワイドヌクモリティというものがロードマップの最後にあって、ヌクモリティという造語がありまして。クオリティの高いぬくもりなんですよ。

加藤:あれそういう意味なんですか!?知らなかったです。いいですね。

吉澤:クオリティの高いぬくもりの心を持ち続けるのと、仮想通貨の利便性を少しでもアピールしていこうというところでやっています。

寄付や支援に繋がる”その一瞬の気持ち”を、今は受け入れてくれるプラットフォームや寄付団体はないのですが、うちが母体となってその気持ちを預かって円にして寄付にしていくことで、それがかなえられていくのかなと思っています。

NPOと連携して預かるよというところを増やしていきたいと思っています。災害があった時はこの団体のVIPSアドレスに寄付すればOKとなり、すぐにそこにコミュニティが集まる動きを作っていきたいです。

それが世界に取り上げられれば、新しい仮想通貨の可能性が出てくるではないかなと思います。

加藤:実際に何かNPOへのアプローチは進んでいるんですか?

吉澤:そうですね、他の仮想通貨だとmameCoinさんという寄付母体の通貨があって、僕は仲良くさせてもらっているんですよ。

CEOが信頼のできる方で、その人がNPO関係のコネクションを持っていたり、色んなお話をしてくれるんですけれども、そういうところから僕らもアプローチさせていただければなと思っています。

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ドイツへの進出の経緯

加藤:国産仮想通貨のプロジェクトの場合、日本にこもっているパターンが多いですが、VIPSさんがドイツに進出したのはなぜでしょうか?

吉澤:ドイツはまだ仮想通貨があまり浸透していなくてこれからの国になります。もともとドイツにはLiskとかいろいろあるのですが、まだ仮想通貨が日本ほど浸透していない形で、これからの技術に期待してくれる地盤があります。

そこにコミュニティからのコネクションがあって、うまく繋げていただいて色々なイベントに出させていただく経緯になりました。海外にコミュニティの拠点を持つことで、どんどんVIPSの精神が広がっていけばいいなと思って、積極的にドイツ方面にアピールしました。

加藤:今は実際にドイツコミュニティというのは育ちつつあるんですか?

吉澤:はい、戦略を練りつつやらせてもらっています。

加藤:トークン価格が上がるためには、海外からの買いが必要になるでしょうから、海外進出というのは大事に感じます。

吉澤:それもありますね。日本のホルダーだけでVIPSを回している状態だと良くないから、海外の勢いというのも取り入れたいというのもありますね。

VIPSは日本円建てがないので、USDTだとかそいういうものが扱いやすいところにもうちょっとアプローチできればなと思います。

今後の意気込み

加藤:最後に意気込みやホルダーさんへのメッセージををよろしくお願いします。

吉澤:このところ色んな問題が多く発生してしまい、申し訳ございませんでした。

これからもホルダーさんたちと一緒に楽しいVIPSTARCOINを作っていければいいなと思っています。ホルダーさんひとりひとりの言葉や気持ちのあるコメントに支えられて、社員一同元気出してやっていますので、これからもよろしくお願いします。

VIPSTARCOINを盛り上げて絶対島買ってやろうぜ!

加藤:島を買うというネタは知らないのですが、どういうことですか!?

吉澤:VIPSの最初の構想で島買おうぜという話があって、いいねいいねとみんなで言い合っていたんですよ。VIPSの経済圏作ろうよとなったんですよ。

現在VIPSのゲームやフリーマーケットを開発しているので、どんどんVIPSの利用価値や実需を上げていけると思いますので、コミュニティの皆さん、応援よろしくお願いします!

加藤:ありがとうございました!

VIPSTARCOIN CEO 吉澤氏(たくぞう)

VIPSTARCOIN CEO 吉澤氏(たくぞう)

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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