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ICO CROWD特別セミナー レポート(チャーリーTAKA氏編)

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2019年2月3日に、ブロックチェーン専門誌ICO CROWD主催のセミナーが開催されました。

チャーリーTAKA氏の「2019年新たに始まるビットコイン神話」をメインに、ブロックチェーンプロジェクトのミートアップや税務に関する話も含まれ、盛りだくさんの内容となりました。

筆者の都合で税務に関する部分の取材記録が残せなかったため、ブロックチェーンプロジェクトのミートアップ及びチャーリーTAKA氏のパートをお伝えします。前半に続き、後半ではチャーリーTAKA氏のセミナーになります。

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チャーリーTAKA氏セミナー

チャーリーTAKA氏(以下、チャーリー氏)は普段マカオにいて、日本は寒くて血圧が高まるので、健康のために早くマカオに帰りたいと話し、セミナーが始まりました。

チャーリーTAKA氏

チャーリーTAKA氏

ビットコインはこれから

チャーリー氏は、去年1月のセミナーで市場価格が下がるという話をして、10月のセミナーでもまた下がると話したことについて触れました。実際の結果は、チャーリー氏の予想通りとなりました。

現時点(2019年2月3日)でビットコイン価格は直近最安値圏にありますが、はたしてビットコインは終わりなのでしょうか?チャーリー氏はビットコイン投資は2019年がスタートだといいます。

ビットコインが始まってから、85%の下落は毎回あり、70%の下落もしょっちゅうで、これらはよくあることだそうです。

ビットコインが使われていくのは確実

ビットコインを語る上で引き合いに出されるのが、銀行送金システムです。

銀行送金はコストが高く手間がかかります。さらに着金側でもチェックが厳しく、マネーロンダリングに使われていないか常に監視されています。これは日本だけではなく、世界にもいえることです。

チャーリー氏は、ビットコインが革命的なのは、金融インフラをフリーで手に入れることができることであるといいます。ウォレット間の送金コストはゼロに近く、今は2円程度になります。未だに世界の20億人が金融インフラを持っていないため、このようなシステムが広がらないわけがないとしています。

ビットコインは、200-300万BTCは既にアクセスできなくなっているため、実質的にバーンされていて、存在しないも同然になっています。現在市場に流通しているビットコインの18%はもう流通することがないため、人々が思っている以上にビットコインの枚数は少ないとしています。

そのような少ない枚数のビットコインを、今後人々が使おうとしたら価格は動かざるを得ないと、チャーリー氏はいいます。

ビットコインの場合は、遅いトランザクションが問題にされますが、ライトニングネットワークができたら送金を待つ必要がなくなります。

このような背景から、チャーリー氏はビットコインが使われていくのは確実だとしています。

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チャーリー氏の投資と暗号通貨の関わり

チャーリー氏は、まずは自身の投資の失敗事例を紹介しました。

チャーリー氏はライブドアショックで100億円を失い、リーマンショックでは30億円以上の損失が出たといいます。特にリーマンショックでは、そろそろやばいなという兆候を感じていつつも、もう少しいけると思ったそうです。

これ以外にも数々の失敗事例があるそうですが、大切なのは次に活かし、自分の軸を動かさないことだといいます。特に、人のせいにする人は次に繋げることはできません。

チャーリー氏の投資失敗事例

チャーリー氏の投資失敗事例

チャーリー氏がビットコインを買ったのは2009年になり、世界的に見てもかなり早い時期からになります。友人がサトシ・ナカモトの論文を見つけてシェアして知ったといいます。

ビットコイン価格が1000円以下のときに自分で購入し、その後はマイニングをはじめました。ただし、次々と新しいマイニングマシンが登場し、電気代もかかるのでマイニングはナンセンスだと思い、2016年にやめました。その後、BitClub Networkの仕組みが面白いと思い、半年間だけ関わりました。

暗号通貨市場で生き残るためにやるべきこと

チャーリー氏は、まず市場に生き残るために大きなレバレッジを使うことは避けるべきだといいます。

まだビットコインのセリングクライマックスは来ていないと見ており、もしかしたら3000ドルのラインまでは落ちるのではないかと予想しています。セリングクライマックスになったときに価格形成され、多くの人が懐疑的になっている中で売らずに待つのが大事であると語りました。

チャーリー氏はあくまでも軸の中心はビットコインであるとしています。

ビットコインはシステムとが止まっておらず常にバージョンをあげています。もし、決済スピードが増えたら送金インフラはビットコインで十分だとしています。ビットコインキャッシュはコミュニティが対立していて、信用をなくしているため、あくまでビットコインで良いとの見解です。

また、ユースケースを持たないアルトコインは手放すべきだといいます。そのときに参考になるのがDead Coinsです。Dead Coinsにはプロジェクトが止まっているコインのリストが掲載されています。価値がないのはさっさと損切りすべしということです。

市場で生き残るためにやるべきこと

市場で生き残るためにやるべきこと

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裁定取引を覚えることが重要

チャーリー氏は、裁定取引(アービトラージ)を覚えるのが重要だとしています。世界中の取引所には価格差があり、それを利用するのが裁定取引です。

裁定取引は必ず儲かるとは限りませんが、やり方は絶対覚えたほうが良いといいます。色々な取引所に慣れることができ、その結果見えてくるものがあるからです。

例えば、アメリカでニュースが流れているときには中東の取引所の価格はあまり動いていないため、そこで裁定取引のチャンスが生まれます。

ビジネスの基本は安く仕入れて、高く売ることであるため、価格差のビジネスというのはどこでも応用がききます。

裁定取引の説明

裁定取引の説明

チャーリー氏は独自のシステムを作っており、CoinMarketCapに掲載されているビットコイン価格より高いor安いをひと目でわかるシステムを作っていて、暗号通貨同士を交換できる取引所で自動裁定取引を行っています。取引所間でUSDTを移動させればいいので、以前より楽に裁定取引ができるようになったといいます。

チャーリー氏が利用しているシステムの一部

チャーリー氏が利用しているシステムの一部

今後の市場予想とお勧めの暗号通貨

チャーリー氏は、2019年の市場予想を語りました。その予想は保守的です。BTCは7000ドル、ETHは200ドル、ADAは10セントになると予想しています。

チャーリー氏はADAを去年の夏に売りました。ADAはシステム的に良いもので開発陣が優秀であるが、方向性が見えなくて迷走している感じがしているといいます。

またチャーリー氏は、現在はStellar (XLM)に注目しています。その理由として、Ripple (XRP)と同様に金融機関が使うブロックチェーンだからとし、技術的にも素晴らしいものであるからだといいます。

また、理由は言えないがLisk (LSK) も良いだろうとしています。

チャーリー氏が注目している暗号通貨

チャーリー氏が注目している暗号通貨

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口座を開設すべき取引所

チャーリー氏は、口座を開設すべき取引所としてBITKINGとOVERBITをあげました。

BITKINGは、日本円で取引可能なハイレバレッジ取引所です。500倍までのレバレッジ取引に対応しています。ハイレバレッジ取引所はすぐに規制される傾向にあるので、チャーリー氏はこの口座はプレミア口座になるのではないかと見ています。

(筆者注:BITKINGは、今はSSL証明書が無効になっているため、通信内容が盗聴されるリスクがあります。すぐの登録はおすすめしません。)

また、Overbitはビットコインを使って様々な金融商品を差金決済で売買することができる取引所です。Overbitと同じことをしているところは未だに存在していないので、ここは今後伸びるだろうとしています。

Overbitは、開発陣が優秀でシステム自体が非常にいいものだとしています。特に、ニュースがリアルタイムに出るので便利であり、チャートの動きの関連性を観察するのに良いのではないかといいます。

Overbitに関しては、口座を作ると0.01BTCがもらえるので、とりあえず作っておけばいいのではないかとのことです。0.01BTCをもらえるのは、KYCをしたトレード後になるそうです。

Overbitの特徴

Overbitの特徴

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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