2019年4月4日に、グローバル暗号資産(仮想通貨)取引所Coineal(コインニール)のプライベートミートアップが開かれました。
今回招待する機会に恵まれたので、その模様を取材してきました。部屋が暗いため、ぼやけている写真がありますが、その点はご了承ください。
主催者の挨拶
まずは、一般社団法人日中ブロックチェーン協会の浜田和幸氏が挨拶をしました。

浜田和幸氏
浜田氏は、日中の交流の必要性について新しい元号の令和を例にしました。令和は万葉集からとってきた言葉ですが、さらに紀元前300年頃の唐漢の時代に帰田賦(きでんふ)がもとであるといいます。
ここでは、万葉集や帰田賦がどうのという問題ではなく、日中が同じ文化を学び合っているからこそ今日があるということが重要な意味を持ちます。
浜田氏は、だからこそ我々は新しいブロックチェーンを使って世界に役に立つインフラを協力して作っていこうと熱を込めて語りました。
Coineal 紹介
Coinealについて、創業者のAaron Chen氏自らが説明しました。
Aaron氏は、5-6年前にテンセントで働いていました。その後、ベンチャーキャピタルのK2VCや、コンサルタントを経験しました。

Aaron Chen氏
暗号資産(仮想通貨)との出会いは、4年前にさかのぼります。ビットコインに出会い、最初はマイニングに注目していたそうです。
Aaron氏は、ちょうどマイニング市場が盛り上るタイミングにうまく乗る形で、暗号資産市場に投資を行いました。結果的に、市場において大きいコミュニティや投資会社、取引所に関わることができたといいます。
そして、Aaron氏らはCoinealを2018年2月にリリースしました。
現在Coinealは、中国、日本、韓国、ベトナム、ロシアに拠点を持っています。韓国、ベトナム、ロシアについては、法定通貨を使った取引ができるようになる見込みです。

Coinealの拠点
Coinealのユーザはアジアを中心に、世界中に分散しています。中国が最も多く、次いでベトナム、韓国、ロシア、日本という順になります。

Coinealのユーザ分布
Coinealは急速にその売買高を伸ばしていき、2019年4月4日にCoinMarketCapの取引高ランキングにおいて世界第4位になりました。
(注:筆者調べで、2019年4月5日現在も世界第4位になり、bitFlyerの30倍程度の売買高に相当します。)
Coinealの2019年の目標は「Globalization & Localization(国際化と地域密着)」になります。そのために、拠点を世界8箇所まで増やし、8箇所でロードショウを開催し、何箇所かカンファレンスに出展します。直近では、4月6-7月に東京で開催するTEAMZ BLOCKCHAIN SUMMITに出展します。

Coinealの国際化戦略
現在Aaron氏はベトナムに住んでいいます。それは、ベトナムにある文化や人間性を知り、暗号資産に投資したりトレードする人の考えや視点を知りたいからだといいます。その地域に住んで理解し、事業を展開していきたいと語りました。
Coinealでは、Coineal Labsを立ち上げています。Coineal Labsでやることは2つです。それが、インキュベーションとアクセラレーションです。
インキュベーションでは、可能性のあるプロジェクトや会社を掘り出し、早期から支援をしていきます。その内容は、ホワイトペーパー作成やトークンモデル構築、資金調達など、包括的なものになります。
また、アクセラレーションでは、インキュベーションまで必要としないプロジェクトや会社を対象にしています。Coinealでは、自社が持つリソースを、顧客の成功のために提供していきます。
Coinealに関する情報
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