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MOBUミートアップ イベントレポート

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2019年6月7日に、STOプラットフォームのMOBUがミートアップを行いました。その模様をご紹介します。

イベントページ:六本木ブロックチェーンサミット《MOBUプラットフォーム来日!参加者全員に1000円分Airdrop!》

MOBUミートアップ

プロジェクト説明

Juan氏

MOBUは、ブロックチェーン業界でも珍しい南アフリカのプロジェクトです。MOBUのミートアップでは、CEOのJuan Engelbrecht氏がプロジェクトの説明をしました。

MOBUが問題視しているのは、起業家がトークンオファリングをするのが難しい点、そしてアフリカ地域を中心に、20億人が銀行口座をもっていないなどの点です。

現在の問題点 その1

現在の問題点 その1

現在の投資のマーケットは、グローバルバンチャーキャピタル市場が100兆円になっています。しかし、アフリカへの資金はそのうちの1%にも満たない状況になっています。そこで、Juan氏らは自分たちが住んでいるアフリカから、MOBUを通してこの状況を改善すべく取り組んでいきます。

現在の問題点 その2

現在の問題点 その2

MOBUが目指しているのは、安全な流通市場の確立です。MOBUは、完全なインフラのソリューションであり、新世代のデジタル資産を扱うプラットフォームを提供します。

MOBUが提供するソリューションは3つになります。スマート証券発行プラットフォーム(STOプラットフォーム)、スマート証券取引所(取引所)、デジタルバンキングソリューション(MOBU CASH)です。

スマート証券プラットフォームでは、証券の性格をもったセキュリティトークンを発行し売買することができるプラットフォームです。セキュリティトークンを通して、100兆円市場のお金が今まで以上に多く流れてくることが期待されています。

また、スマート証券取引所では従来の株式も扱うことができるようになります。

デジタルバンキングソリューションでは、デビットカードを提供し、デジタルアセットを店舗で使えるようにします。アフリカではMOBUが一番最初にこのソリューションを提供するプロジェクトだといいます。

Juan氏のいる南アフリカは、アフリカの中でも裕福な方に位置します。そのため、アフリカ各国から出稼ぎ労働者がやってきます。そのような人たちに紙幣の手段を提供するのではなく、デジタルソリューションを提供することで、利用者はその恩恵を受けることができるだろうとしています。

MOBUが提供する3つのソリューション

MOBUが提供する3つのソリューション

なぜJuan氏はアフリカを中心にやっていくのか?それは、Juan氏がアフリカに住んでいるからだけではなく、アフリカ市場の性格性もあります。

アフリカは人口が多く、13億人が暮らしています。そのうちの34%しか銀行口座を持っていないにもかかわらず、携帯電話の普及率が80%と高い数字です。以前は携帯電話の普及率が3%だったため、急速にデジタル化が進んでいる市場といえます。従来の金融が有効ではなかった市場だからこそ、デジタル化でコストを削減できるMOBUが強みを持つとしています。

アフリカ市場の概要

アフリカ市場の概要

MOBUがやることはアフリカ経済の底上げをすることです。そのためには起業家が必要ですが、起業をするためには資金が必要です。しかも、すぐに資金が必要です。そのためのSTOプラットフォーム、MOBUなのです。

MOBUは事業なので、前述のサービスを無料で提供することはしません。上場手数料や取引手数料は0.7%を採り、デジタルバンキングソリューションでは1件あたりの利益の4.5%が清算されるようになっています。

MOBUの費用体系

MOBUの費用体系

そして、MOBUが狙っている市場は証券取引所市場だけなく、不動産や美術品市場も含まれます。STOは取引手数料が安く、資金調達コストもIPOの半分以下で済み、仲介者を省いて支払いを自動化できるため、経済合理性があるからです。

MOBUが狙っている市場の規模

MOBUが狙っている市場の規模

MOBUでは、多くのライセンスを取得しています。サービスの立ち上げまで時間がかかっている理由の1つが、ライセンスの取得に時間がかかっているからになります。MOBUでは、世界各国でライセンスを取得しており、世界中のブローカーとのパートナーシップを結んでいます。

MOBUが取得済み・これから取得するライセンス

MOBUが取得済み・これから取得するライセンス

MOBUでは、サービスが立ち上がったら、最初にクラウドファーミングに取り組む予定です。これはアフリカの食料自給率を向上させるものになります。

MOBUプラットフォーム立ち上がり後の最初の取り組み

MOBUプラットフォーム立ち上がり後の最初の取り組み

動画によるデモ

最後に、MOBUの紹介の複数の動画が流されました。YouTubeでご覧になれます。

MOBU - Upgrading capital markets(MOBUのコンセプト)

MOBU STO Exchange prototype(MOBUのSTO取引所のデモ)

MOBU Cash Prototype(MOBUのデジタルバンキングソリューションのデモ)

MOBU STO Issuance Platform prototype(MOBUのセキュリティトークン発行のデモ)

質疑応答

質疑応答の一部を紹介します。

Q.どうして日本に来たのか?

日本の反応を見るのが目的の1つだ。我々はグローバルを目指しているので、どのような人たちが来てどういう反応をするのかが見たい。また、日本のブロックチェーンに関する法律を知りたいと思って来日した。

Q.日本の法律についてはどう思っているのか?

これはアメリカの話だが、厳しすぎると思っている。ブロックチェーンは技術が幼くて法整備が多就いていない。日本は人々が興味を持っているように見える。暗号資産取引所については、日本だと免許を取るのが困難だと感じている。我々は本当は日本の免許が欲しいけれども、現実的に無理だろう。

Q.実需がないとMOBUは使われないだろう。きちんとプロジェクトを展開できるのか?

我々はアフリカでプロジェクトをやっている。アフリカは今後の成長性が高いので、見込みはあると思っている。また、我々はさまざまなライセンスを取っているところが強みだ。

Q.アフリカ市場にアプローチするとのことだが、アフリカのすべてにアプローチするのか?

最終的にはアフリカのすべてと考えているが、まずはケニアやナイジェリアを中心に着手していく。これらの国はビットコインの取引が多いからだ。

MOBUに関する情報



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Junya Kato

TOKEN ECONOMISTの管理人、ブロックチェーン専門誌「月刊仮想通貨」「CRYPTO CROWD」の執筆陣。ブロックチェーンプロジェクトでは、QURASのコミュニティマネージャー。 より多くの人にブロックチェーンの未来を感じてもらうべく、先進的なブロックチェーンプロジェクトやイベントのレポートをお伝えしています。 ブロックチェーンの素晴らしさを世に広げたい!!

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