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Rexxプロジェクト第4弾 – EIC Blockchain 講演会 イベントレポート

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パブリックブロックチェーンのRexxの第4弾のプロダクト、EIC Blockchainの講演会が開かれたのでお邪魔してきました。

イベントページ:Rexxプロジェクト第4弾始動?ブロックチェーンソリューション×エネルギー産業システム

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EICプロジェクトについて

Rexxプロジェクトのプロデューサー、劉驍冬(Liu Xiao Dong)氏が新たなプロジェクトを紹介しました。そのプロジェクトはEIC Blockchainと呼ばれる電気のプロジェクトです。

EICとは

EICとは

EICエコシステム

EICエコシステム

劉氏が説明したのは、その中のマイニング事業になります。

EICプロジェクトにおけるマイニング事業では、中国、アメリカ、カナダにマイニング工場が存在しています。全体で7万6千台のマイニングマシンが設置されており、スマホアプリを使って工場にあるマシンを遠隔で操作できるサービスになっています。

マイニングサービスでは、利用者にMiner Helperというアプリを使ってもらうことになります。アプリでマシンの運営に必要な電力の購入、マイニングマシンの購入ができます。購入は、RexxのサイドチェーンあるEIC BlockchainのEICトークンが用いられます。EICは、BTCやETHなどと交換することができます。

Miner Helper

Miner Helper

収益推移では、BTCのマイニングでAntminer S9を使った場合に月次リターンが6.9-52.8%になったといいます(注:この期間にBTCの急激な価格上昇が生じています)。

Miner Helperは、6月8日よりダウンロードできるようになります。

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マイニングの歴史と現在のマイニング環境、EICが掲げる収益モデルについて

FX&暗号通貨トレーダー、業界ニックネームひろぴーことCXR株式会社代表、加藤宏幸氏がEICプロジェクトのマイニングについて語りました。

最初に、加藤氏は来月辺りからBakkt取引所(ニューヨーク証券取引所の子会社)がオープンしそうという噂があり、Bakktがオープンするとプロのお金が入ってくるのではないか、そういう意味では今年後半は非常に楽しみだと語りました。

加藤氏は、今回のマイニングサービスは、新たなクラウドマイニングサービスだといいます。

クラウドマイニングの説明

クラウドマイニングの説明

マイニングマシンは壊れやすく、100台購入すると5台がすぐに壊れるほどだといいます。そのため、マイニング事業では修理サポートが欠かせず、メンテナンスのための作業員も必要になります。このようなトータルサポートをしてくれるマイニングサービスは今までなかったのではないかと、加藤氏は語ります。

マイニングサービスは、電力単価が1kWhあたり7円になります。世界的には8-10円が多いため、これはぶっちぎりで安いといいます。損益分岐点は、BTCが30万円割れの場合になり、40万円の場合は月利1.6-2%のパフォーマンスが見込めるものだとしています。

安価な電力を確保

安価な電力を確保

マイニングの収益は、ビットコイン価格、ハッシュレート、難易度と電気代で決まります。ハッシュレートが上がっている場合、通常ビットコイン価格も上がるので、利益は確保できます。しかし、マイニングの競争が激しくなりハッシュレートが上がり、ビットコイン価格が下がった場合は赤字となります。

現在は、世界市場でマイニングマシンが供給不足に陥っており、生産能力が以前の10分の1に落ち込んでいます。そのため、加藤氏は直近ではハッシュレートはあがらないという見立てをしています。そのような背景から、マイニングを始めるのは今であると述べました。

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再生可能エネルギーとマイニングの動向について

フェニックスキャピタルCEOのJaret氏より、再生可能エネルギーとEIC Blockchainについて語られました。

Jaret氏はブロックチェーンの特性を説明した後、再生可能エネルギーについて説明していきました。

現状の電力供給の多くは、火力と原子力で、これらは供給が安定した発電手段になっています。その一方で、自然エネルギーの発電量が伸びています。自然エネルギーの発電では、水力の発電量が安定しているものの、発電所を作るのが大変です。逆に、太陽光や風力は導入が簡単であるものの、電力供給は不安定です。

全世界における電力割合

全世界における電力割合

そして、現状の発電のもう1つの大きな問題点が伝送時のロスにあります。電気の殆どは、伝送の過程で失われてしまうからです。つまり、近くで発電して近くで使うのが、電気のロスが一番少なくて済む手段になります。その例が自宅への太陽光パネルの設置です。

太陽光パネルなどを設置している自宅は、多くの場合、発電が行われている日中が不在になっています。もちろん、不在時に電気はほとんど使われません。そのため、近くで発電して近くで使うということがうまくできていないという現状があります。

ここで登場するのが非中央集権型のエネルギーモデルになります。EICを使ったマイクログリッドシステムを構築して、電力を売りたい人と買いたい人が直接コミュニケーションを行い、従来の電力会社が販売する以上に安い電力を獲得できることを目指しています。

マイクログリッドのイメージ

マイクログリッドのイメージ

P2P電力売買のイメージ

P2P電力売買のイメージ

このようなサービスを提供するEICのブロックチェーンは、スマートコントラクト上に構築されています。図の点線が、前述のマイニング事業の領域になります。

EICのスマートコントラクト

EICのスマートコントラクト

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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