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くりぷ豚ミートアップ イベントレポート

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2019年9月10日にブロックチェーンゲーム「くりぷ豚」のミートアップが開かれました。会場となったブロックチェーンビジネスハブのBINARYSTARでは、実際に豚肉が焼かれ、会場が非常に香ばしい雰囲気となりました。

イベントページ:9月10日は、くりぷ豚の日!初心者に優しいゲームに進化します!豚肉の試食もあるよ!「くりぷ豚ミートアップ」【Blockchain Game Meet Up】

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くりぷ豚 基調講演

グッドラックスリー代表 井上氏基調講演では、くりぷ豚の開発運営をする株式会社グッドラックスリー代表の井上和久氏より、最近の状況が紹介されました。

グッドラックスリーは、2年前からブロックチェーンを手掛けています。ゲームのくりぷ豚の他、ブロックチェーンのエンターテイメントプラットフォームのRAKUN、ゲームのCryptoIdolsを手掛けています。特にRAKUNは、資金調達をする前に開発に着手していたら完成してしまったそうで、2019年9月30日にリリースされることが決まりました。

井上氏曰く、ブロックチェーンゲーム市場が持っているポテンシャルは高く、ユーザの熱量も高いといいます。

ブロックチェーンゲームは、従来のゲームと比較して不正が難しいシステムになっています。最近、井上氏は世界に3つしかないダイヤモンド豚を塩漬けになっているETHを使って、100ETH(約200万円)で購入しました。それを買った瞬間、全ユーザにそれがバレたそうです!

また、ブロックチェーンゲームではゲーム内のキャラクターなどを換金することができるようになり、獲得したキャラクターを他のコンテンツでも使うこともできます。例えば、自分たちが提供するサービスが終了したとしても、別のサービスが継続していればそこでも使えるようになります。

ブロックチェーンゲームと従来のゲームの比較

ブロックチェーンゲームと従来のゲームの比較

くりぷ豚はタイトルとロゴを一新し「くりぷ豚レーシングフレンズ」にリニューアルしました。今までは豚が一覧で表示されていたので所有しているだけの感覚だったものに、もっとプレイヤーに愛着を持ってもらうために牧場風のUIに変えました。また、レースに今まで以上にプレイヤーが介入できるようになり、豚の強さとレース技術で勝敗が決まるようになります。これにより、レースが飽きなくなり、自分のスタイルに合わせた攻略ができるようになるそうです。

くりぷ豚がくりぷ豚レーシングフレンズに刷新

くりぷ豚がくりぷ豚レーシングフレンズに刷新

また、井上氏の親族が養豚場を営んでいるため、デジタル豚の世界と物理豚の世界をリンクさせる企画を行っています。現在は、月1回の豚肉争奪戦カップ開催しており、上位3ユーザに1-5kgの豚肉を配っています。これを最終的には豚本位性にしようとしています。豚を買った場合に、豚肉と交換できる担保権をつけることにより、プレイヤーが安心して買ってくれるようになるのではとのことです。

物理豚の世界をリンクさせる企画

物理豚の世界をリンクさせる企画

くりぷ豚では、ブロックチェーンゲームの特性を利用してコラボ企画を実施しています。ゲームのAxie Infinityとコラボすることにより、想定以上にプレイヤーのウケが良かった他、GMOコインのビットレ君やCryptoKittiesとのコラボを行いました。

ブロックチェーンゲームの面白い例として、ユーザ間のアセット譲渡がある点です。ユーザが勝手に豚のプレゼント企画を実施したり、レアな豚を自らプレゼントしたりするなど、オープンなゲームだからこそ、このようなことができるようになるのだといいます。

最後にRAKUNが紹介されました。RAKUNはゲームコミュニティを基盤とし、ブロックチェーンゲーム技術による新しい世界を構築していきます。記事を買いていいねが押されると、コミュニティに貢献したことによりトークン報酬がもらえたり、VIPシステムを用意してゲームの世界を広げていきます。

RAKUNプロジェクト

RAKUNプロジェクト

パネルディスカッション

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションでは、博報堂の?橋信行氏の司会のもと、井上氏を含むブロックチェーンゲームに携わる方々が質問に答えていきました。

井上氏の他に、アクセルマークの尾下順治氏、マイクリでおなじみのdouble jump.tokyoの石川駿氏、クリプトスペルズでおなじみのCryptoGamesの小澤孝太氏が登壇しています。

ここでは気になる内容をピックアップしていきます。

Q.ブロックチェーンゲームの課題は?

尾下氏:啓蒙活動が大事であるが、RMTをどうしていくかという問題がある。RMT自体は違法ではないが、歴史的な経緯から日本ではマイナスイメージが強い。

井上氏:ゲーム性の面白さとアセットの価値をいかに担保していくかという両方をやっていかなければいけない。

石川氏:仮想通貨にある「香ばしさ」というマイナスイメージを改善しなければいけない。

Q.NFTについてはどうか?

石川氏:ブロックチェーンゲームは、ドラクエで獲得したアイテムをモンハンで使うといったことができる。マイクリで獲得したアンデルセンを、クリプトスペルズのマッチ売りの少女として使えるコラボ企画をしたが、プレイヤーのリアクションは良かった。最悪マイクリが止まっても、クリプトスペルズで遊べる安心感があるからだろう。

小澤氏:インサイダー取引との線引が難しい。NFTはモノなので、インサイダー取引が禁止されていないが、運営内部の人の取引によって、ユーザから不信感を得られてしまうリスクがある。

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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