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Ergoプラットフォーム 東京ミートアップ イベントレポート

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分散型ブロックチェーンのErgoプラットフォーム(以下、Ergo)が日本ではじめてミートアップを行いました。今回急な開催となりましたが、取材してまいりました。

イベントページ:【Ergoプラットフォームの初東京ミートアップ】主催:Ergo ( 海外ブロックチェーンプロジェクト )

なお、スライドがSlideShareに掲載してあったため、併せてお知らせします。

Ergoプラットフォーム ミートアップ

Alexander Chepurnoy氏Ergoプラットフォームの開発者であるAlexander Chepurnoy氏は、2012年からブロックチェーンに仕事として関わっています。後にChainLinkとなるSmartcontract.comの創業者と関わり、CardanoのIOHKの研究の担当をしてきた経緯があります。

Ergoプラットフォームは2016年からスタートしました。そのシステムはビットコインと似ていますが、ビットコインの問題点を改善したものになります。

ビットコインの話

まずAlexander氏はビットコインの説明から入っていきました。デジタルゴールドとも呼ばれるビットコインは、ブロックチェーンという名で知られるブロックチェーンを使って送金が行われます。

そしてマイナーがマイニングマシンを揃えて電気代を支払って手にしています。マイナーがビットコインのルールを守り、そのルールさえ守っていればビットコインはゴールドより価値の保存として安全だといいます。

また、ビットコインはプログラマブルマネーともいえます。公開鍵を使って、コードで書かれたルールに沿って送金することができます。

ErgoはPoWを使う

Ergoでは、価値の保存としてPoWを使いオープンで分散性を重んじています。また、ビットコインと比べるとシンプルでわかりやすく、スケーラビリティを考慮して長期目線のビジョンを描いています。

ErgoはなぜPoWをを使っているのか?それは、PoWは今まで大きな問題が起きずセキュリティが高く、だれでも参加できるからです。

ビットコインのPoWは、マイニングのための高スペックマシンが必要で、マイニングプールが中央集権化していました。Ergoでは、Autolykosコンセンサスプロトコルを使い、これらの問題をシンプルに解決しました。軽いクライアントマシンでマイニングできるようにし、ASIC耐性をもたせGPUマイニングを採用しています。そして、承認作業も軽くなります。

Autolykosコンセンサスプロトコル

Autolykosコンセンサスプロトコル

これにより、Ergoではハッシュレートが非常に分散的になったといいます。また、マイニングプールを使う場合でも、中央集権的にならないようにするために、Ergoのスマートコントラクトを通してマイニングプールを構成しなければなりません。

分散化されたマイナー

分散化されたマイナー

また、Ergoネットワークに参加する場合、クライアントが軽くてすみます。ブロックチェーンをすべてダウンロードしなくても済むようになります。ノードは、1MB程度のデータをダウンロードできればネットワークと同期をすることができます。ノードを構成が柔軟になります。

Ergoのスマートコントラクト

もちろん、Ergoにはスマートコントラクトが搭載されています。Ethereum Classic(ETC)と比べるとスマートコントラクトを簡単に設定できます。扱いが簡単なテンプレートが用意され、高級言語を使い、ビットコインスクリプトよりパワフルなErgoスクリプトを実装をすることができます。また、他の暗号通貨のプロトコルに対応できる対応がされており、自分のカスタムトークンや金融アプリをつくることができます。

Ergoプラットフォームのスマートコントラクト

Ergoプラットフォームのスマートコントラクト

現在Ergoの複数のアプリケーションの開発が進行しており、既にGitHubにアクセスできるものもあります。現在はクラウドファンディングのアプリケーションが開発され、取引所のトレーディングシステムやP2Pローン、コールドウォレットも予定されています。

Ergoプラットフォームのアプリケーション

Ergoプラットフォームのアプリケーション

Ergoのガバナンス

ブロックチェーンをアップデートする際、ビットコインではマイナーの争いがあり、次々と新興勢力誕生によるハードフォークが発生しました。そのような事態を防ぐため、Ergoには投票プロトコルが取り入れられました。

また、ソフトフォークをしやすい仕組みになっており、セキュリティの問題があっても簡単に問題を解決できるようになっています。

さらに、開発者とユーザ間で約束事を取り交わすソーシャルコントラクトと呼ばれる仕組みも入っています。

Ergoプラットフォームのソーシャルコントラクト

Ergoプラットフォームのソーシャルコントラクト

現在の状況

Ergoはメインネットを7月1日にローンチしました。そこからマイニングのハッシュレート1.2TH/sを確保しています。

また、コインはHotbitやBisq、SWFTに上場しており、ウォレットとして内蔵ウォレットやMagnum Walletを使うことができます。

Alexander氏は、日本でErgoプラットフォーム上でアプリを作る技術者や、それらの人々を支援するベンチャーキャピタル、その他支援をを歓迎すると話し、オープンコミュニティなので是非参加してほしいと会場に呼びかけました。

Ergoプラットフォームのアプリケーション

Ergoプラットフォームのアプリケーション

Ergoプラットフォームに関する情報

Ergo Platform 公式ページ

Ergo Platform Twitter

Ergo Platform Telegram

Ergo Platform GitHub



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Junya Kato

TOKEN ECONOMISTの管理人、ブロックチェーン専門誌「月刊仮想通貨」「CRYPTO CROWD」の執筆陣。ブロックチェーンプロジェクトでは、QURASのコミュニティマネージャー。 より多くの人にブロックチェーンの未来を感じてもらうべく、先進的なブロックチェーンプロジェクトやイベントのレポートをお伝えしています。 ブロックチェーンの素晴らしさを世に広げたい!!

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