インタビュー

AMANPURI CEO - 冨士原 功織 氏インタビュー 第2部 ーMAM口座はユーザーにどのようなメリットをもたらすのか?

投稿日:2019/10/12 土曜日 更新日:

暗号資産取引所は、既に世界の数十年分の需要を取り込みそうなレベルの数が存在していますが、FXのようなレバレッジ取引はまだ本格参入しているところは少なく、これから伸びようとしている分野になります。

そのような取引所の1つに、マルタのAMANPURIがあります。AMANPURIは、まだできて間もないにもかかわらず、応援をする熱心なファンが多いことが特徴です。

今回は、そのようなAMANPURIのCEO 冨士原 功織(ふじわら いさお)氏にインタビューを行いました。

第1部がまだの方は、第1部「AMANPURI Exchangeではどのようなサービスを実現していくのか?」をご覧ください。

AMANPURI

AMANPURI CEOの冨士原氏(一番左)

MAM口座とはなにか?

加藤:AMANPURI Exchangeの特徴にMAM口座というものがありますが、どのようなもの教えていただけますか?

冨士原:MAM口座とは、優秀なトレーダーに資産運用を自分自身のアカウントに運用資金を入れたまま運用委託することが可能になります。

つまり第三者に自分の資金を預ける必要がないので、資金を持ち逃げされるようなリスクはありません。

トレード中はPCに張り付く必要はないので、仕事にいったり、買い物にいったり、寝ている時でも資産運用が可能です。

運用状況はどこにいてもアプリで確認が可能です。

MAMのトレーダーに誰でもなれるわけではなりません。長期に渡って安定的な利益を出し続けたことが証明されたトレーダーしかMAMのトレーダーにはなれません。

トレーダーの成績はプラットフォームで確認可能です。

投資家はその成績を見て好きなトレーダーを選択することができます。

MAMの利用料は、利益が出た場合のみ成功報酬として利益の10-50%をトレーダーに支払う形です。パーセンテージは、トレーダーにより異なります。

トレーダー自身もデモなどではなく、自己資金でトレードしますので、真剣に取り組むことになります。

暗号資産の業界でMAMを取り入れたのはAMANPURIが初になると思います。

一時期、MT4というプラットフォームでForexのMAMが非常に流行りました。

しかし、MT4のMAMはユーザーに対し非常に不透明でブラックボックスでした。

ユーザーのリアルマネーに対し、トレーダーはデモでトレードすることができ、運用状況が実際にはどうなっているのかも全くわからないため、ある日突然証拠金率がなくなり、ユーザーの資産が0になるということがよくありました。

AMANPURIのMAMは透明性の部分で、従来のMT4のMAMとは根本的に違う仕組みになっています。

加藤:先ほど透明性という言葉が出てきましたが、AMANPURIは中央集権取引所なので、そのような形態はユーザからみると不透明性が高いとどうしても思ってしまうように思えます。そのような状況で、MAMについてAMANPURIではどのように透明性を確保していくのでしょうか??

冨士原:まずMAMのトレーダーになるにはAMANPURIのトレーダーランキングで10位以内に入るか、1年以上のトラックレコードを弊社で確認し、審査基準を満たせた方しかトレーダー登録はできません。

トレーダーの成績やロジックはプラットフォーム上で公開され、ユーザーは好きなトレーダーを選ぶことができます。

従来のMT4のMAMが不透明であり、ユーザーはある日突然資金を失ってしまった理由はMT4の仕組み上ポジションを複数持つことができ、両建てが可能であったことと、定められたドローダウンでシステム的に強制的にロスカット→運用停止ができなかったこと、そしてMAMの参加者にリアルタイムの証拠金維持率が見えなかったことが挙げられます。

例えば大きく含み損を抱えた時(マイナス30%や40%)に両建てをすると証拠金維持率は100%になります。一見マイナスになっていないように見えるのです。

しかし、実際にはスプレッドやスワップで日々マイナスは拡大しているのです。

でも、トレーダーは顧客を離したくないのでその事実を公表しません。トレーダーから公表されない限りユーザーにはわからない仕組みなんです。

そして経済指標発表の時などに大きくスプレッドが拡張され証拠金率が0%になりやっと強制決済され、ユーザーは残高0ということが日常的にありました。

AMANPURIではリアルタイムで証拠金維持率がユーザーにわかる仕組みです。

両建てはできず、常に1ポジションしか持てないため、隠れた損失ができることはありません。

また最大ドローダウンが20%に設定されているトレーダーの場合、もしそのドローダウンに達してしまった場合にはシステムで強制的に決済となります。実際には相場状況により20%前後の損失での強制決済になります。

なので想定以上の損失が大きく出ることはありません。

そしてもう1つ大きな点はトレーダーは自身のリアルマネーでしかMAMのトレードはできないことがあります。

MT4のMAMトレーダーは9割以上がデモトレードで行なっていました。

リアルトレードとデモトレードでは緊張感もポジション1つ1つの重みも責任感も違ってきます。

AMANPURIのMAMで不透明な部分があるとすれば、それはトレーダーの本名など個人情報の部分だけではないでしょうか。

しかし、ユーザーはトレーダーや第三者に自己資金を預けるわけではないので、それは必要のない情報です。

なぜマルタでライセンス取得をしたのか?

加藤:AMANPURI Exchangeではライセンスはマルタのものを取っていますが、なぜマルタなのでしょうか?エストニアという選択肢もあったと思われますが、マルタのライセンスを取ることでなにかユーザーや取引所にとってのメリットはあるのでしょうか?

冨士原:正直なところ、マルタのライセンスでユーザーにメリットが出ることはありません。

マルタ政府がブロックチェーン関連事業に前向きな姿勢ということで法人の本拠地を置きました。

ユーザー、ホルダーにメリットがないというとがっかりさせてしまうかもしれませんが、ポジティブなニュースがないわけではありません。近日中の発表をお待ちください。

レバレッジ取引に耐える必要な十分な板の厚みを確保できるのか?

加藤:AMANPURI Exchangeでは、レバレッジ取引を押し出していますが、レバレッジ取引を実現するためには、売買代金が大きく板が厚い必要があります。新興の取引所という立場で、どのように流動性を確保していくのでしょうか?

冨士原:私たちAMANPURIはボードマッチングシステムでの最大100倍のレバレッジ取引がメインの取引所になります。

確かに新興の取引所になるかもしれませんが、このボードマッチンングシステムでのレバレッジ100倍の取引のできる取引所は世界で2社目になります。

僕が取引所の設立を決めた理由もこの点も大きいです。

競争相手が1社なら十分に勝算はありますよね。

後発の利点として、その1社よりも機能面、サービス面で充実したものを作ることはそれほど難しいことではありません。

目標がシンプルでわかりやすくていいですよね。

そして僕には約10年に渡るFXの取引所の経験があります。

どうすれば、何をすればユーザーに選ばれる取引所になるか熟知しています。

現物の上場方針は?

加藤:AMANPURI Exchangeでは、現物取引にも対応させるようですが、これからどのような暗号通貨を売買可能にさせていくのでしょうか?

冨士原:多くのアルトコインを上場させていく予定はありません。

ニーズがないものを取り扱っても意味はないですし、少なからずAMANPURIのユーザーに損失を与えることになりかねません。

個人的にはオリジナルチェーンで開発しているプロジェクトは好きです。それだけでもプロジェクトのこだわりを感じることができます。しかし、同じようにニーズがなければリスティングはしません。

現在世の中には必要のないトークンが多いです。

大半はこれから淘汰され消滅をしていきますが、将来性があり、ある一定のコミュニティ内でも利用目的や利用価値のあるトークンはリスティングさせていきたいと考えています。

ユーザーの視点から見て、AMANPURIで取り扱っているトークンなら安心と思われるような取引所にしていきます。

第3部の予告

第2部では、プロジェクトの内容をより具体的に、主にMAM口座や取引所の運営方針について、より突っ込んだ形で訊いていきました。

第3部では、AMANPURI Exchangeの独自トークンであるAMALについて、そしてプロジェクトがこれからどのようになっていくかを訊いていきます。

どうぞお楽しみに!

AMANPURI CEO - 冨士原 功織 氏インタビュー 第3部

AMANPURIに関する公式情報

 



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Junya Kato

TOKEN ECONOMISTの管理人、ブロックチェーン専門誌「月刊仮想通貨」「CRYPTO CROWD」の執筆陣。ブロックチェーンプロジェクトでは、QURASのコミュニティマネージャー。 より多くの人にブロックチェーンの未来を感じてもらうべく、先進的なブロックチェーンプロジェクトやイベントのレポートをお伝えしています。 ブロックチェーンの素晴らしさを世に広げたい!!

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