イベント

XRP MEETUP JAPAN イベントレポート(第5部)ーリップル社メンバーへの質疑応答、主催者挨拶

イベント
スポンサーリンク

2019年11月10日、XRPコミュニティ主催のミートアップ「XRP MEETUP JAPAN」が、ブロックチェーンビジネスハブBINARYSTARで開催されました。

このミートアップは日本のXRPコミュニティ主催で開催され、それににも関わらず、リップル社からもメンバーが駆けつけ、業界著名も登壇するなど、豪華な顔ぶれとなりました。

今回は当メディアもプレスとして取材してきたので、その模様を何部かにわたりご紹介していきます。

最後となる第5部は、リップル社のメンバーを中心とする質疑応答コーナーをご紹介します。第4部がまだの方は以下の記事も併せてご覧ください。

▼第4部はこちら

XRP MEETUP JAPAN イベントレポート(第4部)ーXpring プラットフォーム ミニローンチ、XRP基軸取引所Bitrueの紹介
2019年11月10日、XRPコミュニティ主催のミートアップ「XRP MEETUP JAPAN」が、ブロックチェーンビジネスハブBINARYSTARで開催されました。 このミートアップは日本のXRPコミュニティ主催で開催され、それににも関わ...

質疑応答

質疑応答コーナーでは、予めインターネット上から募集された質問にリップル社のメンバーが中心に質問に答えていきました。

Emi Yoshikawa氏司会のもと、質疑応答が進んで行きました。Yoshikawa氏は、コミュニティがエコシステムとして広がっているな、この2年は本当にすごかったとコメントしました。

1. Ripple社の10年後はどんな会社になっていると思いますか?

David Schwartz氏:Ripple inc. – CTO

どれくらい開発に時間がかかるかわかりませんが、10年であらゆるものが変化できると思います。しかし、まるっきり変わるわけではないと思っています。

10年後にはXRPがすべての送金の担い手になりたいと思っています。リップル社がそういったことを実現してくれる会社に投資する会社であり続けると思います。特定の会社が独占するだけではなく、コミュニティ全体で実現するのだと思います。

David Sshwartz氏の質問

2. 量子コンピュータによるハッキング対策は、XRPは簡単に実装できるとおっしゃっていたそうですが、本当ですか?

Nik Bougalis氏:Ripple inc. – Cryptographer

Googleが先日量子コンピュータについて発表しましたが、別に隕石が堕ちてきているような話ではありません。

XRPの良いところは様々な問題ができた時に、それに対策できるように、コーディングやアルゴリズムを追加できるようになっています。なので、もし量子コンピュータの問題がでてきたら、それに合わせてアルゴリズムを追加することはできます。

ですが、私は5-10年の間に問題が起こるとは思っていません。XRPをより強固するためのアイデアが沢山あります。

3. なぜXRPを取引所の基軸通貨にしようとしたんですか?去年の12月にXRPに全て注力した理由は?

Curis Wang氏:Bitrue – CEO & Co-Founder

ブロックチェーンプロジェクトの多くは課題を抱えており、有用性がなく相互接続性がありません。私たちはXRPを基軸にするために2ヶ月間考えました。私たちは、様々な側面を検討した結果、XRPが一番将来性があり、今後スケーラブルになるだろうと判断しました。

さらに去年12月に大きな決断をしました。ただ、私たちは人々から「XRPを基軸にしている取引所はどうなのよ?」と言われるのだけは絶対に嫌でした。なると決めたからなりました!

XRPは将来性があると思います。大きくなるでしょうしスケーラブルです。このエコシステムの一員にBitrueはなりたいのです。

[the_ad id=”7916″]

4. Ripple社に入ったきかっけを自身の想いと合わせ教えて下さい。今までripple社で勤めてきた中で一番印象または思い出に残っているエピソードを教えて下さい。

Warren Paul Anderson氏:Ripple inc. – Product Manager

私は2011年にブロックチェーン業界に入りました。趣味でビットコインのマイニングをしていました。ビットコインのブロックチェーン上で動くプロジェクトを2013年に立ち上げました。ある日、私がビットコイン上に作っていることは、ビットコインをサポートする。でも、ビットコインは環境に悪いと。

私は、リップル社やXRP Ledgerを友人を介して知りました。そして、実際にXRPを送金してみて、驚くほど速くて感激しました。お金はこうやって動くべきだと!私は、その友人を介して、リップル社がちょうど技術の人間を探していたので、私は入社することができました。

私はその日から今に至るまで、わくわくしながら仕事をしています。ここにいる皆さんと一緒に仕事ができるからです!会場の皆さんとも。

Hana Kelley氏:Ripple inc. – Visual Design Lead

リップル社に入社したのは2015年の2月で、LinkedInで仕事を探してるとたまたまリップル社のデザイナーを探しているという募集を見つけました。そこに応募して、リップル社のデザイナーとして働き始めました。

一番印象に残っている思い出は、数日前にシンガポールで開催されたSWELLのデザインです。SWELLのロゴは、中国風の模様と日本の折り紙を含めました。アジアの代表となれて嬉しかったです。

Rome Reginelli氏:Ripple inc. – Documentation Engineer

私は2014年にリップル社に入りましたが、その前はディスニーの技術サポートを行っていました。ディズニーの部門はうまく行かなくて、私の部門は解体されて職を失いました。その後、それがリップル社の面接を受けて、面接官も素晴らしい人でそこで働きたいと思いました。

日々私は感激しています。いろいろな革新をもたらそうとして、心からビジョンに向かって仕事をしている人しかいないので、そういった仲間に恵まれてとても嬉しく思います。

5. Hanaさんがデザインされたxシリーズのマークは日本の漢字からインスピレーションを受けたと聞いています。その時のエピソードを聞かせてください。

Hana Kelley氏:Ripple inc. – Visual Design Lead

2年前にxCurrent、xRapid、xViaのデザインの担当をしました。私は半分日本人なので、3つのロゴは漢字からインスピレーションを受けて作りました。

リップルのxシリーズのロゴは、3つのノードが接続して作られています。リップル(ripple)はさざ波という意味なので、水に関する言葉になります。水に関すること言葉なので”さんずい辺”、その字数が3なので、3に意味があるなと思いました。だから、xCurrentは三からインスピレーションを受けて、水の流れをイメージして作りました。xRapidはOn-demand Liquidityの速さをイメージしてデザインし、Rapidは英語で急流という意味があるので、水の流れの速さをイメージしました。xViaはRippleNetに接続するAPIなので、入るという漢字を使いました。

xシリーズのデザイン

SWELLのロゴの作り方を説明します。六角形はブロックチェーンのシンボルとしてよく使われます。SWELLは波のうねりという意味なので、それと六角形を合わせて作りました。六角形ををずらして、波のうねりのように勢いがあるように形を上に重ねて作りました。

SWELLロゴのデザイン

6. 質問ではなくお礼です。Romeには掲示板でとてもお世話になっています。今後もコミュニティのレベルアップのためにForumで教えてください。

Rome Reginelli氏:Ripple inc. – Documentation Engineer

ありがとうございます!光栄です!

いつも皆さまには興味深い質問をしていただき感謝しています。今回はこの場を借りて、今後のサポートを皆さまにお願いしたいと思っています。

数日前にxrpl.orgで日本語の対応が始まりました。ここまで来るのにすごく時間がかかりましたが、ここから先もやることがたくさんあります。

資料について、Rippleがオープンソースであるのと同様に、資料もオープンにしたいと思っています。ここにいる皆さんは、日本語が話せてXRP Ledgerの技術を理解しているので、間違っているところがあれば修正したり追加したり、コミュニティの皆様で資料を良くするために手伝っていただきたいと思っています。xrpl.orgに行って、資料を読んで、何か間違っていることがあればEditボタンを押して修正してください。よろしくおねがいします。

Rome Reginelli氏

7. DavidのYouTubeチャンネルの更新を楽しみにしています。更新頻度を教えてください。

David Schwartz氏:Ripple inc. – CTO

ぜんぜんビデオをアップロードしていなくて、本当にマズイなと思っています。ブログも3回はじめました。タバコを辞めるのと同じで、毎回辞めてを繰り返しています。ビデオをアップロードするということを宣言するのは簡単なのですが、やることが多くて・・・

XRPステーブルコインについてのビデオをついこの前アップロードしました。あのビデオは技術的側面を話しましたし、みなさんの興味があることを話せてよかったなと思っています。振り返ってみると、それほど難しくなかったので、もう少しやったほうが良いなと思っています。

是非Twitterで私を促してください!

David Sshwartz氏

8. ウォレーンさんはサーファーですか?もしそうならロング?ショート?何年されてますか?

Warren Paul Anderson氏:Ripple inc. – Product Manager

私は4歳からサーフィンをしています。私の両親が自転車の乗り方を教えたくなかったので、サーフィンを教わりました。

私はロングもショートもやります。波の大きさに使い分けています。どんなムードにいるかもそれに影響を与えます。面倒くさいなと思うときはロング、もし並びたい人がいるのであれば教えてください。一緒に日本でサーフィンをしましょう!

9. 日本のXRPコミュニティに対してメッセージをお願いします。

David Schwartz氏:Ripple inc. – CTO

8年前に仕事を始めたときの体験や思い出を振り返ると、正直にこれ以上に良い体験はなかったです。友人と一緒に進んで行きましたし、日本のコミュニティの方々はとても良くサポートをして素晴らしいです。このイベントを実現したスポンサーやホストも最高でした。それが最高の思い出です。

常に皆さまは前向きにいてください。仮想通貨のコミュニティはネガティブな人も多いです。大事なのは前進することです。それを強く言いたいです。

Nik Bougalis氏:Ripple inc. – Cryptographer

Davidが言ったように、仲の良い素晴らしい友人と共に前進できたことがとても嬉しいです。内外問わず素晴らしいコミュニティに感謝しています。

私たちは手助けが必要です。私たちだけですべてをつくるのは不可能です。助けてください、いろいろな面で助けが必要です。資料作りやコーディング、マーケティングなど色々なことで皆さまの助けが必要です。

まだこの業界や私たちも始まったばかりで、ここから前進するにつれてますます楽しいわくわくすることが起きます。ここにお呼びいただき光栄ですし、皆さんと一緒に働けるのを楽しみにしています。

ありがとうございました。

[the_ad id=”7916″]

主催者より挨拶

EEP氏

最後に、XRP MEETUP JAPAN代表のEEP氏(@BLACKGUM10)からの挨拶になります。

EEP氏からは会場の聴衆や、スポンサー、登壇者に挨拶を述べ、コミュニティ主催としてはこのイベントは大きすぎるイベントだと思い、必死にやってきたと語りました。

このイベントは、Emi Yoshikawa氏のツイートでやろうと決まり、7ヶ月間前から有志で準備をすすめてきたといいます。EEP氏は、イベント自体は派手に見えるものの、コミュニティなので予算が限られ、有志も自腹で来ていることを明かしました。

EEP氏はコミュニティで最大のイベントをできたことを誇りに思っていると述べ。最後に手伝ってくれた有志に対して拍手が送られました。

会場の様子

ミートアップが終わっても、会場は冷めやまない様子でした。XRPに熱心ファンが、引き続き交流を深めていました。

XRP MEETUP JAPANの会場 ミートアップ後

会場には、ビケルマン2.0XRP氏(@BK_Black_white)が描くキャラクターがあちこちに潜んでいました。

ビケルマン2.0XRP氏のキャラクター

ミートアップ会場の上の階のパーティスペースでは、XRP基軸の取引所Bitrueのグッズが配布されていました。

Bitrueのグッズ

物販コーナーでは、今回のイベントのためのオリジナルデザインのグッズがXRP払いで販売されていました。写真は、Daikoku氏(@daikokunet009)のブースで販売されていたxBeer(エックスビア)になります。

Daikoku氏ブースのxBeer

 

[the_ad id=”7916″]

スポンサーリンク
この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

Junya Katoをフォローする
TOKEN ECONOMIST(トークンエコノミスト)
タイトルとURLをコピーしました