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156通貨分のステーブルコインが一気に登場! - 日本発ステーブルコイン「xcoin」リリース発表会

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今や数多くのステーブルコインが存在していますが、日本企業から非常に意欲的なステーブルコイン発行が行われます。今回は、記者会見の内容をどこよりも詳しくお伝えします。

xcoinの特徴

xcoin logo

発表会の内容が盛りだくさんのため、xcoinの特徴を簡単にご紹介します。

特徴1:プライベートネットワークのブロックチェーンで動くステーブルコイン

  • 4秒以内に送受信が完了する

特徴2:日本の法令に従って日本法人が発行するステーブルコイン

  • 外貨建てステーブルコインの発行(日本初)

特徴3:100%担保されているステーブルコイン

  • 法令に従い発行残高の50%を政府(法務局)に供託する(世界初)
  • その他50%は現金及び現金預金で保管

特徴4:世界156種類の法定通貨に対応するステーブルコイン(世界初)

  • 専用ウォレット内で自由に交換可能(世界初)

特徴5:テロ対策・マネーロンダリング対策を徹底

  • 万一犯罪で流出しても、特定のウォレットを凍結させることができる
  • 高額取引にはKYCを実施する

日本発ステーブルコイン「xcoin」リリース発表会

株式会社エクスチェンジャーズ、株式会社エクスコイン 代表取締役 竹田恒泰氏

株式会社エクスチェンジャーズ、株式会社エクスコイン 代表取締役 竹田恒泰氏

xcoin発行の背景

ステーブルコインのxcoin(エクスコイン)は、株式会社エクスコイン株式会社エクスチェンジャーズにより発行されます。

xcoin発行の背景として、エクスチェンジャーズ社で行っている外貨両替があります。

エクスチェンジャーズ社は、日本国内に10店舗、香港に1店舗を構え、年商100億円規模になります。最大の特色は156種類の通貨を扱い、スプレッドが狭くレートが良いことだといいます。

エクスチェンジャーズ社では、仮想通貨を扱うのはこれが初ではありません。当初は仮想通貨の対面売買には免許がいらないとして、店頭取引を提供していました。しかし、コインチェック事件後に、ライセンスが必要になり、店頭取引を止めた経緯があります。その後、価格の安定性からステーブルコインに注目していました。

ステーブルコインは、現在世界で80種類程度があり、現在最も使われているのが米ドル連動型のTether社のUSDTになります。このような市場で、エクスコイン社では156種類のステーブルコインを2019年12月にリリースします。これは、エクスチェンジャーズ社の外貨両替で扱っているすべての通貨に連動したステーブルコインをリリースするということになります。

このように一気にステーブルコインを発行する背景として、エクスチェンジャーズ社とエクスコイン社では生活にステーブルコインが溶けこんでくることを見据え、ブロックチェーン革命においてインフラ面を握っておこうという意図があるといいます。

xcoinの法的準拠

xcoinは、日本国内で発行するため日本国の法律に準拠することになり、エクスコイン社により発行が行われます。

資金決済法では、ステーブルコインは通貨建て資産になるため、法的定義としての仮想通貨からは除外されます。そのため、xcoinは前払式支払手段となり、法律上は電子マネー扱いとして発行されます。前払式支払手段では、発行額の半分は法務局に供託することになります。

xcoinは100%の資産担保を行うため、発行残高の半分の担保資産は法務局への供託金として、半分は銀行等への預金等で保管されます。資産は定期的に監査を受け、その結果は公表されます。また、将来的に国債を担保資産として使うことが検討されていますが、現在は消極的だといいます。

また、日本版と国際版のウォレットがリリースされ、日本版はエクスコイン社が資金移動業を取得してからリリースとなり、国際版が先行します。

xcoinのウォレットや通貨の仕様

xcoinは、プライベート環境のイーサリアムを使い、ERC20仕様で発行されます。プライベート環境のイーサリアムを使うため、パブリックのイーサリアムのようなネットワーク混雑の影響を受けず、決済は約4秒で完了させることができます。

ステーブルコインのシンボルは「X+通貨コード」となり、米ドル連動コインの場合はXUSD、日本円連動コインの場合はXJPYとなります。xcoinでは、このような形のステーブルコインが156通貨分あります。これらは、エクスチェンジャーズ社が運営する外貨両替所で実際の現金に交換することができます。

xcoinのウォレットでは、156種類のステーブルコインを扱うことができます。通貨同士の為替手数料が安く、最大で2%、概ね1%程度になります。銀行の電信よりは確実に安い手数料になるといいます。

また、ウォレット間の送金手数料はかかりません。さらに、マイクロペイメントへの考慮がなされており、XUSDでは小数点18桁までの支払いに対応します。

国際版のウォレットは、日本の仮想通貨交換業の制約を受けないことから、ETHとxcoinとの交換機能がついています。エクスコイン社では、日本の仮想通貨交換業を取得し、いずれは日本版のウォレットでも同様の機能を組み込みたいとしています。

マネーロンダリング対策

当然ながら、xcoinを使うことによるマネーロンダリングへの対策が講じられます。送金や現金化、為替を含めて、しきい値に触れると運営元にアラートが発せられるようになっています。また、KYCを行うことでしきい値以上の取引や交換ができるようになります。

問題がある特定アカウントに対しては、資金の出し入れに制限を課すことができます。発表会中に、どのような基準で制限をかけるか質問があったものの、抜け道を作られる懸念から公表されませんでした。

サービスロードマップ

xcoinは、2019年8月に約7000人によりβテストが行われました。

まずは2019年12月に第1期リリースとして、xcoinのステーブルコイン156種と国際版ウォレットがリリースされます。その後、2020年3月にエクスコイン社が資金移動業を取得し、日本版ウォレットがリリースされる見込みです。

また、2020年8月頃に仮想通貨交換業の取得を見込んでおり、取得後に日本版ウォレットでETHが使えるようになる予定です。

xcoinに関する情報

株式会社エクスチェンジャーズ

株式会社エクスコイン

エクスコイン サービスサイト

エクスコイン ホワイトペーパー



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Junya Kato

TOKEN ECONOMISTの管理人、ブロックチェーン専門誌「月刊仮想通貨」「CRYPTO CROWD」の執筆陣。ブロックチェーンプロジェクトでは、QURASのコミュニティマネージャー。 より多くの人にブロックチェーンの未来を感じてもらうべく、先進的なブロックチェーンプロジェクトやイベントのレポートをお伝えしています。 ブロックチェーンの素晴らしさを世に広げたい!!

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