2020年5月20日21時48分(日本時間)に、ビットコイン発明者サトシ・ナカモトが保有している可能性があるビットコインが送金されました。
ブロックチェーンの高額送金の告知をするWhale Alertによると、40BTCが送金されたと伝えられています。
以降より、今回の詳細を解説していきます。なお、解説における時間はすべて日本時間になっています。
??? 40 #BTC (391,055 USD) transferred from possible #Satoshi owned wallet (dormant since 2009) to unknown wallet
?? The coins in this transaction were mined in the first month of Bitcoin’s existence.
? Whale Alert (@whale_alert) May 20, 2020
なぜサトシ・ナカモトの可能性が出ているのか?
サトシ・ナカモトの送金である可能性ある理由は、送金されたビットコインがマイニングされた時期が極端に古いからです。
ビットコインは、サトシ・ナカモトによる論文が2008年10月31日公開され、2009年1月4日3時15分にネットワークが稼働開始しました。
今回の送金は、その約1ヶ月後である2009年02月10日3時55分にマイニングされたビットコインになります。2009年当時は、ビットコインに関わっている人間はサトシ以外にほとんど存在せず、サトシ自身は2010年中頃までビットコインの開発に積極的に関わっていました。
そのため、今回送金されたビットコインがサトシのものではないかといわれています。
ビットコイン送金の詳細
該当のビットコインは、2009年02月10日3時55分に生成されました。当時は、1度のブロック生成により獲得できるビットコインは50BTCになります(現在は6.25BTCにまで減少)。
このビットコインは、17XiVVooLcdCUCMf9s4t4jTExacxwFS5uh のアドレスに保管されました。
その後、4107日の月日を経て、2020年5月20日21時48分に 1BzN95J72BLBafwgZiZZvM9s7Wj2bxzA6m に向けて送金されました。
送金の詳細は、Txハッシュの cb1440c787d8a46977886405a34da89939e1b04907f567bf182ef27ce53a8d71 で確認することができます。
今回のビットコインに起因するアドレスから、現在もなお他のアドレスに継続的に送金が行われています。これは、プライバシー確保のために行われているとみられます。
また、サトシのものではないという主張の記事も既に出ています。
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