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インターネットを取り巻く世界状況とビットコイン価格の可能性

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ビットコインは、2020年11月5日の高騰から、世界的に節目として意識される価格帯である15,000ドルを上回る水準で価格が推移している。

多くの人は、目先の価格に振り回されがちだ。短期トレーダーはそれで良いが、現実的に短期トレードで資産を増やすことが出来る人は多くない。もし、あなたが短期トレードで資産を増やせていないと自覚がある場合、HODL(長期保有)は現実的な選択肢になってくるはずである。

ビットコインは誕生から10年以上が経ち、その存在意義は忘れられがちだ。可用性99.999%のサービスレベルを定め、機関投資家向けのトレード環境を提供するAAX取引所の記事「Bitcoin: Obscure Internet Currency, Hot Potato, Shield Against Rogue Government or Interplanetary Super-Asset?」では、その意義を2つに絞って述べている。

詳しくはリンク先に譲るが、記事ではビットコインの意義を理解するためには、インターネットとウェブの将来についてもっと考える必要があると述べられている。まとめると「インターネットはもはや当たり前のものになった。今後インターネットが重要なものであり続ける場合、デジタル通貨にも未来があるのではないか?」と考察である。

この他にも、AAXは市場展望や調査記事が充実しており、短期トレーダーに対しての情報も提供しているので、気になる人は読んでみることをお勧めする。

ここからは、果たしてインターネットが重要なものであり続けるのか、そしてデジタル通貨の代表格であるビットコインがどのようになるのかを、実際に確認可能なデータから見ていくことにしよう。

世界のインターネットの利用者総数

日本だと既に普及しきったかのように思えるインターネットであるが、世界規模で見た場合、その利用者人口は伸び続けている最中である。

グラフを見る限り、毎年2.26億人のペースで利用者が増加しており、世界のインターネットの利用者総数の推移は全く衰えを見せていないことがわかる。

世界のインターネット利用者総数の推移

世界のインターネット利用者総数の推移
(ソース: 総務省通信統計データベース – 世界のインターネット利用者総数の推移)

ビットコインの利用者数と人々の関心

暗号資産の事実上標準になっているビットコインも、利用者数が再び順調に伸びている。

以下は、ビットコインのアクティブウォレット数(オレンジ)の推移になる。価格(黒線)と連動するように、全体的には右肩上がりで成長している。興味深いことに、アクティブウォレット数は、かつて2017年12月にビットコイン価格がピークだったときの水準に回復してきているということだ。

ビットコインのアクティブアドレス数の推移(ソース:glassnode)

ビットコインのアクティブアドレス数の推移
(ソース:glassnode)

そしてもう1つ興味深い事実は、ビットコインの利用が活発化してきて価格が回復傾向であるにも関わらず、一般人からの関心が薄いということだ。

以下は、Googleトレンドで Bitcoin という単語を検索したものだ。これは、全世界の関心度の高さを過去5年で相対的に比較したグラフになる。

Googleドレンド(範囲 すべての国 - bitcoinで検索)

Googleドレンド(範囲 すべての国 – bitcoinで検索)

データからわかる今後のビットコイン価格の可能性

インターネットやビットコインに関する利用者データを総合すると、これらの産業は今も成長を続けているということが明らかである。

インターネットに限って見てみると、毎年2.26億人のペースで利用者が増加している。AAX取引所の記事の考察に当てはめた場合、デジタル通貨の中でも最も有名なビットコインを使う可能性がある利用者の母数が、現在もなお上昇傾向であるということが言える。

そして、ビットコインに限定すると、直近の価格上昇やアクティブアドレス数の変化から、既にマーケットが温まっていると判断することができる。一方で、明らかにまだ一般人はそれに関心を持っていない。

これらが、データからわかる現在のビットコインを取り巻く状況である。

一般的に、相場が火を吹くのは新規参入者、つまり一般人が参入してきたときだ。既に、マーケットが温まっているビットコインに一般人が参入してきた場合、もしかしたら再び2017年末のバブル時の価格水準を見られる日が来るかもしれない。

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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