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【取引所】MEXCの利用者メリットと登録方法

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暗号資産業界では様々な取引所が登場していますが、いずれも差別化に苦しんでいます。MEXCは、他に見られないサービスを展開し、攻めの姿勢を維持しつつあります。今回の記事では、MEXCの差別化された点を中心にご紹介します。

MEXCの概要

MEXCは、2018年に設立されたシンガポールを拠点とする暗号資産取引所で、コミュニティからは「抹茶(Matcha)」の愛称で親しまれています。設立以来、スイス、カナダ、オーストラリア、米国を含む5か国で引き続きコンプライアンスライセンスを申請しています。世界でもトップクラスの流動性と利用者数を誇ります。

MEXCの特筆すべきは、流動性の高さと投資商品や取引銘柄の多さにあります。トレンドに沿った暗号資産の現物はだいたいが上場され、AstarやJasmyのような日本人が好きな銘柄も上場させる傾向にあります。また、MEXCはデリバティブの種類も非常に充実しています。そのため、いち早く新しいものを追っていきたいユーザーにとって、MEXCは向いている取引所と言えます。また、資産を預けたままで運用できるサービスが多く、頻繁に売買しない人にとっても運用の選択肢が多数提供されています。

MEXCの特徴

現物・デリバティブともにトレード銘柄が多い

MXCの現物取引画面

MEXCの現物取引画面

MEXCでは、取引できる暗号資産の現物銘柄の数が非常に多くなっています。2022年10月3日現在、取引所ランキング情報を提供しているCoinGeckoによると、現物の取り扱い銘柄数は1,584にのぼります。これは、中央集権型の取引所としては2番目の多さになります。そのため、市場で話題になった銘柄は、基本的に網羅されており、取引銘柄の少なさに困ることはまずありません。

また、MEXCは現物だけではなく、デリバティブも充実しています。以下は、レバレッジがかけられる商品になり、現物の価格下落時でも利益をあげられるものになっています。自身の資金やスキル、リスク許容量などにより、使い分けることができます。

  • 信用取引:預けた担保の評価額の2から10倍までの資金量で取引ができる。
  • レバレッジETF:現物値動きの数倍(3倍または5倍)に値動きが調整されたETF。
  • 無期限先物:引き渡し期日が決められていない先物取引。最大150倍。
  • インデックスETF:特定の分野(GrayscaleやDeFiなど)のインデックス取引。

特に信用取引では、草コインも信用取引に対応しています。これらはギャンブル性が高くなるものの、予測がハマると大きな利益を得られる可能性があります。また、無期限先物でも$SHIBのような投機性が高いコインの先物が含まれています。

そのまま放置していても資産が増える投資商品が多い

MXCのMX DeFi画面

MEXCのMX DeFi画面

基本的に、多くの取引所ではトレードをして利益を出さなければ資産は増えていきません。これは短期トレードが苦手な人や、頻繁に売買したくない人にとっては、資産を増やす機会が得られないということを意味します。一方で、MEXCではそのまま放置していても資産が増える投資商品が充実しています。

MEXCでは、この手の投資商品として以下の4種類を提供しています。

MX DeFi

MEXC上で特定の暗号資産をロックすると、MEXCが厳選したDeFiのイールドファーミングにそのまま参加することができるようになります。通常、自力でDeFiのイールドファーミングに参加するには、DeFiサービスが対応している特定のチェーンの形式に資産を変換してMetaMaskなどのウォレットに送る必要があります。MX DeFiでは、このような手間をかけることなく、イールドファーミングに参加することができます。

MXステーキング

PoS (Proof of Stake) に対応したチェーンの暗号資産やDeFiの流動性プールの対応銘柄を中心に、資産をロックすることで、新たな利息を受け取ることができるようになります。「固定」では高めの利息と引き換えに期間満了までロックした資産を引き出せなくなります。一方で「フレキシブル」は利息が低いものの、いつでもロックした資産を引き出すことができます。

スロットオークション

Polkadot及びKusamaのパラチェーンオークションに、Polkadot{.js}を利用しなくても参加できるようになります。$DOTや$KSMをプロジェクトに投票することで、その見返りとして投票先プロジェクトが新規に発行したトークンを獲得することができます。ただし、$DOTは672日、$KSMは336日のロックがかかるため、それまでの取引所のカウンターパーティリスクを引き受けることになります。

ETH2.0ステーキング

32 ETHを持たなくてもEthereum 2.0へのステーキングに参加することができます。MEXCでは、$ETHをステーキングすると、債権トークンとして$BETHを獲得することができます。

トークンセールの勝率が高い

MEXCは、トークンセールのプラットフォームとしてM-DayとSpace Mの2種類を用意しています。M-Dayは話題のプロジェクトのトークンを割引で買えるプラットフォームで、Space MはIEOのためのプラットフォームです。

以下は、2021年4月に行われたトークンセールを一覧にしたものです。ご覧のように、セール価格と上場初日の終値を比較すると、高い勝率を誇っていることがわかります。

プラット
フォーム
セール
実施日
プロジェクト名
(シンボル)
セール価格
(USDT)
上場初日の終値
(USDT)
上昇倍率
(倍)
M-Day 4/28 Bandot (BDT) 0.020 0.03204 1.60
M-Day 4/28 BlackHole Protocol (BLACK) 0.050 0.33064 6.61
M-Day 4/26 Ares Protocol (ARES) 0.030 0.12303 4.10
M-Day 4/21 Busy DAO (BUSY) 0.060 0.18007 3.00
M-Day 4/16 Kianite (KIAN) 0.110 0.20150 1.83
Space M 4/15 Franklin (FLY) 0.024 N/A N/A
M-Day 4/14 GMEE (GMEE) 0.400 0.60080 1.50

何れのトークンセールにも参加資格が存在しており、誰もが参加できるわけではありません。参加資格は、過去の取引高や保有しているUSDTの額などから決定され、さらに保有しているMXトークン(MEXCの取引所トークンのこと)の数量に応じて、追加購入資格が与えられます。

タダで上場トークンを貰えるイベントがある

MEXCでは、Kickstarterというイベントを随時開催しています。このイベントは、プロジェクトをMEXCに上場させるためのユーザー投票で、投票には自分のMXトークンを使用します。投票に使用したUSDTは投票後に返却され、プロジェクトが上場決定した場合にトークンがエアドロップされます。

KYCなしで利用できる

昨今、犯罪やマネーロンダリング対策のために本人確認プロセス(KYC)はもはや当たり前のものになっています。一方で、KYCでは身分証のコピーを提出することから、万が一個人情報が流出した場合に様々な被害を被る場合があります。とりわけ、暗号資産のサービスでは、お金が直に絡む分、悪質な詐欺に発展する傾向にあります。

MEXC、KYCを任意に設定しています。KYCを行わない場合の出金制限は1日あたり20BTCとなっており、一般ユーザーにとっては十分すぎる額に設定されています。最近の上位取引所は少額出金でもKYCを必須にする傾向にあるため、MEXCにより上位取引所を使いつつ、プライバシーを重視したいニーズを満たすことができます。ただし、KYCをしないことで先物取引ができないなど、一部制限があります。

取引所トークン「MX」

MEXCでは、取引所トークンとしてMXトークンを発行しています。

MXトークンの保有特典

MXトークンの保有者には以下の特典があります。

  • 現物取引における20%の手数料割引
  • MXトークン保有者は、Assesment(評価)ゾーンにあるトークンの上場に投票できる権利
  • トークンセールにおける追加購入資格の獲得
  • MX DeFiイールドファーミングへの参加
  • Kickstarterの参加権利
  • トークンのトークンの買い戻し&バーン

MXトークン 2.0

これまで、MXトークンは、MEXC取引所によるトークンの買い戻し&バーンのために利益(現物及びETF)の100%が割り当てられてきました。買い戻し&バーンは循環供給が合計100,000,000 MXになるまで継続され、2021年11月3日にこれが達成されました。それに際し、MEXCではMXトークン2.0を発表しました。

MXトークン2.0では、もともとチーム向けに割り当てられつつも未リリースだった450,000,000 MXの割当てが新たになりました。そして、追加で市場にMXトークンがリリースされた場合、循環供給の合計100,000,000 MXが維持されるように、四半期ごとにMEXCプラットフォーム利益の40%を使ってバイバック&バーンが行われることが発表されました。

MEXCの登録方法

本手順は、手順はスマートフォンを使った場合になります。入力項目は、PC画面でも一緒になります。

1. MEXCのページにアクセスし、以下の赤枠で囲まれた部分を入力して「次へ」をタップします。

  • 口座番号を入力:メールアドレスを入力します。
  • メール認証コードを入力:上記のメールアドレスを入力後「クリックして…」をタップし、届いたメールに記載されている6桁の認証コードを入力します。
  • わたしはこれを・・・:チェックを入れます。

2. 両方に同一のパスワードを入力して「登録」をタップします。

MXCの登録手順1-2

3. ログイン画面が表示されます。手順1-2で入力したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」をタップします。

4. 「クリックして…」をタップし、届いたメールに記載されている6桁の認証コードを入力します。

5. ログイン後のダッシュボードが表示されます。その後「私の」→「セキュリティセンター」で2段階認証などを設定します。

MXCの登録手順3-5

MEXCに関する情報

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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