投資家に質の良い機会の提供を行うProcyonは、プライバシー志向のブロックチェーン「Aleo」のファーストバッチ マイニングを募集を開始しました。ファーストバッチ マイニングは、最もマイニング効率が高く、そのチェーンにおいて一度きりの機会となります。
ファーストバッチ マイニングとは
ファーストバッチマイニングとは、メインネットのローンチ時におけるマイニングを指します。メインネットローンチは一度きりであることから、ファーストバッチマイニングの募集は一度きりとなります。
マイニングは、その仕組み上メインネットのローンチから時間が経過するにつれて、採掘量が減少していきます。また、多くのマイナーが参入するにつれて、マイナーあたりが得られる報酬が減っていきます。例えば、Filecoin(ファイルコイン)は、メインネットローンチ時は、ストレージ1TiBで1日あたり0.21FILが採掘できたのに対し、1年後は0.03FILに減少しました。
ファーストバッチマイニングは、マイニングが開始された最も初期の状態からマイニングに参入することで、採掘量のパフォーマンスを最大限にすることができます。
ファーストバッチを検討する上で、まずは対象としているプロジェクトについて理解することをお勧めします。
Aleoについて
Aleoのプロジェクト概要
Aleo (エイリオ)は、Webアプリケーションにおいて完全なプライバシーを実現するためのプラットフォームです。既存のプライバシー志向のブロックチェーンと異なり、AleoはWebサービスに注力しています。メインネットのローンチは、2023年7月に予定されています。
Aleoの背景は、インターネット上で扱われる個人情報が、人々やサービス事業者にとってリスクになっていることに由来します。インターネットが普及した現在、私たちは当たり前のようにWebサービスを利用し、個人情報と引き換えにWebサービスを無料で利用できるようになりました。
このような状況は、人々のプライバシーが存在しないも同然にします。本来プライバシーは人それぞれのものでありながらも、個人情報を提供しなければサービスを利用することができないことがほとんどだからです。利用者は、たとえ個人情報の取扱方針に不服だったとしても、サービスを使うためにはその方針に従わざるをえないため、人々が自分のプライバシーを制御できることは事実上不可能です。
これは、Webサービス事業者にもリスクをもたらします。事業者は、不適切なデータ保管や取り扱いによって、自分たちのビジネスを危険にさらすリスクが大きくなります。万が一個人情報が流出すると、多額の補償を迫られ、信用を失うことにつながります。そして、そのようなことを防ぐために、多額の費用を支払わなければなりません。
Aleoは、そのようなインターネットの世界において、プライバシーを守りながら安全に利用することができるWebサービスの構築を可能にします。ゼロ知識証明*1を利用することにより、データの表示方法と使用方法を変え、Webサービスに個人情報を保存しなくてもサービスを享受できるようになります。これにより、個人情報の管理は個人に委ねられ、情報流出のリスクが格段に減ることにつながります。
Aleoのプラットフォームは、Layer1のブロックチェーンとオフチェーンのsnarkVMで構成されています。Ethereumのようなブロックチェーンとは異なり、AleoのトランザクションはオフチェーンのsnarkVMで処理され、ネットワークノードに検証されます(トランザクションの実行はしない)。このような仕組みにより、Webサービスの利用者は不用意にインターネット上に情報を保管しなくて済むようになります。また、プラットフォームが大量のトランザクションを処理することができるようになります。そして、開発者はAleoのために開発されたRustベースのプログラミング言語のLeoを使用することにより、現在の法律に準拠しながら、現在集中型サーバーを必要とする複雑なタスクを解決できるアプリケーションを作成できるようになります。
Aleoの資金調達とVC
Aleoは、著名なベンチャーキャピタル(VC)から将来性を大きく期待されており、シリーズBの資金調達ラウンドで2億ドルを資金調達しました。この資金調達は、プライバシーに注力したブロックチェーンとしては過去最大の資金調達となっています。
Aleoの投資家には、ソフトバンクのビジョンファンドや、Coibnase、Polychain CapitalやAndreesen Horowitz (a16z)など、業界トップクラスの機関投資家が名を連ねています。
Aleoのマイニング
Aleoでは、トークンをネットワーク手数料として利用するようになっています。メインネットのローンチ時には10億トークンが発行され、初期支援者、Aleoチーム、コミュニティ、助成金に割り当てられます。
その後は、PoSW (Proof-of-Succinct Work)を用いて、snarkVMでゼロ知識証明の計算をしたノードに対してブロック報酬としてAleoトークンが付与されるようになっています。トークンの発行には半減期があり、メインネットのローンチから10年後には発行数量が頭打ちになります。データからわかるのは、トークンが欲しい場合は最初の3年間でできるだけ多くマイニングしておく必要があるということです。
Aleoのトークン配布データ:
- 初期発行:10億トークン
- マイニングによる発行:※1ブロック時間は約20秒
- 1 ー 3年:100トークン/ブロック
- 4 ー 6年:50トークン/ブロック
- 7 ー 9年:25トークン/ブロック
- 10年以降:12.5トークン/ブロック
- トークンの用途:
- マイナーへのブロック報酬
- Aleoネットワークにおける手数料
- プルーバーへの支払い
Aleoのファーストバッチ マイニング
ファーストバッチマイニングでは、初期のマイナーは、マイニングが生じるプロジェクトにおいて後に開始するのに比べて、最も多くの報酬を得ることができます。また、データセンターを米国テキサス州に設け、中国における規制のようなリスクを回避します。
しかし、プロジェクトの決定や市場の影響により、採掘者はメインネットの立ち上げまでに予想以上に長く待つ必要があるかもしれません。例えば、スタート時や強気市場の時にプロジェクトを立ち上げるなどです。今のところ、Aleoは2023年7月を目標としています。
価格シミュレーション
Procyonでは、ネットワーク全体に対してマイニング1口あたりのハッシュパワーの専有割合をもとにROIを予測しています。予測は、資金調達額の規模からFilecoinをベンチマークにし、楽観的・普通・悲観的に捉えたシナリオを用意しています。ただし、類似プロジェクトの過去データを使った予測になるため、あくまでも参考値となります。
1口当たりのハッシュパワー割合 | マイニング済みトークンによる潜在的案時価総額 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
楽観:63.00億ドル | 普通:47.25億ドル | 悲観:31.50億ドル | ||||
価格 | ROI | 価格 | ROI | 価格 | ROI | |
0.00010% | $5,040 | 530.79% | $3,780 | 373.09% | $2,520 | 215.39% |
0.00008% | $4,032 | 404.63% | $3,024 | 278.47% | $2,016 | 152.32% |
0.00006% | $3,024 | 278.47% | $2,268 | 183.85% | $1,512 | 89.24% |
0.00004% | $2,016 | 152.32% | $1,512 | 89.24% | $1,008 | 26.16% |
免責事項:上記のROIの数値は推定値であり、保証するものではありませんのでご注意ください。
申込み方法
Aleoのファーストバッチマイニングでは、1年契約を1口799USDとして、ERC20 USDTかTRC20 USDTで支払うことができます。
1. Procyonのページにアクセスし、表示内容に従って情報を入力してユーザー登録します。
2. ログインした状態でAleoマイニングのページを開き、数量と支払い方法を選んで「購入」をクリックします。
3. その後表示される「送金の取引手数料に関する警告」をよく読み、「同意する」をクリックします。
4. 支払い制限時間までに、画面に表示されているアドレスに支払金額を送金します。