暗号資産業界では取引所は大きく2種類に分かれています。現物取引所は、ウォレットに送金可能な$BTCや$ETHを売買する方法です。一方で、デリバティブ取引所は、主に$BTCや$ETHの無期限先物を取り扱っています。後者に特化したBTCCは、専門性を活かしたサービス展開を行っています。
BTCCの概要
BTCCは、イギリスのロンドンに本部を置くデリバティブに特化した暗号資産取引所です。現在も継続して運営している暗号資産取引所としては最も歴史が長く、2011年6月に設立されました。BTCCはライセンスとして、米国やカナダのMSB、そしてリトアニアによるヨーロッパのライセンスを保有しています。
設立以来、BTCCは暗号資産取引を誰もが簡単にできることを目指してきました。デリバティブ専業としての強みを活かし、差別化が難しいデリバティブ取引所分野において、暗号資産の無期限先物はもちろんのこと、デイトレーダー向けの、取引コスト面で有利な限日先物を提供しています。加えて、他の取引所にはないコモディティや株式先物を取り揃え、多様なユーザーのニーズに応えています。また、流動性が非常に高く、大口トレーダーの注文でさえもほぼスリッページなしで約定させることができます。
そして、BTCCの特筆すべきは業界最高水準のセキュリティです。暗号資産取引所として最も長い期間を運営しているにも関わらず、設立以来一度もハッキングによる流出事故を起こしたことがありません。また、入出金の体験を重視しており、日本円による入金を行うことができます。
BTCCの特徴
先物の種類が多い
BTCCでは、豊富な種類の先物が取り揃えられています。2023年2月時点、合計で116の取引ペアが揃えられており、暗号資産以外の先物も用意されています。
暗号資産の先物
暗号資産の先物は、USDT先物とインバース先物になります。USDT先物は$USDTを証拠金として使う先物取引で、インバース先物は$BTC, $ETH, $XRPを証拠金として使用します。後者は、証拠金が値上がりすればより大きなポジションを張れるので強気相場でのリターンが大きくなる分、逆もしかりでハイリスク・ハイリターンになります。そのため、BTCCのメインはUSDT先物になります。
BTCCにおける暗号資産の先物は、原則的に決済期限がない無期限先物ですが、特に流動性が大きい$BTCと$ETHに限って限日先物が提供されています。これは毎日朝5時の決済期限となる先物で、期限までに決済をしないと強制決済されるという従来からの先物に近いものになっています。決済期限が短い分デイトレード向けで、無期限先物より高い150倍のレバレッジに対応している他、資金調達率がかからないためコスト的に有利なものになります。また、無期限先物とオーダーブックを共有しているため大きな流動性のもとトレードすることができます。
BTCCでは、流動性が高い銘柄のみ提供し、低い流動性から発生する損失を最大限避けられるようにしています。また、DeFiやGameFiといったジャンルごとにカテゴリーが分かれているため、それぞれのカテゴリーごとにやってくるトレンドに追従しやすくなっています。
トークン化されたコモディティの先物
トークン化されたコモディティの先物では、金と銀の無期限先物を取引することができます。いずれも、他の資産より値動きが大きいわけではないため、レバレッジは150倍まで対応しています。
トークン化された株式の先物
トークン化された株式の先物では、主に米国企業の株式の無期限先物を取引することができます。これらは既に先物という点で株式とは異なっていますが、暗号資産と同様に整数単位で買わなくて済むため、自分の資金量に合わせた投資を行うことができます。
2023年2月時点では、取引できる銘柄は以下の9種類になります。
- Apple($AAPL)
- Amazon($AMZN)
- Alphabet($GOOGL) ※Googleの親会社
- Coca-Cola($KO)
- Meta($META)
- Microsoft($MSFT)
- Netflix($NFLX)
- Tesla($TSLA)
- TSMC($TSM)
ほぼスリッページなしの約定が可能
BTCCでは、他社と比べても高い流動性を誇っています。例えば、BTC/USDT無期限先物のオーダーブックでは、現在価格に最も近い価格帯の売買注文の数量は 90から250 BTC 程度になります。これは日本円で3億から8.2億円程度の注文を吸収できる厚さになるため、大半のトレーダーにとってはスリッページなしで約定させることができます。
BTCCの登録方法
1. BTCCのページにアクセスし、「メールアドレス」と「パスワード」を入力して「次へ」をタップします。
2. 画面の指示に従って、ボットではないことの証明のCAPTCHAのタスクをこなします。
3. メールアドレスに4桁の数字が書いたメールが届くので、メールに書かれている内容を入力します。
4. 住んでいる国を選択して「次へ」をタップします。
5. この場で本人認証をすることができますが、スキップすることができます。
6. 必要に応じて入金をします。
BTCCに関する情報
- BTCC Webページ
- BTCC Twitter (英語)
- BTCC Twitter (日本語)
- BTCC WhatsApp グループ (英語)
- BTCC LINE オフィシャルアカウント (日本語)
- BTCC Instagram (日本語)
- BTCC Facebok (日本語)