様々なデジタル資産をクロスチェーンするソリューションのWanchainは、その性格からしばしば↓のようにリップル(XRP)と比較されることがあります。
Blue oceans are everywhere I look!
I’ll be speaking in Denver tomorrow about Wanchain, the #KWDEX, and how the explosion of digital assets are creating blue ocean opportunities.
Thu Feb 22
630‐900 PM
World Wide Technology, Inc.
2300 15th St #100Meetup: https://t.co/4SepAe0pMK pic.twitter.com/SOSDWHxL1V
? Dustin_Byington (@Dustin_Byington) 2018年2月21日
そして、Wanchainは著名ICO投資家であるIan Balina氏の一押し案件として知られています。
ICOが終了してから半年以上が経過して、未だに上場していないWanchainですが、今はどうなっているか現況を追ってみました。
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そもそもWanchainって何?
Wanchainは、「金融を再構築する」をテーマにしている閉鎖型クロスチェーンのスマートコントラクトを採用したプラットフォームになります。金融の世界においては、ある程度の閉鎖性が求められておりRipple(XRP)も閉鎖型に該当します。
Ripple(XRP)は銀行間のブリッジ通貨として使われる立ち位置に対し、Wanchainは仮想通貨をはじめとしたデジタル資産間のブリッジ通貨として機能します。つまりは、Wanchainそれ自身が決済手段として機能するのではなく、異なる通貨のブロックチェーンの結びます。
例えば、従来ではXRPをLTCにしたい場合は、基本的に基軸通貨となるBTCを挟んで取引する必要がありました。XRPを売却してBTCにし、そのBTCでLTCを購入するという手順になります。Wanchainを導入することで、XRPを売却するのと同時に直接LTCを購入するということが可能となります。
リップル(XRP)との違い
Wanchainは、その特性からリップルと比較されることがあります。その違いを示したのが次のものになります。画像はWanchainの公式資料になります。
Rippleが既存の市場に入り込むためレッドオーシャンなプロダクトに対して、Wanchainは新たな需要を創出するブルーオーシャンだとして、その優位性を謳っています。
Ripple (レッドオーシャン) | Wanchain (ブルーオーシャン) | |
競争の場所 | 既存の市場の中で競争する | 独自の競争のない市場を創造する |
優位性の継続 | 常にライバルのパフォーマンスを上回る必要がある | 競争から解放される |
差別化と制約 | ルールによる制約 – 差別化または低コスト | 差別化と低コスト (価値のイノベーション) |
需要の有無 | 既存の需要を利用する | 新しい需要を創造して獲得する |
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Wanchainトークン(WAN)はどこに上場するのか?
2018年3月16日現在、Wanchainトークン(WAN)が上場される取引所は公開されていません。
プロジェクトは進んでいるのか?
Wanchainは、直近ではミートアップイベントを積極的にやっている最中で、大きなリリースはあまり出していません。対外的に公開しているリリスは、直近分で以下の通りとなります。
- 2018年1月18日:Wanchain 1.0 稼働
- 2018年1月29日:Wanchainトークンの引き換え開始
- 2018年2月13日:WanchainがKyberNetworkと戦略的パートナーシップ契約を締結
2018年1月29日:Wanchainトークンの引き換え開始
ニュース:Wanchain ERC20 Tokens to Wanchain Mainnet Wancoins (“WAN”) Swap
WanchainのICOは2017年10月4日に終了しましたが、この際に配布されたWanchainのトークン(WAN)は、ERC20トークンとして配布されていました。これは、Wanchainのメインネットがまだ稼働していないため、ERC20トークンで配布していたという背景があります。
Wanchainのメインネットが1月18日に稼働を開始したため、Wanchainでは、WanchainのERC20トークンをWanchainのメインネットトークンに引き換える対応を開始しました。
2018年2月13日:WanchainがKyberNetworkと戦略的パートナーシップ契約を締結
We are pleased to announce a partnership with Kyber Network. #kybernetwork
To read more about our partnership please read the following article: https://t.co/Ujlg1sdBsk#wanchain #wancoin #crypto #cryptocurrency #blockchain #ethereum #eth #bitcoin #btc #rebuildingFinance pic.twitter.com/qmwgwQMVsp? wanchain (@wanchain_org) 2018年2月13日
ニュース:Wanchain Announces Strategic Partnership with KyberNetwork (Business Wire)
Wanchainが分散型取引所であるKyberNetworkと戦略的パートナーシップ契約を締結しました。
KyberNetworkは、現在Ethereumプラットフォームのトークンのみを扱っていますが、Wanchainのクロスチェーン技術によりBitcoin、Litecoin、Moneroのような異なるプラットフォームのトークンとの取引ができるようになります。
2018年秋にWanchain 2.0がリリースされる前に、取引所のビルドが開始される予定になっています。
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日本でWanchain創業者の公演が聴けるイベントが開催
2018年4月4-5日に開催されるBeyond Blocks Summit Tokyoが開催され、著名なブロックチェーンのプロジェクトの代表による講演会が行われます。その中で、Wanchainの創業者Jack Lu氏の講演も行われます。本イベントで直にプロジェクトの状況を聴くチャンスがあります。
Wanchainの創業者、Jack Lu氏をパネルスピーカーとして迎える事になりました!
Jack Lu氏は2014年にFactomを共同創業し、彼はブロックチェーンの企業家であり技術面でも専門家として有名です。#blockchain #japan #bbtokyosummit2018 pic.twitter.com/siBkbtyph2
? Beyond Blocks (@beyondblocks_) 2018年3月14日
当サイトによるWanchainに関する過去の記事
Wanchainに関する情報
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