2018年6月29日に開催された「BLOCK CO+ TOKYO CONFERENCE 2018」の様子をお送りします。
筆者の時間の関係で、講演イベントまで見られなかったため各ブースの様子のみになりますがご容赦ください。
各ブースの様子
CUBE CHAIN
2018年5月27日に、東京の市ヶ谷で開催された「NEXT INNOVATION Blockchain4.0 Conference 1st」でミートアップを行ったCUBE CHAINが今回のカンファレンスにも出展していました。
CUBE CHAINは、第4世代のブロックチェーンを謳っているプラットフォームです。24個のデータブロックを1単位とし、さらにそこに機能性を持たせた特殊ブロックを3個付加して、3次元上のデータ構造を構成します。これにより、機能性に優れたチェーンを実現します。
さらに、CUBE CHAINでは企業内などで活用するプライベートチェーンに応用可能な造りになっています。プライベートチェーンでは、さらに2つの特殊ブロックを付加することができ、より多機能なチェーンを構築することができます。

CUBE CHAIN
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GXChain
GXChainは、主に信用情報を扱うパブリックブロックチェーンです。
ユーザは、自分がどの情報を企業に売っても良いかを決めることができます。この仕組みにより、信用情報のブローカーが不要になり、真正度が高い情報が企業に提供されるようになります。
個人情報はサイドチェーンに記録されるようにし、メインのチェーンには直接出さないようになっています。
GXChainでは既に銀聯カードやチャイナモバイルといった、超大手企業との取引実績を持っています。

GXChain
GXChainプラットフォームを利用したアプリのBlockCItyでは、遊び感覚でトークンのエアドロップをすることができます。BlockCItyでは、マイニングプールでマイニングされたトークンがプレゼントされます。
中国という巨大市場でビジネスをやっているだけあり、既に172万ダウンロードされています。

GXChainのDApps「BlockCIty」
OSA Decentraized
7月26-27日に開催された「JAPAN BLOCKCHAIN CONFERENCE 2018 TOKYO」でも出展していたOSA Decentraized(以下、OSA DC)が今回のカンファレンスでも出展していました。
OSA DCは、これまで小売業が抱えていた商品の流通の問題をブロックチェーンを使って解決します。
小売ではこれまで当事者(生産者、小売業者、消費者)が分断されていました。そのため在庫追跡や消費者の信頼性、商品廃棄などの問題が生じていました。
OSA DCを使うことにより、これらのサプライチェーンが1つにつながり、従来の小売における非効率性を緩和させることができます。

OSA DC
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Infinito Wallet
Infinio Walletは、モバイルウォレットにおいては世界初のユニバーサルウォレットです。
Infinio Walletでは、主に以下の仮想通貨/トークンに対応します。
- Ethereumプラットフォーム (ETH, ERC-20)
- NEOプラットフォーム (NEO, GAS, NEP-5)
- EOS (EOS)
- Bitcoin (BTC)
- Bitcoin Cash (BCH)
- Litecoin (LTC)
- DASH (DASH)
- Dogecoin (DOGE) など
これだけ対応していると、ICOで得たトークンの保管には事欠きません。
また、ウォレットの秘密鍵は端末上に保管されるため、Infinito Walletの運営側に資金を不正利用されるということはありません。
取引所にトークンを保管するよりはセキュリティを高く保つことができます。

InfinitoWallet
SEN PROJECT
SEN PROJECTは、ベトナムのベンチャー企業であるTRUONG THANH JAPAN(TTJ)が進めているプロジェクトです。TTJは、企業名にJAPANとついているものの、ベトナムのハノイとホーチミンを拠点にしています。
SEN PROJECTで扱うSEN TOKEN(シンボル:SNC)は、リップルの技術を基に開発されたStellarをベースにしたトークンになります。Stellarがベースになるトークンは、極めて珍しいです。
SEN TOKENは「ベトナム全国共有ポイントサービス”SEN POINT”」「仮想通貨取引所”SEN TRADE”(仮)」で使うことを想定しています。
写真の真ん中にいるのがプロジェクトの代表です。

SEN PROJECT
SmartUp
SmartUpは、ブロックチェーン関連のスタートアップ支援を行う会社です。
その支援範囲は、ブロックチェーン関連に関すること全てになります。
ブロックチェーンを使うシステムのコンサルティングから開発、さらにはICOをしてトークンを生成して上場するまでをワンストップで支援します。

SmartUp
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MJC
MJCは、仮想通貨の決済プラットフォームを提供する会社です。
MJCでは決済モジュール及びプラットフォーム開発を行い、仮想通貨決済に特化したMJCバーチャルモールを提供します。最終的には、MJCバンクを設立し、ファクタリングサービスや経営支援サービスの提供を目指します。
仮想通貨決済に特化したバーチャルモールは既にあるようでありませんでした。MJCの代表取締役である中山氏(写真の方)曰く、「誰でも思いつきそうなアイデアだけれども、仮想通貨のバーチャルモール故の困難な点がいくつもあるのです。」とのことです。
現在パートナー企業が3社あり、その中の1社はBEST BUY WORLDという「アジアのコスメサイトと言えばココ」と言われる程の知名度が高い企業になります。

MJC
CoinGate
CoinGateでは、ハードウェアウォレットのCoolWalletSの展示と現地販売を行っていました。
CoolWalletSでは、以下の仮想通貨/トークンに対応します。
- Bitcoin (BTC)
- Ethereumプラットフォーム (ETH, ERC-20)
- Litecoin (LTC)
- Ripple (XRP)
- Bitcoin Cash (BCH)
CoolWalletSでは、クレジットカードの中に電子ペーパーが内蔵されています。
スマートフォンの専用アプリの「CoolBitX Crypto」と連携させると、電子ペーパーが起動し残高を表示できるようになります。あとは、決済をするだけです。

CoinGate

CoolWalletS
COIN OTAKU
COIN OTAKUは、仮想通貨やブロックチェーンに関する大手メディアです。
COIN OTAKUでは自社のメディア力を高めるために、LINE情報配信グループへの登録キャンペーンを行っていました。
5月30日の0時にCOIN OTAKU独占のICO情報を配信するとのことです。「0時まで待てないので教えてください」と頼みましたが、教えてもらえませんでした。

COIN OTAKU
仮想通貨サテライト
仮想通貨サテライトは、仮想通貨に特化した情報メディアです。
初心者向け記事からニュース、ブロックチェーンプロジェクトを行っている人たちへのインタビューを掲載しています。

仮想通貨サテライト
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その他会場の様子
BLOCK CO+ Tokyo 2018は、お台場のヒルトンホテルで開かれました。会場は落ち着いた照明で若干暗めでした。
6月26-27日に東京有楽町で開催されたカンファレスとは異なり、ブロックチェーンプロジェクトの展示は少なめで、その周辺サービスの出展が充実していた印象でした。
入口は、うまく来場者が流れるような作りになっていました。
奥は関係者の待ち合わせの場所となっており、私も他の方のご紹介を受けたりと、新たな出会いの機会をいただくことができました。
今回の記事は各ブースだけの出展紹介にとどまりましたが、いかがでしたでしょうか。
直近で開催されるTokenSky TOKYO 2018もレポート予定ですので、どうぞお楽しみに!
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