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JAPAN BLOCKCHAIN CONFERENCE 2018 TOKYO レポート 2日目

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2018年6月26日から27日まで行われた「JAPAN BLOCKCHAIN CONFERENCE 2018 TOKYO」の2日目の様子をお送りします。

1日目の様子は「JAPAN BLOCKCHAIN CONFERENCE 2018 TOKYO レポート 1日目」をご覧ください。

スピーチの様子

CTIA

仮想通貨やブロックチェーンに特化した日本のアドバイザリー会社CTIAのスピーチでは、CTIAの業務内容やTGEを実現するためのプロセスについて講演が行われました。

TGEとは、Token Generation Eventの略で、デューデリジェンス(精査)されたブロックチェーンプロジェクトのトークン生成イベントになります。わかりやすく書くと、質の良いICOという意味合いになります。

CTIAでは、プロジェクト内容を単なる仮想通貨に詳しい人が精査するのではなく、バンカーレベルのシビアな判断基準を持つ人間がレビューします。CTIAが関わった最も有名なTGEでは、Centralityというプロジェクトがあります。

まだどこの国でもイニシアティブが取られていないこの分野において、CTIAでは日本の企業と世界の企業をジョイントし、ブロックチェーンを通して世界のハブを作っていこうと活動しています。

JBC2018 CTIA

CTIA

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各ブースの様子

Achain

Achainは、新たなるパブリックブロックチェーンです。

パブリックチェーンの先駆者であるEthereumは、トランザクション速度が遅く手数料も高い為、Achainはその対抗馬という位置づけになります。

Achainでは、これまでのパブリックチェーンの問題点を改善し、コンセンサスメカニズムにRDPoSを採用し、トランザクション速度も1000TPSと高速で、Blockchainをサービス(BaaS)として利用することができる作りになっています。

JBC2018 Achain

Achain

Fancoin

Fancoinは、ファンとスターをつなぐための仮想通貨です。

海外でも、ミュージシャンが食べていけていないのは日本と一緒です。

ファンがFancoinを購入することで、好きなミュージシャンへの投げ銭がができるようになります。

またFancoinでしか買えないチケットを提供したりと、Fancoinが流通する仕組みをこれから展開していくそうです。

「Fancoinのターゲット層の大半は仮想通貨を買えるリテラシーがないのでは?」と質問したところ、そこはFancoinを買いやすくするための仕組みを提供して対応するそうです。

JBC2018 Fancoin

Fancoin

Coalichain

Coalichainは、投票のためのブロックチェーンプラットフォームです。

投票システムには公平性や透明性が求められます。投票結果は第三者に改ざんされてはなりません。

このような要求には、ブロックチェーンが最適です。それを実現するのはCoalichainです。

Coalichainは、今回の出展者の中でもブロックチェーンの王道的な使い方がされているプロジェクトの1つでした。

Coalichain

Coalichain

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MOZO

MOZOは、新しい商取引の機会を獲得するためのプロジェクトです。

MOZOの屋内測位システム(IPS)を使うことによって、顧客が店舗に入場するとトークンをプレゼント、商品を手に取ってきちんと見るとトークンをプレゼント、といった新たな販促手段が実現します。

MOZOはEthereumプラットフォームを使っていますが、独自の技術によりマイクロトランザクションでも低い手数料でできるようになっています。

写真は、CFOのDan Carroll氏と仮想通貨の啓蒙活動を行っているユニット「暗号女子」の阿部里美さんになります。

JBC2018 MOZO

MOZO

Platin

Plationは、ブロックチェーンを用いた位置証明プロトコルです。

ブロックチェーンを使い、その場にいたことの証明を確実に残せるほか、集客のためにその場でエアドロップをするという仕掛けも実現します。

エアドロップがどのようなものになるかは、動画を見るのが手っ取り早いです。動画では、AR空間上に10BTCを配置して、実際にその場に行って10BTCを入手するデモになっています。

OSA Decentraized

OSA Decentraized(以下、OSA DC)は、これまで小売業が抱えていた商品の流通の問題をブロックチェーンを使って解決します。

小売ではこれまで当事者(生産者、小売業者、消費者)が分断されていました。そのため在庫追跡や消費者の信頼性、商品廃棄などの問題が生じていました。

OSA DCを使うことにより、これらのサプライチェーンが1つにつながり、従来の小売における非効率性を緩和させることができます。

JBC2018 OSA

OSA

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CHAINKEY

CHAINKEYは、銀行向けのブロックチェーンソリューションです。

CHAINKEYにより、銀行のデジタル資産を安全に保管できます。また、銀行のウォレットのデジタル資産を顧客口座に分配し、取引履歴の閲覧ができるようになります。さらに、銀行をブロックチェーンや仮想通貨取引所、銀行間ネットワークへの接続を提供します。

JBC2018 CHAINKEY

CHAINKEY

ORBS

ORBSはEthereumの欠点を補完するブロックチェーンです。

Ethereumはトランザクション速度が遅く、しかも手数料が高くなる欠点がありました。そのため、DAppsが使えるものの前述の欠点により決してDAppsが快適に動くプラットフォームではありません。

ORBSでは、Ethereumを活かしつつ安全性や流動性を高め、トランザクション速度を保ち、低い手数料でDAppsのサービス提供ができるようになります。

JBC2018 ORBS

ORBS

zinc

zincは、ORBSのプラットフォームを使ったDAppsです。

zincアプリを使い、ユーザは広告主と共有できるデータを設定することができます。

zincがサポートするアプリで広告が再生されると、ユーザは個人情報を提供した見返りとしてトークンを獲得します。広告主は、従来より正確な個人情報をユーザ同意のもとで入手することができます。

zincプラットフォームでは、広告主にとっては従来より正確な個人情報が得られるため、広告掲載主にとっては高単価の広告収入を得ることができます。

JBC2018 zinc

zinc

coti

cotiは、従来の決済システムにとって代わる目的で作られました。

cotiはDAGベースで高速な即時取引ができます。同じDAGベースのNANOやIOTAよりも遥かに高速で、しかも万が一の返金に対応した仕組みが付いています。

写真の一番左は、cotiの通訳を担当した林氏です。今回通訳として参加したものの、cotiのメンバーから大変好評で、日本メンバーとして迎えられることになったそうです。

JBC2018 coti

coti

XAPS

XAPSは、次世代型クレジットカードを作っているapsのテクノロジーを利用したさらに次世代型のクレジットカードです。

クレジットカードの進歩は、磁気ストライプから内蔵ICまでが一般的に知られているところですが、apsのカードではそれがさらにスマホ認証型になりました。

スマホが半径3m以内にある時のみ、カードの液晶部分が起動し下4桁の番号を確認することができます。さらには、その番号がワンタイムになることで、カードの不正利用を防止することができます。

これは、カードの薄さで電池と液晶、通信モジュールの内蔵ができるようになった現代だからこそ実現できることです。

XAPSでは、さらにこのカードに仮想通貨のコールドウォレットが内蔵されました。もちろんスマートフォンが近くにいないと起動しないようになっています。

JBC2018 XAPS

XAPS

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暗号女子の皆さん

別所で出会ったのがきっかけで、仮想通貨の啓蒙活動を行っているユニット「暗号女子」の方と知り合いになる機会がありました。

今回、知り合い特権を使わせていただき、写真をいくつかいただきました。

暗号女子ではLINEによる情報発信を行っています。この後のお知らせにLINEの登録QRコードがありますので、暗号女子の活動に興味がある方は是非ご登録ください!

JBC2018 暗号女子1

JBC2018 暗号女子2

JBC2018 暗号女子3

 

お知らせ

暗号女子 LINE暗号女子主催の大交流会が、6月30日に六本木で行われます。

参加したい方は、暗号女子のLINEグループに登録の上、以下の参加要領に従い暗号女子にメッセージをお送りください。

人数が大きいイベントなので、最悪当日の参加表明でもOKとのことです。くれぐれも事前参加表明だけはお忘れないようにお願いします。

暗号女子の交流会もまだまだ参加者募集していますので、お時間の合う方はぜひご参加ください☆

☆暗号女子主催☆大交流会
日時:2018/06/30
時間:18:30〜21:00(2時間半)
18:00受付開始
参加費:5,000円

飲み放題?フード付き♪
友達と一緒に参加の方は
(??ω?)???(?ω??)
友達同士500円割引になります☆

場所は六本木です(σ´・ω・)

お申し込み方法は、
・お名前
・電話番号
・メールアドレス

上記をこちらのLINEにご返信いただければと思います。
ご返信いただけましたら、随時予約と場所の詳細を送らせていただきます☆

当日お会いできるのを楽しみにしています^^

所感

2日目に参加してとても印象的だったのが、各ブースの通訳の方々が来場者に説明をしすぎたために、そのプロジェクトに対して非常に詳しくなっている点でした。

1日目では、ブロックチェーンという新しい分野の通訳に苦労している方が多くいましたが、2日目はプロジェクトのメンバーがいなくても通訳だけで詳細レベルの説明しているブースが多くありました。この機会にブロックチェーンに興味を持った通訳の方や、通訳に関わったプロジェクトに、日本メンバーとして迎え入れられた方もいました。

2日間を通して感じたのは、出展をしているプロジェクトもピンキリだったところです。効果的にブロックチェーンを使って社会問題を解決していくもの、ブロックチェーンである必要性が薄いと感じずにはいられないものもありました。

全体的な質の印象としては、イスラエル発祥のプロジェクトのレベルが高かったように感じています。そのため、当ブログではイスラエルのプロジェクトを中心にお伝えしました。

今回は2日分に渡る長いレポートをご覧いただき、ありがとうございました。

今後もブロックチェーンのカンファレンスがあるため、継続してその模様をお伝えしたいと思います。

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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