仮想通貨の世界は未だに何十パーセントの価格上昇など激しい側面もありますが、それは何十パーセントの価格下落もあり得るという裏返しでもあります。
そのような仮想通貨界で、地味ながらも堅めなスリランカ発のICOが登場しました。SLC Coinというプロジェクトになります。
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SLC Coinの概要
SLC Coinは、定期預金を利用したスリランカ発のICOプロジェクトです。集めた資金は、パンアジア銀行の元利金継続型定期預金で運用されます。
元利金継続型定期預金とは、満期時に利息を元金に組入れ、預入時と同じ預入期間で継続するタイプの定期預金です。利息を運用に回せる分、複利効果を最大まで利用することができます。
SLC Coinは、トークンの価値が定期預金に担保されており、利息が付く分、その価格が緩やかに上がっていくとしています。
また、パンアジア銀行のとの連携により、SLC Coinを法定通貨として引き出すことが容易になります。
余談ですが、SLC Coinは2018年10月26日のシンガポールのCrypto Expoに出展しました。
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SLC Coinの特徴
調達した資金をスリランカの定期預金で運用
SLC Coinでは、ICOで調達した資金をスリランカのパンアジア銀行で運用します。スリランカの定期預金の金利は高く、個人向けの預金ですら8.250-8.625%の利回りになります。
資金の運用は10年契約の元利金継続型定期預金がメインになり、年利約10%の利息を受け取り、それを10年間の利率固定で運用します。また、短期国債や政府保証債、政府機関債や国際機関債の運用も行われます。
これだけ見ると条件がよさそうに見えますが、スリランカが小国であるため、国の信用リスクや為替リスクが付きまとう点には注意が必要です。
SLC Coinの価格が定期預金で担保される
SLC Coinは、定期預金額が評価額の担保となります。そのため、法定通貨にペッグする仮想通貨(USDT, TUSD, USDC)のように価格が安定します。
価値の裏付けとなる定期預金は年利約10%の利息が再投資されます。そのため、SLC Coinの価格は複利効果で年+10%ずつ価格が上がっていき、10年で価格が2倍になるとされています。
もちろんですが、SLC Coinは定期預金のように一定期間引き出せなくなるということはありません。定期預金で運用されているのは、ICO時に集められた資金であり、SLC Coinそのものではないからです。定期預金は、SLC Coinの評価額の担保にしか過ぎません。
SLC Coinはパンアジア銀行で管理される
各投資家が保有するSLC Coinは、パンアジア銀行で一括管理されます。パンアジア銀行はもちろん銀行なので、セキュリティが一般企業よりはるかに高くSLC Coinが盗まれるリスクを低くすることができます。
最終的には、パンアジア銀行が投資家に変わって売買注文を執行するカストディサービスが実現される予定です。まずは、SLC Coin社が売買注文を執行する体制になります。
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SLC Coinを法定通貨に両替できる
一般的にICOしたプロジェクトのトークンは、取引所に上場されない限り換金することはできません。
SLC Coinでは、希望者に対してパンアジア銀行の口座開設を行っています。口座開設すると、VISAデビット機能付きのATMカードが発行され、世界中のATMでその地域の法定通貨として引き出すことができるようになります。
SLC Coinが年に2回追加発行される
10年間にわたり、トークンセール販売数の10%にあたるSLC Coinが毎年2回に分けて追加発行されます。そのうちの半分が10,000 SLC以上の保有者に還元されます。
残りの半分は、スリランカの社会問題解決のために直接投資され、主にスリランカ国内のごみ問題の解決のために利用されます。
ICOに参加するには
SLC Coin(シンボル:SLC)は、2018年10月19日から12月18日まで行われます。
SLC Coinの公式サイトにアクセスして「Get Whitelisted」からユーザ登録し、ダッシュボード上からトークンを購入します。
ICOに関する概要は、以下の通りになります。
- ICO期間:2018年10月19日(金)14:00 – 12月18日14:00 ※時間は日本時間に変換
- 購入可能通貨:BTC, ETH
- 売り出し価格:1 SLC = 0.00000 BTC, 0.00003 ETH(+0-30%のボーナス)
- 売り出し数:3,000,000,000 SLC(総発行数の50%)
- ソフトキャップ:設定なし
- ハードキャップ:3,000,000,000 SLC
- 売れ残りトークンの扱い:発行会社に帰属し、再募集等に活用
SLC Coinに関する情報
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